音楽中学校受験を決断した理由 1/2

このブログで音楽科のある中学校を受験することについて、書くようになった、いや書けるようになったのは、実際には音楽科中学校への入学ができそうだ、という見込みがたってからでした。

それまでは、ずっと悩みながらの受験であったので、今回はそのことについて書いておこうと思います。

自信・確信はなかった

そもそもですが、昨年の今頃までは、音楽中学校に行くということの選択しがそもそもありませんでした。ただ、昨年の音楽コンクールでも、コンクールの予選をダントツ一位で突破していたことから、そこで少し音楽中学校ってどんなものだろうか?と悩み始めたくらいでした。

ただ、ピアノを続けるにしても本格的にやりつつ、音楽に興味を失ったら高校で別の道に行くという分岐の道を選択できるコースがあるのなら、最初で最後のチャンスなのかもしれないというところが、頭にちらつき始め、年明けに子供に何を目指していこうとしているのか、子供自信がどう考えているのか話し合いを持ちました。なぜ、ピアノを続けたいのか、将来についてぼんやりでもやりたいことが見えているのか。

小学校6年生ですから、働くことのイメージが明確ではないのは、自分の経験からもひどいことだとは思ったのですが、それでも、今確認をとるべきかと思いましたので、話し合いを持ったのでした。

その結果、やはり、勉強をやりつつも本格的にピアノをやりたい方向が見えてきたのでした。もちろん私が誘導しないように、ピアノ、音楽の道は、やりたくて頑張っても、道があるようなものではなく、そもそも道すらなく、自分で作るくらいの茨の道であることを伝えたのでした。

普通に勉強して、ニーズのある仕事の方が、経済的な面では絶対に価値があることを伝えもしました。それでも、という意思を確認して歩んだのでした。

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音楽中学校について調べ始める

そういう経緯があり、音楽中学校の説明会にようやく参加したのは、小学校5年生の終わり、1月の受験直前の説明会からでした。その中学校では、音楽科に入学したとしても勉強は普通科の生徒と一緒にやることをがわかりました。一方で、音楽の授業については専門的な指導を受けれるということもわかりました。

このあたりから、入学について、ありかもしれないと思い始めるようになりました。

実力の再確認とソルフェージュを始める

これまで趣味でやってきたピアノですから、今自分がどのポジションにいるかの確認はとても重要です。そのために、まずは有名な全日本学生音楽コンクールを調べましたが、課題曲の内容から参加できないくらいのレベルだということがわかりました。

この時に、やはり音楽中学校受験はやめたほうがいいのではという思いがありました。

趣味でやってきたから遅いのだろうか?そこで、ピティナへの参加を決めます。また、学習塾には通っていなかったので、1年だけならいいかと現在のピアノの先生に受験を前提にソルフェージュの学習をやってもらえないか相談に行きます。確か、春先でした。

この時先生には、1年あれば間に合うかもしれないと言われたと思います。実際には、11月に試験だったので、半年しかなかったのですが。。

ピティナの予選落ち

始めてのピティナでしたが、見事に予選落ちとなりました。この瞬間に、もうやめようかと思いました。正直なところ、無理だなと、私も思いました。しかし、このときに、やりたいと言い出したのは、子供の方でした。

やめたくない、あきらめたくない、そういったのは子供でした。

ただ、まったく棒にもかからないというよりは、ミスの多さ、初めての雰囲気にのまれたという、のはあったと思います。

音楽中学校での体験レッスン

そんな精神状態的にはボロボロの状態ではありましたが、同時期に音楽中学校での体験レッスンを申し込み、行くことが決まりました。特に、大学の講師について指定ができるほどのレベルではないと思っていたので、講師を指定せずに体験で行っただけでした。

思うと、この時は、親子共々本当に手探りだったと思います。何も、わからずまま行ったのを覚えています。

その中で、教えてもらうことになった先生のプロフィールを見るととんでもないものでした。小学校6年生で全日本音楽コンクールで全国の結果を出していた先生であり、あの藝大の首席卒業という肩書を持つ方でした。

始めてご指導いただけたあの日を今も思い出しますが、質問するのも、場違いかと思いながらも将来について聞いてみました。その中で、男の子ですから手が大きいこと、音色に関しては、なかなかできない音色が出ていること、もちろん可能性はあること、リップサービスだったのかもしれませんが、真摯に相談に載ってもらえました。

この先生の人柄を見て、どこか安心したのは覚えています。

夏期講習に参加する

そんな中で、夏期講習というものがあることがわかりました。音楽中学校受験対策としての夏季講習です。値段も一般的な学習塾と同じようなものだったので、音楽受験だからと、ためらわず申し込んだのを覚えています。実技についても申し込み、先生はもちろん無料体験レッスンの先生を指定させていただきました。

そんな感じで、行くのか、行かないのか不明な状況のなか、夏期講習に参加をしました。そこで、まずは、ソルフェージュのクラスの振り分けがありました。

絶対音感はあるが、ソルフェージュをやるようになったのは4月。7月までの3か月で、何か学べていたのか?そんな思いだったので、ソルフェージュの振り分けは、びくびくしながら見ていたのを覚えています。

そして、結果は、上位クラスでの受講。

正直、うれしかったのを覚えています。ソルフェージュの学習はついていけるだけの勉強が進んでいたわけです。

確かに、思い返すと、ピアノのレッスンの中でまったくやっていないことはなく、楽典はやっていたはずです。また、そもそもソナチネ、ソナタの楽譜を見るに、ある程度の理解ができないととてもじゃないけど、弾けません。

絶対音感もあったので、聴音の基礎を学んだことで、短期でもできるようになっていたのでした。

(少し文章が長くなってきましたので、続きは、次回にします)

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