本日はピアノの発表会でした。
コンクールではないので、日頃ピアノを習っている人であれば、私営の小さな教室であっても、誰もが出演するピアノの発表の場でもあります。趣旨は、ヘタウマを競う会ではないんですね。
出演者、つまりは生徒さんの男子比率は、44名中7名とい少なさです。そんな中でウチの息子も頑張ってきました。
出演順は、最後から2番目ということで、自分の息子「Samato」となり恐縮ですが、この教室では、頑張っている方だと思います。
演奏した曲は「子犬のワルツ」でした。ピアノを弾く人であれば誰でも知っている有名な曲です。小学4年で弾くのは、4歳くらいから練習を積み重ねてきていれば可能なくらいの難しさで、素人の私には絶対弾けないレベルの曲です。
本日の演奏は、日々の練習風景を見てきた私としては、感動レベルのものでした。
楽譜通り弾くことが、ピアノが上手いということにはなりません。聴き手が、ここちよいな、いい曲だな、って感じてくれるようになって、初めてピアノが上手いということになります。
この日の演奏は、2回ほど怪しいところはあったのですが、それ以外は指の動きもスムーズで、ピアノの音を響かせる表現ができていたんですね。
昨年のコンクールで入賞はしていたのですが、それでも個性なようなものはなく、数回のミスで後はお手本通りに弾いたというのが、私の感想でした。
つまり、「まぁ、よくひけたね、楽譜通りに。感動はしないけど。。」というわけだったんですね。
しかし、今回の演奏は個性を感じれる表現が見えるようになってきた、というレベルに達したことを感じることができました。
今までも、今回最後の演奏する娘さんのママに「Samato君は、音が綺麗だよね」なんて言われてきたんですが、絶対ミスをしないその娘さんのママに言われても、私にはまったくピンときていなかったんですよね。ですが、素人の私にその意味が、今回初めてわかったんですね。
ピアノの音というのは、鍵盤の叩き方で変わるんです。どの位置から、どのように叩いたのか。それによって音が変わります。根本的に生ピアノは、弦を弾いて、響かせたり、音を消したりと、音のコントロールをするところで、勝負をしているんだとおもいます。
そんなわけで、弾き方が違えば音が違ってくるわけなんですね。
その個性がわかるようになったことは、本人もそうですし、私にとってもなるほどなぁということなんですね。
本日の演奏が終わると、次は「コンクール」という話になってきます。今までは、なんとなく参加していたコンクールも、徐々に息子もその重みを理解できるようになってきました。
どこまで、いけるかわからないピアノという趣味ですが、子供がやりたくないというまでは続きそうです。
音楽って、本当にいいもんです。
感動します!