KAWAIのトムソン椅子を申し込みました

先日ネット注文をして、在庫がないとキャンセルしてしまった、ヤマハのピアノイスなのですが、10月まで入手困難とお店に一方的にキャンセルされてしまったので、正直なところショックでした。

在庫がないのは仕方がないとは思うのですが、一方的なのはやや乱暴に感じました。

さて、ピアノイスですが、ややこだわっています。こだわるのは理由がありまして、やはりピアノのタッチに影響するからですね。

いつもの姿勢で、いつもの感覚で弾かないと、空振りや力不足で、ミスタッチにもつながりますし、てこの原理の応用で打鍵して音がでる楽器のため、1ミリのズレが響きにも影響してくると考えるので、こだわらざるを得ません。

YAMAHAがダメなら、KAWAIでしょ!ということで、ネット通販を探したのですが、どこにもKAWAIの通販はありませんでした。

あるのは、YAMAHAか甲南のみ。

こうなってくると、KAWAIが希少価値に思えて仕方なくなってしまいました。ということで、KAWAIのサイトで申込を行いました。

http://www2.kawai.co.jp/tp/related_goods/detail.asp?id=10102002

お客様情報で、ピアノの情報を入力する必要があったのですが、現在のピアノはKAWAIのものではないので、もしかしたら、またもや拒否られるかもしれませんが、KAWAIさんに一旦お願いしました。

今度は、買えることを祈っております。

ピアノ椅子を買いなおしました

今回は、ピアノの椅子を買いなおしたので、そのことに関しての話をしたいと思います。

ピアノの椅子は、大きく分けて背もたれのあるピアノ椅子と、背もたれのないピアノ椅子の2種類があると思います。

      

おそらく幼児期や生徒としてピアノ教室で練習を行う場合や、ピアノコンクールなどでは、上記写真の左側のピアノ椅子が使われていると思います。

一方で、成長し大人になり、プロのピアニストやちょっとしたピアノ弾きとなると右側の背もたれのないピアノ椅子が使われることがほとんどになります。

なぜ、このような違いがあるのかの私は答えは持っていませんが、イスの高さの調整のしやすさは、明らかに左側の椅子ですので、成長期には背もたれのあるほうの椅子が使われるのだと思っています。

一方の右側の椅子は、高さの調整は、ネジを回して行うので、頻繁に人が変わる場合は調節に時間がかかり使い勝手が悪いです。なので、同じ人が長時間弾くような場合には、右側のイスでもよいと思います。

また、背もたれの有無に関してですが、ピアノを弾く際に背もたれに背をつけることはなく、演奏の際に背もたれを使うことはありません。そのため、ピアノ演奏においては、左側のイスでも、右側のイスでも問題ないとなります。ところが、椅子の運搬のしやすさとしては、右側の椅子が明らかに良いです。

宅急便で発送するにしても、背もたれがない方が安上がりです。

これらの認識から、これまで私の息子には、安上がりで経済的な右側のイスを使わせていたのですが、このブログでも書いている通り、息子は音楽中学校に通っております。また、ピアノを弾く姿勢の大切さ、またタッチの角度の大切さ、たくさんの面から、椅子にも気をつけた方がいいことがわかってきています。

また、メーカーについても、結論としては教室やホールでも使われることの多いヤマハ製にしました。国内でピアノを弾くのであれば、圧倒的にヤマハのピアノが多く、必然的にヤマハの椅子が使われることが多いでしょうから、買うのであれば、ヤマハにした方がよいとの判断から、ヤマハの椅子にしました。

購入する椅子が決まった後は、価格の安いところを探したのですが、アマゾンにも出品がありましたが出品されていたものは楽器屋さんが販売しているもので、特に割引はありませんでした。そこで、ポイントサービスを狙って楽天のお店を探しますと、定価でポイントサービスのポイント付与率が高いお店がありましたので、そちらで買うことにしました。

また、ヤフオクで中古を検討したのですが、送料の5000円以上の負担をしながら、中古なら、送料負担がないが定価で販売された新品を買った方が長期的にはよいとの判断で、新品にしています。

なかなか、良い買い物になったかと思います。実際に買ったのは、下記のリンクからいけるお店の、ヤマハのピアノ椅子 No.5 です。

 

イスなんて、どれでも同じという考え方もありますが、姿勢のこと、タッチのこと、音色のことを考えると、実は、どれでもよくはなく、正しい姿勢に一番早く近づけるイスがよいということになるのです。

ピアノの「暗譜をしてきましょう」の深い意味

皆さん、元気にお過ごしですか?

おそらく多くの方はクーラーの効いた部屋で過ごしていると思いますので、この暑い夏は、外出するときにしか体感しないとは思いますが、だからこそ、体調を崩しやすいので注意が必要です。くれぐれも、お気を付けください。

さて、今日は暗譜についてのエピソードを書いてみたいと思います。先日、ピアノの先生が私の息子に対して

「来週までに、暗譜してきてね」

と伝えレッスンを終えました。暗譜と言いますと、基本的には、楽譜を覚えてきてねということなのですが、ピアノを弾いている皆さんはできていますでしょうか?

「そんなの簡単だよ。覚えたし、弾けるし。」

たいていの方々は、そうおっしゃいますし。小学生や中学生は、そのような認識で、いるとは思うのですが、はっきりっ言って、先生によって、求められていることのレベルが違います。

初心者:音譜だけを覚えるレベル

中級者:休符までキチンと覚えるレベル

上級者:強弱記号やその他の記号、カデンツまで意識し、きちんと覚え表現できるレベル

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さらには、完全に仕上げるレベルまでもが、「暗譜してきてね」に含まれているのです。ご存知でしたでしょうか?

はっきりと申し上げると「暗譜してきてね」という言葉は、音楽に対する熱意を試される言葉なのです。

大手のピアノ教室に通っていた頃は、「音譜を覚えて、楽譜を見ないで弾ければOK」という認識があったと思いますが、「暗譜してきてね」ということがどういうことがわかっている今、これからはそれは通用しないということが、親子共々認識できたところです。

暗譜してきてね=仕上げて来てね

ということでした。それが、プロを目指すなら当たり前ということでも、あるわけでですね。

大学のレッスンに行ってきました「ソナタ以降のピアノのレッスンとは?」

私の息子は、ブログで書いている通り、音楽中学校に通っております。

当然のことではありますが、レッスンの先生は、上位に位置する大学の先生達であります。なので、タイトルに書いた大学のレッスンに行くというのは、中学校のレッスンに行っただけではありますが、今日のレッスンの直前の生徒は大学生だったりして、学年・年令問わず、専門の先生に教わっているというところですので、大学のレッスンに行ってきたという書き方にさせていただきました。

さて、そんなレッスンに本日同伴で行ってきましたので、どんなことを指摘されていたかを書いておこうかと思います。

本日は『新しい課題曲』のレッスンで、その楽曲の譜読みが宿題でした。そんな中で、指摘されたことを書いていきます。

・楽曲の構成について

速度記号の意味がわかっているか?
ソナタ形式とは?
第1主題、第2主題の違いは?
各小節の調はどうなっているか?また、意識しているか?(カデンツ)

課題曲のレッスンを受ける中で、上記のような質問が行われていましたが、言われていることを集約すると、結局は譜読みがどこまでされているか?というところです。楽曲を渡されて、すぐに弾き始めるレベルは過去のこと。まずは、楽曲の構成、テーマ、どんな演奏を求められているのかを楽曲全体を通して、眺め、理解し、読み解いていくのが、譜読みであり、場合によっては、音楽理論の理解によって、演奏者は作者以上に楽曲を理解するということなんだ、と思いました。

このような視点は、気づき始めてはいても指摘されないとまだ、気づけないのが、うちの息子のレベルです。速度記号の質問にも、的確に答えられていなかったので、意識が低いのが露呈していました。

キーワード:カデンツ

・歌うように表現する

ピアノと言う楽器は、打楽器です。そんなことはないと言う人もいるかも知れませんが、ピアノは鍵盤を叩いて音を出す楽器であり、音は押した瞬間が一番強く、あとは、音は減衰していくだけであり、人間の声のように、一度音を出した後で、音の大きさを上げるということができません。そんな欠点を持った楽器です。それができるのは、バイオリンなどの弦楽器だけです。

しかし、そんな中でも、歌のようにピアノを弾くことが、ピアニストに求められています。作曲者は人間であり、歌のハーモニーをイメージして、作られた楽曲は多々あります。そんな中で歌を歌うように演奏することを求められていました

どういうことなのかを、私の理解で書きますと、弦を叩いた後、ピアノの弦が鳴っているわけですが、その音の波形のゆらぎの中に、次の音を溶け込ませるように、滑り入れていく、そんな作業をしていくことが、歌うように弾くということのようです。

これも指摘されると気づくことですが、そもそもの楽曲の理解ができていなければ、歌うように弾かないと行けないパートかどうかすらもわかりません。改めて、譜読みの深さを求められていたのだなと気づきました。

・指番号の指摘、フォームの指摘

上記で説明した2つのポイントは、楽曲に関する指摘でしたが、ピアノの演奏技術に関しての指摘も、当然ありました。ただ、演奏技術に関しては、そもそも指練習は毎日やっていることが前提であり、弾けるようにするのは個人で行うのが前提条件のような印象があります。なので、当たり前に弾けるようになるためのレッスンを求める場合は、通常のピアノ教室で習うのが良いという印象を受けました。大学のレッスンは、弾けることが前提です。弾けるのは当たり前のことなのです。

今日あった指摘、まずは指番号ですが、これはミスを誘発するからの指摘であり、また、ばらつきがあるための指摘でした。今回の課題曲は、来月の演奏会で演奏予定であるため、ミスの軽減を目的として指摘されていました。

また、ピアノのフォームの指摘がありました。小指の使い方の指摘でした。うちの息子は、小指を伸ばした状態で手首を使い斜めに鍵盤を押す癖がついてしまっているので、その指の使い方を伸ばすのではなく、上から下の動作で、弾こうというものでした。

この指摘に関しては、小学生からピアノの練習をやってきたことの癖であることがわかります。小指を伸ばしてしまうのは、まだ子供で指が短かったころの名残だと思います。小指を伸ばし、手首を回すことで、距離のある鍵盤の音を出していたはずです。

今日のレッスンで受けた指摘というのは、上記3つでした。このような指摘が、今回に限らず、基本的には、異なる楽曲で、異なるフォームに関して、続いていくのが大学のレッスンであると思います。

気づけばできるけれど、気づけないのが、初級のピアノレッスン生ということであり、それらの意識が言われる前に、当たり前にできるようになって、中級というところでしょうか。

たかがピアノ、されどピアノということで、今回のレッスンの内容は、ピアノではなくても通じるところがあると感じました。通常の仕事も結局は同じです。

依頼があって、どんな依頼なのか、なぜ依頼されたのか、ゴールは何なのかを理解した後で、仕事を始めなければ、求められたものとはかけ離れたものになってしまいます。仕事をするための基礎能力も個人で学習していることが前提であり、それが当たり前にできた上で、仕事を遂行していくことができるのです。

ピアノを含め、人間がやらなきゃいけないことは、同じだなと思いました。

本日もブログ記事を最後まで、読んでいただありがとうございました。また、次の記事でお会いいたしましょう。

ジムノペディを聴きました ⇒ Chigyo Piano再開へ

[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=TDNPtwysVmg[/embedyt]

はい、皆さんこんにちは。

久しぶりの「Chigyo Piano」の更新になってしまいましたね。

お待たせしました。

今年6月くらいから、管理人の私は朝9時から夜22時までという過酷な労働環境で、働かせていただいていたので、まったく更新に注力できておりませんでした。

どんなページにしようかと構想を練っていたのかも忘れたくらいです。

ブラック企業、ブラック社会を生んでしまうのは、その社会を認めることそこに参加者がいること、ということを確信しておりますので、わたくしは、会社を退職いたしました。

16年もの間、その会社に付き合っておりましたが、これは次世代にとって、良くない会社であることを、確信しておりますので、自ら退職という形で、否定させていただきました。

本日、紹介いたしました曲は、サティのジムノペディ。「ぼくのなつやすみ」というゲームの中でも使われていたということですが、昔から有名な曲ですよね。

[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=x5Vio_4zIBQ[/embedyt]

サティ、ジムノペディで検索いたしますと、

青少年を大勢集めて全裸にして踊らせて、古代ギリシアのアポロンやバッカスなどの神々をたたえる「ギュムノパイディア(英語版)」(古代ギリシア語: Γυμνοπαιδίαι)[1]という祭典に由来しており。。。wikiより

と、やや奇妙な印象もありますが、曲調からすると、ゆったりしている祭事だったのでしょうか。全裸という言葉を聴いてしまうと、なかなか危険なものを創造してしまいますが、、、日本で裸祭りと聞くと、なにやら激しいぶつかり合いがありそうですが、そういうものとは違うんでしょうね。

東京とブラック社会に疲れてしまった今の私には、最高の癒しとなっておりましたので、ご紹介しました。

この16年。実家の両親に、月1くらいしか会えていなかったのですが、どちらも病により、死の淵に瀕してます。その介護のための、、退職でもあります。

同時に、そのような状況になるなんて思ってもいませんでした。

これは神の啓示だと思っています。私が何をすべきかを、導くのは、結局は、自然な流れなのです。

人は、川の流れのように、あるがままを受け入れ、その流れの中で、やれることをやるしかない、いや、やれることをやるだけで、変わり続ける。

そのようなものだと、私は確信しております。

不安や心のぶれは、もちろん日々ありますが、そのぶれも、真にある心と向き合えば、ぶれがないことに気づけます。

徐々にではありますが、このページを本来の形に持っていきたいと考えておりますので、今後もお付き合いいただけると幸いでございます。

本日も読んでいただきありがとうございました。

ピアノの音色

ピアノの音色について、小さいころから音色が良いと私の息子は言われてきました。それが本当だったのか、音楽中学校まで特待枠で入れたのですが、ピアノの音色の秘密というのはある気がします。

最近、中学生になったことで、使える言葉の表現力もつきましたから、よりはっきりと物事を言えるようになってきたこともあり、時々いうんですよね。

例えば、ユーチューブなどでピアノ演奏を聴くとです。

この人の演奏は、なんで、こんな伴奏なのかなぁ?
もっと、いろんな音を使った方が楽しくない?
きっと、好きで弾いてないな。。。

などなど。

とはいっても、ピアノ演奏というのが、本当に難しく、上には上があることを当人も熟知していますから、私などが、安易にこの人は弾けてないなというと

難しいんだよ、簡単じゃないんだよ
頑張ってるよ この人

と、フォローをいれたりもします。どっちの立場なのか。。。

そんな息子の会話を聴いていると、やはりそもそも音色を意識してきたようです。おそらく無自覚にも、幼いころから良い音を出したいという思いがあり、そうやって小学生の頃から、自分なりに良い音色のでる弾き方の工夫や練習をしていたんだと私は感じます。

音色の関するピアノ用語としては、やはりタッチですよね。どのように鍵盤を叩くのか、鍵盤を舐めるのか、鍵盤を突くのか、ピアニスト数だけ、そのタッチのやり方はそれぞれ違います。音色を変えるは、結局タッチとなるんですよね。

まるで、パソコンのキーボードのタッチが人によって違うのに似ているかもしれません。

最近の息子の演奏を聴いていると、最近はめきめきと表現力があがってきており、左手と右手のバランスがあがり、音楽の入り音の消える出口の音色が、かなりよくなってきたことを実感することがあります。

とはいっても、中学生で、練習不足ですから、まだまだですが。

最近やっている練習曲は、ハイドンのソナタ。番号は、ちょっと今は記憶していないので書けないのですが、その練習中、おそろしいくらいに、タイミングよく、右手の音楽を奏でて入れられるようになってきました。

ここまでくると、もはや軽音楽のレベルを超えているなと、実感できます。もう少したったら、そんな最近の動画も撮影して、公開したいと思います。

本日はこの辺で。近々、更新頻度が上がっていく予定でおりますので、今後ともよろしくお願いしす。

中学校の音楽のテストの結果は80点 低い!!

うちの息子は音楽中学校に通っているのですが、クラスは進学コースのようなところにいまして、普通科の進学コースの子供たちも受ける、音楽の期末テストがありました。

その結果は、80点だというのです!?

どういうことなんでしょうか?

ソルフェージュやってれば、音符や休符なんて朝飯前だし、速度記号も簡単ではないんでしょうか?

ということで、何を間違ったのかを聞くと

音楽科の名前とか、生まれた国とか、どのような気持ちで作曲家がこの曲を作曲したか?など

ということでした。

あらー、再現者失格じゃんとか、私は心の中で思いましたが、勝手にしてくれと思いまして、何も言えませんでした。今はまだ、その時じゃないんでしょうね。

練習曲や、ソナタの楽譜どまりということでしょう。その先の、楽曲の生まれた背景や、当時の流行などには、興味が湧いていないということでした。

親は心配です・・・(笑

ピアニストとしての芸術性をどうやって手に入れるのか?

小学生や中学生のピアノ演奏であれば、上手であれば評価をされますし、難易度の高いとされる曲で大人顔負けの演奏をすれば、ある程度の評価は簡単にされると思います。

けれど、それが、できたからといって、その後もピアニストとして生きれるかというと、そうではないという、現状があると私は感じています。

今日も練習、明日も練習、その次も毎日毎日ピアノの練習をすることで、ピアノを練習している人の上位5%以内くらいには入れる気がします。けど、そこから先は、練習だけではないのではないか?

もちろん、その5%に入るのは簡単ではありません。けれど、そこから先もやはり厳しいのです。

先日、音大付属中のピアノの先生が、手術をされるということで、一週間ほど入院をされていたのですが、時間が少しあったのか、メールをいただきました。その内容は・・・

〇×くんが、最近、疲れ切っている様子で、少し心配です。勉強とピアノの両立が難しいのか、いつもレッスンに疲れている様子で、担任の先生ともお話をしました。私も課題を出しすぎることもあったかもしれませんが、〇×くんの個性が、失われてしまうような気がして、心配しています。

良い音楽を作るためには、練習だけではなく、いろんな経験を通じて、表現する力を学ぶことも必要ですので、時には練習を休んで、楽な気持ちで、学んでいってもらいたいと思っています。

— 以上 —

表現は、変えていますが、上記のような内容のメールで、私達や周りが、期待しすぎて、疲れているような内容なメールをいただけました。もちろん、ピアノの先生が一番気にかけているからこそ、病院から入院中に連絡をいただけているのだとは思いますが、少し驚きました。

私も、もっと練習しないのか?勉強ばかりしていて、ピアノの練習をしないのかと、言うことはあります。けれど、子供というのは、親の言うことはあまり聞かないので、だからといって、練習を始めるということはありません。

けれど、どこかで、無理をしていたのかもしれません。ただでさえ、小学校から中学校へと生活が変わり、徒歩での通学から、満員電車での通学へと変わり、大変なのに、さらには、勉強とレッスンで、大忙しのはずなのですから、疲れるでしょう。中学一年生というタイミングなので、疲れてしまったというのは当然あるかと思います。

でも、そのような忙しさや厳しさの中で、感じることも当然あると私はあると思います。先生が気をかけてくれることもそうだし、私達とのかかわりもそう、練習をするか、しないか、今日出かけて体験したこと、学校の友達とのかかわりのなかで、感じること、すべて感じたことが、音楽性へつながっていくはずなのです。

嫌なこと、辛いことも当然、音楽につながるでしょう。

かつての偉大な作曲家たちは、国を戦争で追われたり、祖国が無くなったり、そのような中で生きていたのですから、幸せが必ずしも、良い音楽を生むわけではないと感じます。

練習をしないことは、結局は、テクニックが伸びないことに繋がりますが、音楽性、芸術性を支えるにはテクニックが必要です。一方、音楽性や芸術性を生むには、人生経験が必要です。

そのようなバランスの中で、本人が頑張ることしかないので、今回いただいたメールで感じたことは、子供が、先生にも愛されていることでした。

私の人生で、そのような特別なことは、なかった気がします。それだけ、子供に才能というか、光るものがあるんだということに、改めて気づきましたが、だからといって、練習しなければ、何にもならないのですから、本当に難しいところです。

音大付属中学校の想定外と想定内

年の4月から音楽大学付属の私立中学校に子供を通わせているのですが、早いもので、もう6月。既に2か月が経っています。その間にあった、想定外と想定内を本日は書いてみたいと思います。

想定内

学校入学前の説明会で聞いていたこととあまりギャップのなかった想定内のことを書いてみます。

・進学コースの友達と勉強の内容がほぼ一緒

中学校から音楽を学ぶと言っても、ほとんどの人が音楽家になるわけではないのが音楽の道です。ということで、音楽専門コースとは言えども、進学を前提にした勉強をしています。これは、想定内でした。

・ピアノの先生は音大の先生

これまでは、カワイ音楽教室の先生に学んできましたが、藝大出身のしっかりとした先生の下で、ピアノを習えています。基礎からのやり直しですが、想定内のことでした。

想定外

入学前に想像していたことと違った、想定外を書いてみます。

・3年間同じクラスメイトで勉強をする

音楽専門は音楽だけが別授業で後は進学コースと全く一緒でした。また、進学コースは、シャッフル制ではないことがわかり、3年間同じクラスメイトで学ぶことがわかりました。私の中学は毎年クラス替えがあったわけで、これは想定外でした。

・事業でiPadを使用する

おそらく公立中学校に通っていたらなかったと思いますが、iPadを使った授業が行われています。いろいろ制限はありますが、時代にあった勉強スタイルだと思いました。

・ピアノ一色ではない

音楽専門コースということで、ピアノを優先し、厳しい指導が毎日あるかと思いましたが、そんなことは全然ありませんでした。普通に授業が優先され、ピアノもやりますが、先生が専門の先生だけの違いです。

普通の中学校に通い、カワイ音楽教室の先生に習うよりは、専門度が高いですが、ピアノで辛い場面というのがいまのところありません。

大丈夫なのかな?と心配です。

・想定外に勉強ができた

うちの子供は、学習塾にも通わせていませんでしたし、ピアノも特別に先生を選んだわけではなかったのですが、音楽専門コースで学ぶ機会を得ることができ、また学校の成績も上位だということがわかりました。

正直、これは想定外でした。ただ、あまり勉強熱心にならないでほしいというのが、親としての本音です。何のために音楽中学校に入ったのか?

そこが、一番の想定外でした。もう中学生ですから、親があれこれ支持を出すべきではありません。

見守ることしかできませんね。

【ピアノドッキリ】もしもオタクがプロのピアニストだったら。。(千本桜・Street Piano)←見ました

久しぶりに、動画紹介です。

先ほど、YouTubeでピアノ動画を見ていたのですが、おもしろい企画があったので、ご紹介したいと思いました。

これは、本当に久々に面白い動画でしたね。

正直なところネタ系の動画は、やらせ感との戦いですが、ピアニストの方がよかったんだと思います。

演奏の質は、やや硬いところもあり、ミスタッチもありますが、ギャップがすばらいくいい感じになってました。

他の楽曲も聴いてみたいなと思わせるので、この方は、もしかしたら知られている方かもしれませんね。

時間がありましたら、鑑賞してみてください。

ピアノにまつわる情報サイト