オンラインから申し込みができるカワイピアノコンクールですが、2019年10月16日にコンクールの申し込みをしたのに、書類が2019年12月10日を過ぎても、こない・・・メールをチェックし、申し込みミスってないよな?コンビニ払いは、何か自分でするの?って焦ったお話です。
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第53回 カワイ音楽コンクールにピアノソロAコースで出場します!「久々のコンクールにドキドキヾ(≧▽≦)ノ」
現在私の子供は音楽中学校にてピアノを習っていますが、古巣となるカワイ音楽教室で幼稚園の頃から小学生までピアノを習っており、カワイのコンクールでBコース地区本選出場までを過去経験させてもらいました。昨年はコンクール参加を休んでいたのですが今年はついにAコースで出場することを決意しましたので、その話を今回は書こうと思います。
続きを読む 第53回 カワイ音楽コンクールにピアノソロAコースで出場します!「久々のコンクールにドキドキヾ(≧▽≦)ノ」小学生の子供がピアノを練習しないときにやる気をださせる方法
ピアノのレッスンは、幼稚園や小学生の頃に始めないと、本当に上手くはならない特殊な習い事なので、子供の意志よりも先に、練習がはじまってしまうという特殊さがありますよね。
「ピアノが大好き」と子供が口では言っていても、ピアノの練習は、できないことをできるようにするという、練習を伴うので、やる気が無くなってしまうと、まったくやりたくなくなってしまうようでした。
私の息子の場合は、30分くらいは練習ができましたが、それ以上の練習となると、気が向かなくなるようでした。
そんな時に、無理にはさせても意味がないと私は思いましたが、少し遊び心で、「もし、こうやったら、もっと練習するかも?」と、いくつか実験的に試していたことがあります。
続きを読む 小学生の子供がピアノを練習しないときにやる気をださせる方法ピアノのコンクールの意義
音楽とは芸術であり、人間の感性を豊かにするもの、生活を豊かにするのもののはずなのですが、ピアノのコンクールの話となると、そんな芸術から離れて、スポーツやアスリートのような順位の話になってしまいがちです。
そのため、コンクールの結果を受けて、悩んでしまうピアノを習っている子供達は大勢います。
何百人も受けて、トップになれるのは一人だけなのですから。
しかし、私はこれは、コンクールのデメリットであると考えています。
よく考えるべき事実があります。
コンクールでトップになったからといって、プロのピアニストになれる補償はないのです。
コンクールというのは、野球で言えば甲子園のようイベントでもありますが、上手だからプロになれるということもありません。
確かに、有名なピアニストは、コンクールでも成績を残していますが、やはりお客さんが付かないとプロになることができません。
お客さんがつくということは、個性があり、また、お金をだしてまで聞きたくなる、魅力があるかということです。
ほかのピアニストと違う魅力がなければ、聴いてもらえないという事実があるのです。
私が知る、軽音楽の世界に限って言えば、アマチュアバンドコンテストのような順位付けを行う企画もあったりしたのですが、そのような大会で優勝したからといって、必ずしもプロになれるような世界ではありません。
お客さんがいてくれて、なんぼの世界なんです。
コンクールの意義
コンクールでトップになることは、価値はあります。有名な大会の最高グレードでトップともなれば、翌年、あちらこちらで、引っ張りだこになり、それだけで、お金を稼げる1年を過ごすことができると聞いたことがあります。
しかし、その次の年には、トップとしては、もう呼ばれないのです。次のトップが生まれるからです。
だとすると、コンクールのトップというのは、翌年の1年間を宣伝に使える権利をもらえるということにしかならないのです。
その1年、いろいろなところで、様々なお客さんに自分の音楽を売り込みに行く、営業活動をすることが大事になるのです。
コンクールで優勝したところで、魅力がないピアニストにはお客さんがつきません。
ピアノのコンクールの意義は、そもそもは、なかなか有名になることができないピアニストの音楽を、一般の人にも聞いてもらうチャンスの一つとして、始まったということを聞いたことがあります。
だとすれば、今のようなコンクールは、少し間違っているような気がするのです。コンクールに一般のお客さんはすくなく、ほとんどは関係者です。
面白い音楽をやっているんでしょうか、少し疑問です。
また、コンクールは採点をし、優劣を決めるわけですが、それが、売れるか売れないかの判断にはなりません。
悩んでいるあなたへ
コンクールの結果が思わしくなく悩んでいる方は、ものすごくたくさんいるとおもいます。トップは一人だけなのですから。しかし、その結果をうけてどう考えるかが大事なのです。
それでも、ピアノを演奏したいのか、そうではなくて、コンクールの良い結果を求め、他人と比べて自信をもちたいだけだったのか。
これからの時代は大きく変わり、人間にしかできないことが、評価されるといわれています。
ピアノという楽器の生演奏は、今のところロボットにはできないものです。ロボットにできることは、まったく同じ音楽を再生することが可能なくらいです。
どんな結果であれ、やりたい気持ちが強いのなら、気にしすぎる必要はありません。いつか、良い結果が出せればいいのです。
世界的に有名になるピアニストの中で、20代は全く売れず、無名だった人もたくさん耳にします。売れない時代に、どれだけの修行を積むことができたか、本来はそこが大事なのではないかと私は感じます。
ポイントは、それでも、やりたいことなのかではないでしょうか。
音楽家の苦悩
クラシックの音楽家は、パトロンの養護のもと、音楽をすることができました。
そのために、自由にできること、できないことの苦難があり、革命を経て一般大衆に音楽が浸透していきました。
音楽をやる人は、常に戦ってきたのではないかと思います。芸術のために戦ってきました。
だとすると、ライバルと競うだけではなく、自分の音楽で、世界を変えるくらいの思いがあったのだと思います。
だからこそ、多くの作曲家は、宗教音楽としてのクラシックにのめり込み、フリーメイソンのような組織に入っていたのだと、私は想像します。
むすび
私はコンクールの結果は、確かに大事だと思っています。
でも、音楽を売るための活動は、コンクールだけではありません。
ㇾ ホームページをつくる
ㇾ ブログをやる
ㇾ SNSで発信する
ㇾ ユーチューブに動画を載せる
ㇾ twitterで発信する
etc…
コンクールにこだわるよりも、何をお客さんに届けたいのか。そこに尽きるのだと思います。
最近は、ユーチューブが流行し、ピアノのBGMなどが、実は人気を博しています。ピアニストを目指し、ピアノ演奏だけをしていたら、見逃していた仕事が、BGMを作っていたら仕事になるという状況があります。
ポイントは、時代に合わせて、提供するということです。
コンクールで結果が出せないのなら、それでも音楽がやりたいなら、どうやったら売れるか、どんな音楽を作れば売れるかを考えるということです。
続ければ答えが見つかる、それが生きるということです。そして、そこに芸術が生まれるのだと私は感じます。
それでも、頑張りたい人を、陰ながら私は応援しています。
「ピアノの森」の第2シリーズが2019年1月より開始されます
第1シリーズは、ショパンコンクールまで進んだピアノの森ですが、来年の1月からは、ショパンコンクールでの戦いとなり、まさに、現役若手ピアニストの腕の見せ所という第2シリーズとなっていくことは間違いありません。
NHK:https://www.nhk.or.jp/anime/piano/
漫画を読まれている方は、どんな結末になっているかは、知っているかと思いますが、ピアニストの実際の演奏を聴くというところは、漫画とは違ったアニメだらこその楽しみでもあり、実際の演奏があるからこそ、賛否両論いろいろとあることでしょう。
ショパンコンクールといえば、前回は2015年でした。次回は、5年おきのはずなので、2020年、オリンピックの年ですね。
前回は、小林愛実さんが健闘されましたが、惜しくも7位という結果でした。ただし、ファイナリストに選ばれながら、1点をつける審査員がいるなど、とんでもない世界なのが、ショパンコンクールです。
2020年のショパコンクールでは、どんな日本人がエントリーするのか楽しみでもあります。
さて、そんな世界のショパンコンクールに恥じない演奏をアニメの中で、行おうとしているのがピアノの森ですから、どんな演奏が聴けるのか、非常に楽しみでもあります。
一ノ瀬海は、あの結果になるのですから、前回の優勝者チョ・ソンジンを超える演奏を用意してくれているのではないかと期待している私がおります。
そして、おそらくは、阿字野先生との共演までいくのでしょう。
まさに今活躍中のピアニスト達が、どんな演奏をしてくるのかとても楽しみですね。
「ピアノの森」の第2シリーズが2019年1月より開始されます
ピアノの森のラカンパネラとランランのラカンパネラどちらが好みか
TVアニメ「ピアノの森」×「プリンセスカフェ」コラボが決定!!
ピアノの森のエンディングテーマの初回限定 サイン付きがありますよ
ピアノの森のアニメ開始に合わせ「全巻セット」はいかがでしょうか
ピアノの森は、4月8日24時10分 日曜日の深夜なので月曜 開始です
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音楽中学校に入った今年 コンクールには出場しません
皆さん、こんばんわ。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は近況を書いておこうと思います。
昨年は中学生と戦って、地区本選まで、いった音楽コンクール。でも、それがあったので、今音楽中学校に通っているのですが・・・
今年は、コンクールには出場しない。
ということになりました。本人が自分で決めました。
先日、小学生時代のピアノの先生に中学校の演奏会にお越しいただきまして、その際に、コンクールのお誘いをいただきました。
それもあり、今年、コンクールに出場するかの判断を子供にさせていました。
2週間くらい期間の猶予があったとは思うのですが、子供の結論は、出場しないということでした。
なんで!?
というところが気になります。しかし、そもそも先日の演奏会も出場したくないところ、中学校の音楽担当の先生に出ないとだめよと言われ、無理に出場していたくらいなのです。
なぜか?
気になりますよね。私も気になりました。
それは、こういうことでした。
今は、基礎からのやり直し中で、フォーム、タッチも直している最中なので、コンクールの課題曲で時間をとられたくない。また、中学校の勉強も忙しいので、コンクールをやってられない。
また、最近身長も伸び、手もピアノの講師の先生よりも既に大きくなってきたところで、これまで手が小さかったころに、小さい手で弾きこなすために無理なタッチをする癖が、ついてしまったので、その修正もあるのも認識済みなのです。
ピアニストになることだけの目標を持ち、コンクールに出場して、名前を知ってもらうという明確な目標を持っているのであれば、コンクールに出場するのは必須だと思いますが、小学校や中学校のレベルでは、結果的にはTOPになっても、それほどの価値はありません。
すでに、大人と張り合うだけの実力が身についているのであれば、コンクールに出場して、知ってもらうということも、価値がありますが、うちの子供はそのレベルにないので、今は基礎をやり直すことを重点的にやるということになりました。
また、ピアノの講師の先生のスタンスも、コンクールに関しては点です。その時の自分の実力を知るということに価値があるが、だからといって、芸術の道は続きますし、練習も続けていかなければなりません。
コンクールの結果で、何かが変わるようでは、心構えが違うということでしょうね。
正直なところ、親の私たちは、コンクールに出場してもらっても構わなかったのですが、この判断にはおどろきました。
中学生となると、子供も自分の意志を持つというのは、理解していましたが、あらためて、成長してきていることを実感しました。
ちなみに、私は、まったくコンクールは否定していません。競い合うあの風景も、何年も見ていますが、やる価値はあると思っています。いろいろなドラマが各家庭であるということを考えると、絆も深まるはずだし、泣いてしまうくらい頑張っている子供達を見ると、いろいろな経験になるんだなと感じます。
ビジネスの側面も当然ありますが、それは別として、コンクールには価値はあると思いますので、出場される皆様には、良い結果がでることをお祈り申し上げます。
本日も読んでくださり、誠にありがとうございました。
コンクールに出場するなら、全国を目指すこと!
人間は、大きな目標を立てても目標に到達することはない。だから、羽生結弦選手のように5回転ジャンプを目標にしなければ、4回転がいつもできるようにはならないのである。
ということで、大きな目標を達成するため、目標自体を大きくしなければ、偉業は成し遂げられないことは、あきらかなのである。
さて、来年度、4月には、我が息子のピアノコンクールの地区本選があるのですが、羽生選手のように、全国に行くつもりじゃなければ、これは通過できないということなんですね。
ライバルというか、ランクは中学2年生までが参加してくるクラスなので、新中学3年生を含めたコースで、全国を目指す練習をしなければなりません。もう4月7日までは1か月をすぎました。
今年2月、音楽中学校の入試で見事合格し、どこか山を越えたようになってしまっていて、ここのところ、最後の小学校生活を、宿題をこなすことで過ごしてしまい、最近、「大切なもの」のピアノ伴奏も終わってしまい、ピアノのれんしゅうは、ほぼ休憩中の状態でした。
ということで、先ほど、私は、息子に気合を入れました。「本気なら、全国に絶対に行くつもりで、練習しなさい」とね。
ピアノコンクールは、無料ではありません。ピアノを習うことも無料ではありません。なら、やるなら、限界まで、やらなければなりません。
やりたいことだと、本人が言うなら、その本気を見せてくださいというわけですね。
どんな結果になるかはわかりませんが、やるなら本気で、時間を無駄にすることなく、練習をする。これしか道は拓かれないのである。
どんな結果がでるにしても、頑張るのはあたりまえなのです。
本日もブログをお読みいただきありがとうございました。
私たちの小学生のピアノコンクールの勝ち方
昨年書いたコンクールの記事が人気のようなので、現時点で思っていることを書いてみたいと思います。
1、ミスタッチは気にするな
ミスは絶対になくせません。ミスをしたらどうしよう、、そんなの諦めてしまった方がいいです。ミスをなくすために、演奏に表現力を失ったらどんな演奏もつまらなくなります。つまらない演奏は、だれも聴きたくありません。守りに入った音楽は、つまらなくなります。
そんなつまらない演奏で、コンクールに勝つことにどんな意味があるんでしょうか。
2、礼に始まり、礼に尽くせ
音楽は演劇です。芸術です。強弱は始まりと終わりを意味します。ぶっきらぼうな挨拶が必要な演劇なのか、ていねいな挨拶が必要な場面なのか、そういうことを考えてピアノを弾かねばなりません。
審査員、親達、お客さん、ライバル、すべての聞いている聴衆に何を魅せたいのか、自分の演奏のどこを聴いてほしいのか、どう感じ取ってもらいたいかをきちんと表現しなければいけないのです。
そうなると必然的に、良いお辞儀、良いペダリング、良い始まりと終わり、良いタッチになっていきます。趣味ではなく、音楽をやることです。聞いてくれる人たちに真心の演奏をしていれば、通ずるのです。
3、苦手なところが少しでもあるなら、ゆっくりなスピードで最初からやり直し
ものすごくテンポの速い曲を練習するときに、いつも弾けてない場所があるとします。そうなったら、もう速く弾く練習はしても意味がありません。やめなくてはいけません。そのまま続けたら速く弾いてごまかす癖がついてしまいます。
良い演奏は、洗練された音の配置、静寂の配置、響きの配置が基本です。ゆっくりのスピードで、ごまかさない練習をしなおさなければなりません。ほとんどのパートがOKだったとしても、10%のいい加減な演奏が、すべてを台無しにします。
全部をやり直してください。きっとほかにもいい加減にしている場所があるはずです。
4、時代やオーケストラの演奏に徹する
上の1~3ができれば、あとは時代背景をきちんと理解して演奏したり、オーケストラとして弾いてるかのごとく、楽曲をよりよくしていけば、完璧です。
5、最後はあきらめる
そして、最後ですが、どんなに強い思いがあろうが、練習をやってきた過去には戻れません。当日までにどれだけのことをやってきたことを試されるのがコンクールです。そして、今日まで頑張ったことに自信を持てばいいのです。
もし、あれもやっておけばよかった、みんなうまい、自分は下手だと思い込んだりしたって、結果は変わりません。マイナスな気持ちで本番をやるくらいなら、堂々とどうなっても構わないと、何をきにすることなく、今日の演奏をやればいいんです。
結果なんて、それまでの成果と当日の調子で決まるんですから、ダメならダメとあきらめるしかないのです。
以上が私たち親子のルーティンですね。参考になれば幸いです。
音楽を仕事にする目標があるなら音楽中学校受験だけやってればいい、なんてことはない!
私の息子は、音楽中学校をしている途中であるが、現在の状況を改めて書いてみたいと思います。
音楽中学校を受験するのに必要な試験は、筆記試験と実技試験である。その試験の状況を箇条書きにしてみよう。
・筆記試験(国語、算数) 2月実施予定
・実技試験 昨年11月にパス
・ソルフェージュ 昨年11月にパス
・音楽面談 昨年11月にパス
上記のように、音楽中学校を受験するにあたって壁となりうる音楽の試験は11月に先行して終わり、後は2月の筆記試験をやれば終わりという状況である。これは、2月の筆記試験は勉強だけに集中できるように中学校側が配慮しての11月先行試験である。もちろん2月に音楽の実技試験等を受験してもいいのであるが、たいていの家庭は、11月に先行して参加している。
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であるからして、
ゆとりを持ったスケジュールで2月の試験に集中できるよね!
って、普通は思うのであるが、音楽を志す人間、受験することだけをやっていればいいわけではないというのが、音楽の道の現実である。
まずは、4月にコンクールが控えているのである。今年は、中学2年生までが参加できるクラスへとグレードを上げ参加したコンクールだったので、予選を通過しなければこうはならなかった。想定外に予選を通過したので、3曲を4月までに仕上げなければいけなくなっている状況である。ただ、そもそもこのコンクールの予選を通過しないようであれば、音楽中学校への入学を許可させない制約を私は設けていたので、受験とコンクールの準備がセットになるのは、音楽をあきらめない限り確定路線であった。
・4月のコンクールの課題曲3曲
さらには、中学校受験をするタイミングは、小学校6年生であり、小学校を卒業をするタイミングなのである。卒業するタイミングとなれば、必然とやってくるのは、卒業に伴う合唱である。そして、それも必然的に依頼がくるのである。
・卒業に伴う合唱曲の練習
というように、一般の中学校の受験生は、国語、算数、社会、理科といった筆記試験に備える裏で、音楽中学校の受験生も、コンクールなどほかのことで忙しくなっているのである。
ちなみに、私は中学校受験はなかったし、ピアノも習ってなかったので、公立の中学校に普通に通ったわけで、小学校6年生の3月からようやく学習塾に行くというような、ものすごくのんきな時代を過ごしていたのであるので、表面は厳しくあたっても、心の奥底では、尊敬するしかない。。。
コンクールの結果は、演奏家になれるかの必要十分条件ではない
今回は、コンクールについて考えていることを書いてみようと思いました。
コンクールの入賞有無によって、そのピアニストがすばらしいかどうかを判断するのは、それなりの指標とはなると思います。ですが、そのようなコンクール入賞暦のある方の演奏を、コンクールの結果で聴判断できるかというと、私はそうではないと思っています。というかむしろ、コンクールの結果では判断できないと私は思っています。
というのも、ショパンコンクール入賞経験のある、とある有名なピアニストの演奏を期待して聴きに言ったときのことです、ミスが多く、これは聞けたものじゃないと、思った経験があるからです。
コンクールや録音の音楽は、前もって準備したり、間違ったら撮りなおしたりすることができますが、実際のリサイタルとなると、一発勝負となりますし、複数の楽曲を同時に演奏することになるので、コンクールの結果とは違ったものになっている気がします。
どんなにコンクールですばらしい結果を出せていたとしても、所詮は課題曲数曲だけの結果でしかない。
そう考えています。
演奏家として成功するかは、複数の楽曲に対して敬意を払い、常に高い演奏品質を保って提供できるかにかかっており、それをコンクールでは、はかることができないんだと思っています。
なので、コンクールで上位だから、そのピアニストの方が実力があるということは、いえず、コンクールは単純にその時の結果でしかないんだと思います。つまりは、コンクールも通過点でしかなく、その後にこそ、どうするかにかかってくるものだと思っています。
コンクールで良い結果を出したあとの、最初のリサイタル、演奏会などで、聴衆を魅了する音楽を無事に提供できたのか。
演奏家として、成功するか否かはそこにかかってくると思います。コンクールはゴールではなく、その後こそが大事なんだと思います。
コンクールで全国一位を獲得するとその瞬間一気に注目を浴びることになるでしょうが、実際には、それは宣伝程度の効果しか持たず、むしろ、その後、失敗したら取り戻せないくらいの緊張があってしかるべきかと思います。
子供が、ピアニストになるというのであれば、その点をしっかりと理解させ、それでも演奏家として仕事にしたいかどうかを判断させる必要があると思います。
コンクールで優勝して、一番になりたいという目標では、ピアニストにはなれないことは、確実だと私は思います。