日本人ピアニストの危機

私の息子が音楽科のある中学校に通うことになったことは、2月からの受験の話で、以前から綴っておりますが、今日学校に行き入学説明会に参加してまいりました。

通学時間に2時間~3時間をかけて通うというのは貴重な時間の浪費にしかならないので避けたため、偏差値や学校のブランドではなく、一番近いところにしたのですが、男子はうちの子供一人。決して女子中学校ではありません。

そこで気になったのは、日本人のピアニストが今後生まれるのだろうかということです。私の息子もその可能性がまったくのゼロとは、親ですから思いませんが、それにしても、この現状は危機的状況な気がします。

音楽科を選ぶことは、将来の収入を考えると避けるべきにしても、少なすぎる。少し不安になりました。もう、ピアノを弾くことが時代遅れなのか?と思うくらいの印象を私はちょっと持ってしまいました。

そもそもピアノは昔から自動演奏が可能な楽器になっておりましたし、作曲すらもAIが行う時代がまもなく来ようとしています。だとすると時代遅れかもしれません。しかし、AIによる作曲や演奏を実現した瞬間にコンピュータの価値が失われ、結局は、間違ってでも人がやることに価値があると再認識する時代が来ると、私は思っています。

そのことがわかった段階で、おそらく先生の必要性が再認識されるとは思いますが、おそらくその瞬間には教える技術がすでに失われている可能性を感じてしまいます。これは私の妄想、おとぎ話であればいいですが、そのような気がするのです。

最近は中国でヤマハのピアノが売れているという話をニュースで読みましたが、おそらくこの現状だと、今後ピアニストは中国でばかり生まれるようになる気がします。すぐに習得できないピアノの技術は、失ってしまうと、取り戻すことは簡単ではありません。

どうなるのか疑問になってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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