「中学受験」カテゴリーアーカイブ

音楽を仕事にする目標があるなら音楽中学校受験だけやってればいい、なんてことはない!

私の息子は、音楽中学校をしている途中であるが、現在の状況を改めて書いてみたいと思います。

音楽中学校を受験するのに必要な試験は、筆記試験と実技試験である。その試験の状況を箇条書きにしてみよう。

・筆記試験(国語、算数) 2月実施予定
・実技試験        昨年11月にパス
・ソルフェージュ     昨年11月にパス
・音楽面談        昨年11月にパス

上記のように、音楽中学校を受験するにあたって壁となりうる音楽の試験は11月に先行して終わり、後は2月の筆記試験をやれば終わりという状況である。これは、2月の筆記試験は勉強だけに集中できるように中学校側が配慮しての11月先行試験である。もちろん2月に音楽の実技試験等を受験してもいいのであるが、たいていの家庭は、11月に先行して参加している。

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であるからして、

ゆとりを持ったスケジュールで2月の試験に集中できるよね!

って、普通は思うのであるが、音楽を志す人間、受験することだけをやっていればいいわけではないというのが、音楽の道の現実である。

まずは、4月にコンクールが控えているのである。今年は、中学2年生までが参加できるクラスへとグレードを上げ参加したコンクールだったので、予選を通過しなければこうはならなかった。想定外に予選を通過したので、3曲を4月までに仕上げなければいけなくなっている状況である。ただ、そもそもこのコンクールの予選を通過しないようであれば、音楽中学校への入学を許可させない制約を私は設けていたので、受験とコンクールの準備がセットになるのは、音楽をあきらめない限り確定路線であった。

・4月のコンクールの課題曲3曲

さらには、中学校受験をするタイミングは、小学校6年生であり、小学校を卒業をするタイミングなのである。卒業するタイミングとなれば、必然とやってくるのは、卒業に伴う合唱である。そして、それも必然的に依頼がくるのである。

・卒業に伴う合唱曲の練習

というように、一般の中学校の受験生は、国語、算数、社会、理科といった筆記試験に備える裏で、音楽中学校の受験生も、コンクールなどほかのことで忙しくなっているのである。

ちなみに、私は中学校受験はなかったし、ピアノも習ってなかったので、公立の中学校に普通に通ったわけで、小学校6年生の3月からようやく学習塾に行くというような、ものすごくのんきな時代を過ごしていたのであるので、表面は厳しくあたっても、心の奥底では、尊敬するしかない。。。

某音楽中学校のランチメニュー

先日の冬期講習に行っていたときに撮っていた写真を眺めていたら、クリスマスの時のランチが気になっていたので、そのことについて今回は、書いておこうかなと思いました。

音楽中学校のランチの時間に食事をしていると、先生方も普通に食堂を利用していることがわかりました。先生達は忙しいながらも、外で食べたりしているかと勝手な想像をしていたのですが、実際は普通に利用されていました。

この日はクリスマスだったので、特別メニューが用意されていました。

日替わりランチ400円。上はサンプルです。そして、下が実物です。

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味噌汁はなくて、副菜が違うのはご愛敬ですが、ご飯の量は多いので、さすが学生サイズです。

大学生も利用するので、かなりおしゃれなつくりの食堂?ランチルームだと思いました。

私のいた中学校は、普通の給食でしたので、それとは雲泥の差があり、大学生活でももうちょっと古い感じの食堂だったのを思い返すと、中学からこの生活は良すぎます。

私が通うわけではありませんが、うらやましすぎますね。

ピアノ教室からの巣立ち

ピアノ教室に通ったことのある人であれば、かならず訪れているはずであろうピアノ教室を辞めること。このことについて、今回は書こうと思いました。

早い人は2歳、もしくは3歳、普通に早い人は5歳、自分で始めたかった人はそれ以降、いつ始めたとしても、始まりがあるのであれば、終わりがきます。

それは、誰しもが同じであります。

私の子供の場合もこの終わりの瞬間が近づいてくることになりました。

先日、ピアノコンクールでの予選の結果が出ました。

また、音楽中学校への入試を控えていることもありますが、すでに音楽の実技試験はパスしている状態です。

おそらくは、誰もが、だんだんと、その変化と、決断の日が来ることを予想していながら、確定させる時期が来てしまいました。

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しかし、実は今でなくても、小学校2年生の時に、続けるのか、辞めるのかというタイミングがありました。5歳から始めたピアノですが、子供向けの音楽コンクールに出てみないかということで出始めて、毎年結果がステップアップしていたピアノですが、この年、まったくもって結果がでませんでした。

子供に、どうしてなのか尋ねたところ、やりたくない曲だったということでした。やりたくない曲がでてくるようであれば、無理にピアノ教室に通うことなく、自宅で、独りで好きな曲を練習するのもあるよね。と伝えました。

これは、クラシック向きではないのなら、早く辞めたほうがいいのではないかと、考えた親心からでした。

しかし、その時の子供の決断は、辞めないでした。そして翌年からは、結果がステップアップしていきました。

というように、私の子供のケースの場合ではなくとも、中学校受験であったり、高校受験であったりという、タイミングで、ピアノ教室を辞めるというのは、よく聞く話です。

習い事としてピアノを始めた限りは、どこかで区切りをつけてやめるのも、普通のことです。

では、我が家の場合はどうなるのか、実はそこから先がいつなのかはよくわからず来ました。そして、今回の音楽中学校の受験にあたっても、実は、ピアノ教室を辞めることになるかも考えずに進めていたのでした。

そもそも絶対音感はあるものの音楽中学校に受かるレベルのソルフェージュの理解ができているとは思いませんでした。あくまでも中学校受験において、学校を選ぶうえでの一つの候補として、音楽中学校もあるよと子供に紹介していたのが当初だったのです。

ところが、様子が変わったのは、やはり夏期講習の頃だったでしょうか。いや、もっと早かったのかもしれません。

遠くの学校に通うとなると、どんなに偏差値が高く、同じレベルの生徒が切磋琢磨しているとも、時間が不足して、どこかゆとりがなくなって、場合によっては精神的に病んでしまうというのを考慮していましたから、あまり遠くの学校というのは考えていませんでした。

ですので、音楽中学校に受かるのかもしれない?と思えた、夏期講習の参加が大きかったと今は思っています。

そして、そこで出会った大学講師の先生の指導レベルです。

今通っているピアノ教室の先生は、ものすごく頑張ってくれ、応援してくれ、子供と一緒にやっていきたいと思ってくれていて、たいへん感謝しているのですが、先生がそろそろ教えられることがなくなるという状態に来ていました。

一方で大学講師の方は、また基礎から積み上げる必要があると、おなじピアノの指導でありながら、限界の状況と、最初からやり直しの必要性を問われるのとで、大きな違いを感じることになっていたのでした。

という中で、先日のコンクールでした。

今通っているピアノ教室の先生にも、今日終わったら、今後について相談しましょうという話をもらっていました。

あ、そういうことか、という何となく、私たち家族は理解していたのでした。

そして、先日コンクールが終わり、予選通過。よろこびの状況の中、相談を行いました。相談というよりかは、誰もがわかっていたので、私の口から

3月でピアノ教室は卒業になりそうですね

と言ってしまいました。ちょっとデリカシーに欠けていた言葉かもしれません。すかさず先生からは、

卒業でなく、巣立ちです

と強く否定されました(苦笑)、私は気づいていませんでしたが、先生はやはり涙目だったようです。6歳からずっと6年間教わってきた先生との別れになりますから、私自身も、こんな形になるとは予想していませんでしたが、この日、あと3か月で、ピアノ教室を辞めるということが、確定しました。

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誰もわかっていて、否定もしない感じの終わりでした。

嬉しい中での、悲しみ。なんと音楽的なんだろうかと、これを書いている今、思えてきました。

もちろん、誰もが、卒業であったり、辞めるという決断をして、別の道を歩んでいくのが人生です。どんな道、どんなことにも、いつか終わりは訪れる。今回のこの巣立ちは、とてもよい巣立ちだったんだと、私は思うようにしています。

書いていて、ちょっと悲しくなってきてしまいました。

とはいえ、ここから先も、いばらの道です。どこかで辞める決断をいけないかもしれませんし、どんなことが待っているかもわからないのです。

そして、正直なところ、それでも、本当にピアノを職業にするということは、経済的な面でも簡単なことではないので、どこかで子供の意思に沿って、何かしら考えなければいけないことがあるのです。

それでも、今やれることをしっかりやることを理解し、進むことは、人生においてはとても大事なことです。好きなことをとことんやったことは、どんな状況になっても、大きな資産になるだろうと私は思いますので、いまそれが許される状況の子供には、やりたくないとか、つかれたとか言わせることなく、頑張っていってもらう気持ちです。

今回も最後まで、読んでいただきありがとうございました。

どんな形で、子供との歩みが終わるかはわかりませんが、とりあえずはこのブログも続けますので、よろしくお願いします。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

ChigyoPianoは、親子で綴るピアノ学習のブログとなってきました。

昨年も、途中の期間は投稿をストップしていましたが、今年は可能な限り発信していこうと思いますので、お付き合いいただける方はよろしくお願いします。

さて、本日は、ピアノの練習も正月休みということで、子供はまったくやっていません。そんなときがあってもいいかと思いました。昨年は、例年よりも練習をやってきたので、お正月くらいお休みがあってもよいでしょう。

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今日はお正月だったので、年賀はがきと言わず、ラインでの挨拶のやり取りを交わしていたところで、驚くことがありましたので、書いておこうと思います。

なんと、この4月から入学予定の中学校が、子供の最初のピアノの先生の母校でした。これには、かなりビックりしました。先生に久しぶりに挨拶をしたわけですが、先生も驚いていました。

本当に、狭い世界ですね(笑)

今年からは、趣味から勉強としてピアノの学習を始めることになるわけですから、ここからがようやくの入門です。基礎からやり直しだと私は思っています。

偶然の縁も大事にし、楽しく、そして、真剣に学んでいってほしいなぁと親は見守るだけですね。

皆様にとっても、良い一念になりますこと、お祈り申しあげまして、本日のブログはこの辺で失礼いたします。

音楽中学校受験を決断した理由 1/2

このブログで音楽科のある中学校を受験することについて、書くようになった、いや書けるようになったのは、実際には音楽科中学校への入学ができそうだ、という見込みがたってからでした。

それまでは、ずっと悩みながらの受験であったので、今回はそのことについて書いておこうと思います。

自信・確信はなかった

そもそもですが、昨年の今頃までは、音楽中学校に行くということの選択しがそもそもありませんでした。ただ、昨年の音楽コンクールでも、コンクールの予選をダントツ一位で突破していたことから、そこで少し音楽中学校ってどんなものだろうか?と悩み始めたくらいでした。

ただ、ピアノを続けるにしても本格的にやりつつ、音楽に興味を失ったら高校で別の道に行くという分岐の道を選択できるコースがあるのなら、最初で最後のチャンスなのかもしれないというところが、頭にちらつき始め、年明けに子供に何を目指していこうとしているのか、子供自信がどう考えているのか話し合いを持ちました。なぜ、ピアノを続けたいのか、将来についてぼんやりでもやりたいことが見えているのか。

小学校6年生ですから、働くことのイメージが明確ではないのは、自分の経験からもひどいことだとは思ったのですが、それでも、今確認をとるべきかと思いましたので、話し合いを持ったのでした。

その結果、やはり、勉強をやりつつも本格的にピアノをやりたい方向が見えてきたのでした。もちろん私が誘導しないように、ピアノ、音楽の道は、やりたくて頑張っても、道があるようなものではなく、そもそも道すらなく、自分で作るくらいの茨の道であることを伝えたのでした。

普通に勉強して、ニーズのある仕事の方が、経済的な面では絶対に価値があることを伝えもしました。それでも、という意思を確認して歩んだのでした。

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音楽中学校について調べ始める

そういう経緯があり、音楽中学校の説明会にようやく参加したのは、小学校5年生の終わり、1月の受験直前の説明会からでした。その中学校では、音楽科に入学したとしても勉強は普通科の生徒と一緒にやることをがわかりました。一方で、音楽の授業については専門的な指導を受けれるということもわかりました。

このあたりから、入学について、ありかもしれないと思い始めるようになりました。

実力の再確認とソルフェージュを始める

これまで趣味でやってきたピアノですから、今自分がどのポジションにいるかの確認はとても重要です。そのために、まずは有名な全日本学生音楽コンクールを調べましたが、課題曲の内容から参加できないくらいのレベルだということがわかりました。

この時に、やはり音楽中学校受験はやめたほうがいいのではという思いがありました。

趣味でやってきたから遅いのだろうか?そこで、ピティナへの参加を決めます。また、学習塾には通っていなかったので、1年だけならいいかと現在のピアノの先生に受験を前提にソルフェージュの学習をやってもらえないか相談に行きます。確か、春先でした。

この時先生には、1年あれば間に合うかもしれないと言われたと思います。実際には、11月に試験だったので、半年しかなかったのですが。。

ピティナの予選落ち

始めてのピティナでしたが、見事に予選落ちとなりました。この瞬間に、もうやめようかと思いました。正直なところ、無理だなと、私も思いました。しかし、このときに、やりたいと言い出したのは、子供の方でした。

やめたくない、あきらめたくない、そういったのは子供でした。

ただ、まったく棒にもかからないというよりは、ミスの多さ、初めての雰囲気にのまれたという、のはあったと思います。

音楽中学校での体験レッスン

そんな精神状態的にはボロボロの状態ではありましたが、同時期に音楽中学校での体験レッスンを申し込み、行くことが決まりました。特に、大学の講師について指定ができるほどのレベルではないと思っていたので、講師を指定せずに体験で行っただけでした。

思うと、この時は、親子共々本当に手探りだったと思います。何も、わからずまま行ったのを覚えています。

その中で、教えてもらうことになった先生のプロフィールを見るととんでもないものでした。小学校6年生で全日本音楽コンクールで全国の結果を出していた先生であり、あの藝大の首席卒業という肩書を持つ方でした。

始めてご指導いただけたあの日を今も思い出しますが、質問するのも、場違いかと思いながらも将来について聞いてみました。その中で、男の子ですから手が大きいこと、音色に関しては、なかなかできない音色が出ていること、もちろん可能性はあること、リップサービスだったのかもしれませんが、真摯に相談に載ってもらえました。

この先生の人柄を見て、どこか安心したのは覚えています。

夏期講習に参加する

そんな中で、夏期講習というものがあることがわかりました。音楽中学校受験対策としての夏季講習です。値段も一般的な学習塾と同じようなものだったので、音楽受験だからと、ためらわず申し込んだのを覚えています。実技についても申し込み、先生はもちろん無料体験レッスンの先生を指定させていただきました。

そんな感じで、行くのか、行かないのか不明な状況のなか、夏期講習に参加をしました。そこで、まずは、ソルフェージュのクラスの振り分けがありました。

絶対音感はあるが、ソルフェージュをやるようになったのは4月。7月までの3か月で、何か学べていたのか?そんな思いだったので、ソルフェージュの振り分けは、びくびくしながら見ていたのを覚えています。

そして、結果は、上位クラスでの受講。

正直、うれしかったのを覚えています。ソルフェージュの学習はついていけるだけの勉強が進んでいたわけです。

確かに、思い返すと、ピアノのレッスンの中でまったくやっていないことはなく、楽典はやっていたはずです。また、そもそもソナチネ、ソナタの楽譜を見るに、ある程度の理解ができないととてもじゃないけど、弾けません。

絶対音感もあったので、聴音の基礎を学んだことで、短期でもできるようになっていたのでした。

(少し文章が長くなってきましたので、続きは、次回にします)

音楽中学校を受験する生徒について

音楽中学校を受験する生徒に関して私が想像していたのは、コンクールの常連で毎日が音楽漬けの生徒像だった。

しかし実際に受験をしてみると、そうでもなかった。それなりに弾ける子たちであるが、そこまでコンクール熱に侵されている子供たちばかりではない。

確かに、コンクールに出てるにしたって、大学生相手のレベルならともかく、同年代の中で競ったところで、演奏家としては途中の状態なので、コンクール命であっても、そうでなくても、いずれにしても今後も練習をし続けなければいけない。

逆に言うと中途半端な状態で競うなら、その時間を練習に充ててさらなる高みを目指した方がいいということもあるだろう。

その匙加減はなかなか難しいし、良い結果ならやる気になるが、悪い結果なら、やる気がなくなる人もいて当然だろう。そういう意味では、中途半端な出場が一番だめだという考えもありかもしれない。

ただ、入学してからは、実技の結果も数値化された結果が突き付けられるはずで、そういう意味では、入ってからがコンクールよりもきついのかもしれない。

クリスマスも音楽中学校入学に向けた冬期講習に参加です

皆さん、こんにちは!

本日は、クリスマスですね。世間はクリスマスムード漂っているんでしょうか?

私は、とある音楽中学校の食堂でこのブログを書いています。

昨年の今頃というか、数年前まで、音大なんて頭になかったわけですが、なぜか、この場所にいると、先ほど、変な気分に襲われました。といっても、今年はこの場所に10回と言わず訪れていますから、私もさすがに慣れてしまっています。

音楽科のある中学校といえば、東京都内では3校しかなく、今回受験をして初めて知りましたが、人気はそれほどではありません

ピティナ等のコンクールに参加する人達に比べたら、参加者はとても少ない状況です。といっても、実技だけができればいいわけではなく、ソルフェージュによる音感を鍛えなければいけませんから、私の子供も、冬期講習に通っているという状況です。

ただ、この冬期講習に通っている子供たちの中には、すでに音楽試験の免除が確定している子供が含まれています。うちの息子も先日11月の試験を受け免除されており、入試のための音楽講習は特に必要がありませんが、そういう意味ではなく、より高い知識をつけるための基礎固めとして参加しているわけです。

クリスマスも関係なく授業があるのですから、先生達もすごく熱心ですよね。

といっても、本当の音楽家、演奏家になるのだとしたら、こういったイベントのときこそ忙しくなければ、プロではないかもしれませんね。

ということで、クリスマスを感じられることといえば、今日の食堂のランチメニューくらいのようです。400円で、チキンとグラタンだそうです。子供の講習が終わったら、食べる予定です。

こういうクリスマスムードを横目に、演奏の仕事をしていることが演奏家にとっては、将来のステータスなのかもしれないと素人ながら思ってしまいました。

えっと、せっかく学校に訪問しているので本日気づいたことを書いてみようとおもいます。

音楽中学校と音楽高校に向けた、受験生たちがおりますが、以前から感じていた通り、義務教育で学ぶ音楽の授業の内容は、音楽科に入学するようなレベルでないために、ものすごく差が生まれてると感じます。

夏の講習の時に、特に聴音は、小学生6年生の内容も、中学生3年生の内容もそれほど変わらない?といった感覚があったのですが、今日、中学生のクラスの横を通たっときの聴音の問題のレベルは、小学生のものとほぼ一緒でした。私でも、学べそうなくらいです。

やはり、聴音に関しては、年齢問わず、やらなければ磨かれないため、小学生だろうが、中学生だろうが、できる人はできる、そして、できない人はできない。となってしまっているのだろうと思いました。

ただ、経験者の多いピアノや弦楽器でなければ、それほど回りが進んでいるということもないでしょうから、焦らなくてもいいというのはあるらしいです。でも、ピアノ科を目指す人がまわりにいたら、当たり前にこなしてきますから、焦るでしょうね。

相対音感については、磨くには数をやるしかないわけですから、音楽科を目指す方がいるのであれば、早めの対策を!と思ってしまいました。

私はもちろん絶対音感がなく、学生の頃は、絶対音感持ちってすごいなぁと漠然と思っていましたが、実の子供が絶対音感を持っているのをみると、なおさらズルすぎると思ってしまいます。

YouTubeで普通に視聴していた曲について親子での会話をするさいに、今のミーレーは、省略しすぎとか、普通に音階がでてきます。はっきりいって合っているかは、わからないですが、そうなんでしょうね。といった具合です。

中学校入試のための、国語、算数、理科、社会であれば、もっと私も教えることがありますが、音楽は一緒に学ぶ程度です。

今日の講習会については、教室に入れるので、子供の授業を一緒に聞くことができますが、今日は遠慮しました。参加されている熱心な方も当然いましたね。でも、音楽って難しいですよ。一般教育を受けたレベルでは。

来年、この学校に入学することは確定路線なのですが、それでも私としては、どうなのかなぁと漠然とした思いは、今この時点でもあります。ただ、子供はやる気に満ちているので、それを見ていると、信じて応援するしかないなという気持ちで、このブログを綴っています。

たぶん、どの家庭もおなじ気持ちなのだろうとおもいます。ピアノ教室を営む家庭でも、この道で?というのはあるそうです。

さて、長くはなりましたが、参考になるブログになっておりましたら幸いです。読んでいただき、ありがとうございました。

中学受験で音楽の冬期講習

昨日、会社の後輩と話をしていて、子供の冬期講習で大変なんだって話をしていたんですが、そんな会話のなかで、最近の中学は大変なんですねって返されたときに、

いやぁ、大変なのは、音楽の冬期講習だからだよ

って話になってふと思い返したのが、そうだよな、普通中学受験で大変だって言うのは、音楽じゃなくて、勉強の方だよなってことでした。

一般的に受験というのは、入学試験に合格するためにやるものですが、私の中の頭の中にあった音楽の場合は、むしろ将来的に音楽を仕事にできるようにするためにやるっていう意味合いで、私は捉えていたんですね。

だからこそ、なおさら大変に感じているわけですね。

どちらかというと、音楽中学校には、適正さえあれば、入学はできます。けれど、だからといって、仕事にはつながっていきません。多くの練習、勉強が必要になるからこその冬期講習であって、すぐにやって来る入試のためとは、私はまったく思っていませんでした。ということを、改めて実感した昨日でした。

今日から子供は、冬期講習です。そして、コンクールも控えています。年齢よりも一つ上のレベルのクラスで出場する予定ですが、さてどうなることやら。もっとも、年齢レベルよりも2つ上の子供もいたりしますが。

音楽中学校に入試に関しての話も少し書いておこうと思います。

大学受験だと、事前にそれぞれの大学を卒業した先生のレッスンを受けないといけないようなことがありますが、音楽中学校は、そこまでのハードルが高いものではありません。本気でピアニストになりたいような子供も、中学校入試段階では、まだ進路も確定路線にはしていませんし、進路を演奏家に絞り込める時期でないため、ピアノであればソナチネレベルで入学には問題ありません。そして、習ってきた先生も大学関係者でなくとも、大丈夫でした。

あとは、ソルフェージュができるかです。こればかりは、音感がモノを言うので、絶対音感が有利ですが、ソナチネの楽譜を読めるのであれば、ある程度は楽譜の理解もあるはずで、ピアノをやってきたのであれば、そこまで厳しいものにはならないと私は感じます。ただ、絶対音感がないのであれば、小学校5年生の終わりの冬期講習くらいからは、中学校あるいはその他の教室で、ソルフェージュを始めた方がよいでしょう。

うちの場合は、ソルフェージュは6年生までまったくやってこなかったのですが、絶対音感があったので、実質半年やらせただけで、クラス分けで落とされることもなく、通常クラスで夏期講習、冬期講習に参加できました。もちろん、今日の振り分けテストでも、残れたようです。

桐朋の子供のための~のような場所でソルフェージュをやってこないとダメなんじゃないか?と考えた時期もあったのですが、子供の頃から通ったところで全員が超一流に育つわけではないだろうし、実態として音楽科を目指す人が多いかと言われれば、それほど多くないというかむしろの選ばないので、結果的には、あまり出費をすることなく、入学レベルまではこれたという感じです。

入学後は、そうではありませんが・・・

入試が大丈夫なら、冬期講習なんて行かなくてもいいでしょうと、私は考えた時期があったのですが、それは、あくまでも一般的な受験の話であって、音楽となると、その先のために冬期講習をやるのでした。

音楽中学の実技試験の結果について

先日、このブログで書いている通り、息子は音楽中学校の受験のうち、音楽の実技試験を受けてきました。

そして、昨日、その結果を受領しました。

結果は、

予想通りの

適正ありでした。

合格ではありません。

あくまでも、音楽の実技だけの結果ですから。試験料と筆記試験を受けて初めて合格という文字を学校側も打てるスタンスでしょう。

これについて、男親の視点から立つと、うれしいとは素直に思えなかったです。もちろん、今大人の私が受験しても、まったく「適正あり」をもらえるとは思えません。そのことをあまり費用をかけずやり遂げたことについては、すごいとは思います。

でも、本当にこの道を続けて、職を得れるのか?得るだけの努力をできるのか?という疑問が残ります。もちろん小学生に何を求めるの?と思う自分もいますが。

テストの結果通知は、あくまでも減点方式で、見ただけではよくわからない結果通知書でした。おそらく次の2月に実技試験を再度受験する場合に、何を改善できたのなら実技試験に合格できるかという視点で結果を書いているからだと思います。

息子の場合、チェックがついている指摘箇所は、練習不足のみでした。つまり、ミスタッチの数かなにかで、練習不足を指摘されたのでしょうか。実技のリズム他、視唱などには何もチェックがありませんでした。

毎日1時間以上は練習しているけどピアニストを目指す人の基本である、4時間をやっていない。

そのことを、きちんと指摘された感じです。その他のコメントとして音楽的にセンスがあるようなコメントがありましたが、素人でもわかるミスタッチが多いとあっては、問題ですよ。

演奏が、雑に聞こえますからねー。

小学生にそこまで求めるのは酷かもしれませんが、トップレベルの神童たちはそれを難なくやってのけてるわけですから、ずっと趣味だと思ってやっていた息子は、まだまだということです。

中学で結果を残せないようであれば、高校はないな。正直私はそう考えています。

趣味の小学校時代、本気の中学校時代。そして、・・・

これからのがんばり次第で判断しますが、男親としては、簡単には、音楽大学までとは思っていません。

ちなみに筆記試験については、音楽中学校のレベルはどれも高くないので、あまり不安がありません。気になるのは、特待生のレベルあたりですが、音楽は実技で測られるので、期待はできないかんじです。

奥さん及びおじいちゃんおばあちゃんは、音楽の試験については合格できてよかったねと、お祝いムードはありますが、ここからこそ、地獄の始まりだ。と、私は思いますし、これまで一緒に歩んできたピアノの先生も思っていると思います。

趣味でやれた時代が終わり、結果を求められる時代に入るわけですからね。

国家資格のないピアニスト。生活に必要なインフラでもないピアニスト。生活に必要なインフラであり、国家資格がある医者になるほうがはるかに生活するのは楽でしょう。

やると決めたことは、しっかりがんばってくださいな。けど、毎日の練習がすべてだと思います。1時間超じゃ全然ダメだとおもいますけど。

それが、私の本音です。昨日も遅くまで練習していたので、2時間は超えていたので、今後の努力に期待して、今回の不安話は終わろうと思います(苦笑)

音楽相談会に参加してきました

先日、音楽中学校の音楽相談会に参加してきましたので、そのことについて書こうと思います。

11月という中途半端な時期に音楽相談会という名前の実質実技テストが、私の息子が受験した学校にはありました。

中途半端な時期に、このテストがあるのは、2月に国語、算数の筆記試験があるわけですが、その時期にピアノのテストが被らないようにしてくれているという配慮からです。

これはなかなか良い取り組みですよね。筆記+実技がかさなってしまうとたいへんです。

ただ、11月という時期だと、この11月に、音楽実技のテストがあることをしらない方もいらっしゃいますから、11月に逃したとしても、来年2月には、通常通りの筆記+実技は行われるので、知らなかったとしても、OKな状況ではあります。

また、もし11月のテストがNGだったとしても、2月に再チャレンジが一応可能ではあります。

さて、そんな実技のテストをやってきましたが、親はその内容を見ることはできませんでした。

視唱、聴音、そして、演奏

これがテスト内容でしたが、息子いわく、いつも通りにはできた。普通にできたという回答でした。

まぁ、大丈夫だったんだろうと思います。結果は来月の2週目くらいまでにでるそうです。

さて、この音楽相談というなの11月の実技テストですが、少し問題だったところがあります。受験の申し込みが11月頭からであったのに、受験票が届いたのは試験の前々日の金曜日。

もし届かなかったらどうなってしまうんだろうという、ぎりぎり感覚。親としては心配でした。

音楽中学校を選択する子供が大変少なくなっているので、このような状況なのではないかという、思いを持ってしまいました。

また、この音楽相談会では、面談もあったわけですが、聞かれたことは

なぜ、受験したのか(本人)

何を、学校に求めるのか(親)

子供について、どのように考えているか(親)

そのような感じだったと思います。

結果がどうなるのか、心配というよりも、たぶん大丈夫なので、それ以上に、学費が気になるのが、親としての本音ではあります。

それでは、今日はこのへんで