中学受験で音楽の冬期講習

昨日、会社の後輩と話をしていて、子供の冬期講習で大変なんだって話をしていたんですが、そんな会話のなかで、最近の中学は大変なんですねって返されたときに、

いやぁ、大変なのは、音楽の冬期講習だからだよ

って話になってふと思い返したのが、そうだよな、普通中学受験で大変だって言うのは、音楽じゃなくて、勉強の方だよなってことでした。

一般的に受験というのは、入学試験に合格するためにやるものですが、私の中の頭の中にあった音楽の場合は、むしろ将来的に音楽を仕事にできるようにするためにやるっていう意味合いで、私は捉えていたんですね。

だからこそ、なおさら大変に感じているわけですね。

どちらかというと、音楽中学校には、適正さえあれば、入学はできます。けれど、だからといって、仕事にはつながっていきません。多くの練習、勉強が必要になるからこその冬期講習であって、すぐにやって来る入試のためとは、私はまったく思っていませんでした。ということを、改めて実感した昨日でした。

今日から子供は、冬期講習です。そして、コンクールも控えています。年齢よりも一つ上のレベルのクラスで出場する予定ですが、さてどうなることやら。もっとも、年齢レベルよりも2つ上の子供もいたりしますが。

音楽中学校に入試に関しての話も少し書いておこうと思います。

大学受験だと、事前にそれぞれの大学を卒業した先生のレッスンを受けないといけないようなことがありますが、音楽中学校は、そこまでのハードルが高いものではありません。本気でピアニストになりたいような子供も、中学校入試段階では、まだ進路も確定路線にはしていませんし、進路を演奏家に絞り込める時期でないため、ピアノであればソナチネレベルで入学には問題ありません。そして、習ってきた先生も大学関係者でなくとも、大丈夫でした。

あとは、ソルフェージュができるかです。こればかりは、音感がモノを言うので、絶対音感が有利ですが、ソナチネの楽譜を読めるのであれば、ある程度は楽譜の理解もあるはずで、ピアノをやってきたのであれば、そこまで厳しいものにはならないと私は感じます。ただ、絶対音感がないのであれば、小学校5年生の終わりの冬期講習くらいからは、中学校あるいはその他の教室で、ソルフェージュを始めた方がよいでしょう。

うちの場合は、ソルフェージュは6年生までまったくやってこなかったのですが、絶対音感があったので、実質半年やらせただけで、クラス分けで落とされることもなく、通常クラスで夏期講習、冬期講習に参加できました。もちろん、今日の振り分けテストでも、残れたようです。

桐朋の子供のための~のような場所でソルフェージュをやってこないとダメなんじゃないか?と考えた時期もあったのですが、子供の頃から通ったところで全員が超一流に育つわけではないだろうし、実態として音楽科を目指す人が多いかと言われれば、それほど多くないというかむしろの選ばないので、結果的には、あまり出費をすることなく、入学レベルまではこれたという感じです。

入学後は、そうではありませんが・・・

入試が大丈夫なら、冬期講習なんて行かなくてもいいでしょうと、私は考えた時期があったのですが、それは、あくまでも一般的な受験の話であって、音楽となると、その先のために冬期講習をやるのでした。

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