質問です
ピアノのなど音楽の楽曲の楽譜はどれも同じでしょうか?
おそらく知っている人にとては常識中の常識だと思うのですが、そうではない人にとっては、同じではないかと思われている思います。
とうか、私が実際にそう思っていました。
では、答えは、といいますと。
採譜者またそれに伴う出版社の違いで、楽譜には差異が生じています
楽譜を書く、どこまで書くか? その考え方によって、違います。
- 指番号まで指示を出すか
- 強弱記号も事細かに書くか
- ペダルの支持を書くか
ということで、じゃあどこの出版社がいいのかといった話ありますが、これについてはやはり、先生によって違います。
全音については、私が経験した限りでは、かなり細かい印象です。強弱指示も細かく、指番号も洗練されているといった印象です。
一方で、大学で教えるくらいの先生がいいとおっしゃるのは、ヘンレ版です。
http://www.henle.de/jp/home/index.html
正直ヘンレ版は出版元が海外なので、値段が倍以上したりします。
とはいえ、原曲に近いものだということで、指示の多い全音は、ちょっとと言われたことがありました。
値段が倍以上なので、私的には全音の方が良心的だなぁと思ってました。
ただ、芸術を再現する者としてのピアニストなら、作曲家が指示した内容以上はやはりやってはいけないという思想もあると思います。
とあるピアニストのよい演奏から採譜した音楽が、作曲者が指示する譜面と異なるのは、ありえますが、それをよしとは、やはり言えないのでしょうね。