ベートーヴェンはフリーメイソンだったのか?

ベートーヴェンはフリーメイソンだったという話があったので、調べてみることにしました。

本サイトは、ピアノや音楽のサイトですが、音楽家は、貴族や経済人との関りを持っていたことから、フリーメイソンだったとしてもおかしくはありませんので、少し脱線しますが、掲載しておきます。

次のサイトで語られていたことを確認すると

https://blog.goo.ne.jp/pianist-gensegawa/e/7222c21b90868a2acbf6b7fcf00610ad

フリーメーソンとは・・・

弾圧を避けるために、秘密結社として組織を守ってきたため、その全容を述べた歴史書が少なく、時代によってさまざまなイメージが持たれている。

発祥はピラミッドを築いたエジプトの石工(建築家)組合と言われ、〈自由・平等・友愛〉の精神をもとに、人間の生きるよりどころとして連綿と続いてきたものと考えられている。

ベートーヴェンのフリーメイソンの関係

ベートーヴェンはキリスト教圏の生まれですから、当然のように生後すぐ洗礼を受けたボンの聖レミギウス教会で洗礼を受けます。

オルガンと宗教儀式には、深い結びつきがあり、少年の頃から教会のオルガン奏者に憧れたベートーヴェンも、熱心な宗教者だった様子がうかがえます。

しかし、ベートーヴェンが憧れたモーツァルトや師匠のハイドンもフリーメイソンの会員であったことは有名で、さらには、ベートーヴェンのパトロンや友人のほとんどがメーソンであり、彼自身のアイデンティティーにメーソン的な思想基盤があったことは疑いないそうです。

そもそもバッハもフリーメイソンだったらしいです。

⇒ここからは私の推測ですが、この世界の苦しみや疑いを持つことなく生きてこれた幼少時代は、教会が教える教義のすばらしさにひかれ、オルガン奏者となることを目指した。しかし、成長するにつれて、ベートーヴェンの生活は苦しくなり、それだけではなく、難聴そして、体の不調がずっと続いていく中で、教会ではない、新たな救いを求めたのではないか

それがメイソンだったのではないかと感じました。

ただ、ベートーヴェンがフリーメーソンに入会した記録は現在のところないそうです。

変化の時代ではあたりまえだったのかもしれない

ベートーヴェンが活躍した時代は、音楽は宮廷や貴族ののものでした。音楽家が貴族などのパトロンから資金援助を受けて生活していました。

しかし、貴族の力が弱まるにつれ、古典的形式を嫌い大衆向けに音楽を作るようになり一般市民でも楽しむものとして変貌を遂げていきます。

こんなエピソードがあります。

出典:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3

パトロンのカール・アロイス・フォン・リヒノフスキー侯爵には、「侯爵よ、あなたが今あるのはたまたま生まれがそうだったからに過ぎない。私が今あるのは私自身の努力によってである。これまで侯爵は数限りなくいたし、これからももっと数多く生まれるだろうが、ベートーヴェンは私一人だけだ!」と書き送っている。(1812年)この「場を全くわきまえない」発言の数々はメッテルニヒ政権成立後に仇となり、大編成の委嘱が遠ざかる。

このエピソードから、宮廷や貴族に対して、不満を持っていたのは確実です。

17世紀後半から18世紀にかけて、教会の権威に対する批判としてのフリーメーソンがヨーロッパの知識人の間に広く浸透し、啓蒙主義の普及と共に一つの時代潮流となってゆく。アメリカの独立戦争やフランス革命を支えたのもその精神だった。

革命の原動力として音楽も利用された側面もありますから、ベートーヴェンがフリーメイソンとかかわりが出てくるのも、うなずけます。

第九の第4楽章 歓喜の歌の歌詞

第九で最も有名なのは第4楽章で歌われる歓喜の歌ですが、この歓喜の歌こそ、フリーメイソンの理念を詩にしたものを引用したものだということです。

歌詞は、シラーの詩作品「自由賛歌」(独: Ode An die Freiheit、仏: Hymne à la liberté 1785年)がフランス革命の直後ラ・マルセイエーズのメロディーでドイツの学生に歌われていた。そこで詩を書き直した「歓喜に寄せて」(An die Freude 1785年初稿、1803年一部改稿)にしたところ、これをベートーヴェンが歌詞として1822年 – 1824年に引用書き直したもの

>智天使ケルビムは神の前に立つ

日本語にすると悪魔崇拝的なものを文章も読み取れます。

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