皆さん、お元気していますか。
めっきり食欲の秋になり、これから紅葉と食べ物と楽しいシーズンとなってきますよねー。
楽しみだ。
さて、私中学生なんですけど、ピアノを始めるの遅いですか?という疑問。あちこちで見ます。確かにピアノ以外の楽器は、中学校で始めるとか、高校で始めたとかでも、プロになってしまうような人はいます。
しかしだ、ピアノに関しては、気づいたら幼稚園、小学校からやってきたクラスメイトなんかがいて、気づいた時には、
レ私なんて無理だあ。。。
レ遅いですかね?
と、不安になって、始められない。
この疑問についての答えを考えてみると。まぁ、80%はYESだ。
ピアノという楽器は、指を高速に動かすし、何よりもタッチが大事だ。
普段の生活でその訓練をしているかといと、していない。
ということは、これが何を物語るかというと、嫌々ながらも続けてきた10年を持つクラスメイトと、まったくゼロの自分では、それなりに差が開いているということだ。
そんでもって、その10年を1年や2年で取り戻そうとすると、はっきりいって嫌になるくらい大変なのである。
もう無理って、いうのが、ほとんど。だから、80%はYES=無理と言える。
けれど、20%の枠を残しているのは、違った視点があるからだ。まわりを気にせず粛々と続けることができ、向上心があり、研究熱心で、そもそも音に対する理解がすばらしく、楽譜も学校の勉強だけで、基礎は知っているとなれば、話が変わってくる。
そもそもの素質がある人というのはいる。ただ、ピアノをやってこなかっただけ。
こんな人は、嫌々ピアノを10年とかやっている人は、数年で抜かしていく。もしかしたら、1年かもしれない。
嫌々ピアノをやる人は、嫌々ピアノをやる癖がついている。
もぉ!ピアノ楽しくてしょうがないというレベルで、毎日練習するようになったら、そんな嫌々やっている人は、気づいたら抜いちゃうだろう。
ただ、ひとつだけ現実問題の話をすると、中学校・高校からピアノを始めた人で、プロになった人の話は、現代になってはほとんどいないということだ。
最高で10歳くらいまでだ。
第二次世界大戦直後くらいの時期なら、全世界的にピアノなんてあまりなく、みんなレベルは低かった。ピアノを弾ける環境なんてないわけだから、当たり前だ。
だから、中学生や高校生から始めたって、十分仕事として、音楽をやることは可能だった。
しかしだ、現代社会においては、その嫌々ピアノをやっていた子供たちの中に、嫌々ではなく、プロのピアニストになると、子供の頃から真剣にやっている子供たちがいる。
彼女/彼たちは、とんでもないわけだ。忙しい毎日の中にピアノがあり、その練習を十年も続ける。
数年で追いつこうにも、その間に、さらに差をつけてくるのだ。それがクラシックでプロを目指すレベルなのである。
バンドでキーボードをやる、ユーチューブで演奏するなど、アマチュアで趣味の中でも、上手な演奏をしたいというのが目的となるのであれば、
ピアノを中学生や高校生で始めるのは遅くはない。
けれど、中学や高校ともなれば、学校の勉強もたいへんな時期にもなっているので、現実問題としては、時間を準備するのさえ、厳しすぎるというのが本当のところだと思う。
それでも、やるっていう人がいるなら、私は、とめない。強い意志があれば、それはやはり、可能性があるからだ。