生ピアノの選び方

私の家には東洋ピアノのアポロがあります。

中古で買いました。

子供が、この音がいいと選んだので、私の意見では買っていません。

しかし、最近、ピアノのムシという漫画を読むようになって、ちょっとそれでよかったのが疑問に思えてきた。

安く仕入れた楽器を高く売ることが一番儲かるのは、誰もがわかることですよね。

となると一番いい音と思える音が鳴るように、安く仕入れたピアノを調律しておいて、利益率の低いピアノは、わざと、ぶなんな調律をしておけば、音につられて、素人は、利益率の高いピアノを買っていくわけです。

そんなからくり、確かにありそうだなと思った次第です。

まぁ、やりすぎれば、悪評がたって退散せざるを得ないくらいの、ピアノは売れない時代ですから、それはあまりないとは思いますが、個人のお店なら、やりそうではありますね。

まぁ、個人がピアノを所有する場合、どうするば損をしないかってのは、それぞれの経済力や子供のピアノへの情熱によって変わるので、正解もないのも事実だと思います。

ただ、一番損をしないのは、高級外車のように、洋ピアノ、アップライトであれスタインウェイのような高級品を持っていれば、中古で買って、中古で売れば値段がそれほど下がらないで、いいとは思います。

といっても、借金して買うようでは金利がとられてしまって元も子もないですから、やはり庶民のやり方ではないですね。

いいと思ったその楽器を使えば、やはりいいんだと思います。疑ったら、切りが無いんですからね。

絶対音感についてちょっと理解が深まった

私の息子には、絶対音感があります。

ピアノを習っていて、気づいたら息子は持っていたというのが実際のところで、持たせるために親として私が何かしら努力をしたかと問われれば、何もしていないという状態でした。

しかしながら、私は学生の頃、何を勘違いしたのかギタリストを目指して、絶対音感神話みたいなものを知っていたのは事実です。

その学生のころは、理科系の大学に通っていたのですが、ロック研究会という部活に入り、たまたま知り合った人が、化学を学んでいたのですが、絶対音感があり、なるほどと知っていたというわけです。

新曲を耳コピするのも早いんですからねー。。

ピアニストとして活躍している人の中で絶対音感を持っている人は、たしか30%もいないという話を読んだ記憶があるので、音楽家になるには絶対必要な能力ではないわけですが、そんな絶対音感を息子が持ったことになります。

絶対音感を持っているかわかるテストのYouTube動画がありました。

もちろん息子は答えを当てているわけですが、私ははっきりいってちんぷんかんぷんです。

ついこないだ、秩父にキャンプに行き、近くの牧場に鐘があり、鳴らしたのですが、息子に何の音か尋ねると

「これは、ファと、ファのシャープの半分くらいとフラットがまじっている」とか

はっきりいって、私はわからないので、当たっているかもわからないですが、たぶんそういうことなんでしょう。

音楽教室の先生も、ありますねーという話でした。

で、この能力が、どんなものか、もともと理系の私ですから、気になりますので、どうやって聞き分けているのか、子供に尋ねることを続けてきているので、少しづつ理解は深まってきてはいます。

最近の子供の回答は、「普段は、能力を切っているが、必要な場合に、絶対音感理解フィルターみたいなもののスイッチをいれる感じ」だとか・・・

うーん

これには、ちょっと理解に苦しんだんですが、ちょっと私の人生で振り返ると、英語に近いのかなぁと思いました。

私は、大人になってから英会話を熱心にやるようになったのですが、普段、ボーっと聞いていると、英語も理解していないだけでなく、そもそも、日本語すらも、何かしゃべっているなー程度の理解力だと思うわけです。

そんな、真剣に聞いていない状態の時が、息子がいう絶対音感フィルターは働いていないときなんだと思いました。

いっぽうで、この音は何かという、真剣モードになると、絶対音感フィルターのスイッチが入り、あたかも私が英語が理解できるように、音階も理解できるようになるんじゃないかと、推測するわけです。

まぁ、英語とは違うとは、思うわけですが、絶対音感というものの片鱗が少し判った気がしました。

ちなみにですが、音楽家に必要な能力としては、絶対音感よりもコミュニケーション能力だというのが、いまの個人的な理解です。

人を感動させるにも、いっしょに仕事するにも、まずは、コミュニケーション能力が、人とうまくやっていくためには必要なのですから。

音楽家であれ、コミュニケーション能力が大事な能力だと思います。

ということを、子供には今から伝えています。音楽家になるかどうかは知りませんが。