ピアノの先生の年収は厳しい

ピアノの先生の年収は厳しいものがある

今ではネットで簡単に調べられるから調べれば、ピアノの先生のの平均年収は500万円未満ということで、
ピアノがどんなに上手くなったとしても世間平均と比べるとたいした収入が見込めないことがわかる。

ピアノの先生になっても高い年収が見込めないなら、無理してピアノの先生になる必要はない。
となると、コンクールの結果がどんなものでもそれ程気にすることはないといってもいいだろう。

趣味なんて上手くても下手でもどちらでもいいのだからとなってくる。

なら、がんばらなくていいや。

ここまで読んでそう思った人は、すでにピアノはやめた方がいいだろう。そもそも趣味としても、ピアノが好きではないのだろうから。

しかし、ピアノ・音楽を愛してやまない人であれば、それでもピアノと共に生きることを願うだろう。

ではメリットを考えてみよう。

収入が少ないピアノの先生であるが、自由時間つまり自分の時間の確保に関しては、ものすごく優遇されているといっていいだろう。

子供の習い事は、始まりが早くとも午後だ。午前中は何をしていてもいい。週末は生徒が来るので仕事になるが、深夜残業もないし、早朝出社もない。
もっというと自宅が個人教室なら通勤時間すらないのである。想定外の出社依頼だって皆無だろう。

それでいてうまくいけば、500万円ももらえるのだったらいいかもしれない。

女性が高い収入を得る場合、名のある4大生大学を卒業しキャリアウーマンとなり、残業当たり前で働きすぎのようなところに就職しなければ、年収500万円を超えるようなことにはならないのである。

しかし、そのような職場では、会社の育児補助制度がどんなにそろっていたとしても、
仕事への責任感などから簡単には出産に踏み切れないし、復帰した後も、戦場で戦うママとなり、子育てなどできるはずもなく
親の手助けが必須のものとなるのである。

一方、普通のアルバイトや非正規社員で働いてしまうと、年収200万円以下となるので、それにくらべると、ピアノの先生は悪くない仕事となるだろう。
音大までいってやる人がいないことで、ライバルが少ない分、努力すれば、それなりの結果も得やすい気がする。

特に女性の場合には、この自由時間が大きいピアノの先生が多分にメリットとなるだろう。
出産や育児など、家庭の幸せもつかみつつ、ゆったり生きれる可能性は高い。

ちなみに私が年収500万円を超えたのは27歳くらいだったきがするが、そこには残業代が多分に含まれていた。
これは、自分の時間を売っているに等しい。
たいていの日本のサラリーマンはこれに該当する。満員電車+残業+各種ハラスメントをセットにこなす事でお金を稼ぎ出すのだ。

もっとも、ピアノの先生が稼げない第一の理由としては、日本では日常的に生演奏を聴くような文化がないからだろう。
必要ないから、仕事がない、ただ、それだけだ。

しかし、いつも聴きたくなるような状況になれば、それが一変するであろう。

ピアノの先生が憧れるピアニストなどは、音源も良く売れ、ピアノの先生が聴き来るのだ。

つまりは、最高の地位に上れば、それなりの収入の可能性がでてくるということである。

どんな仕事でも、この最高の地位につけば、上限などなくなる。しかし、最上位は、努力だけでなく、天が味方するような運も必要となることは言うまでもない。

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