最近、ピアノ教室でショッキングな話を聞いてしまいました。(ショッキングは英語じゃないけど使ってる。。。
なんと、6歳の時からめちゃくちゃ指の動いた、まさに神童の女の子が、次のピアノのコンクールに、出ないとい言うのです・・・
YouTubeに多数出ている神童の子供達に負けず劣らずの神童が、コンクールに出ない
その女の子を意識していた私達にとってはとてもショックな話です
毎年、彼女の成長と演奏を聞くことが、密かな楽しみになっていたこともあり、我が家にとっては大変ショックな話なのですね
なんといっても6歳から11歳の今年まで、5年もそういった楽しみを続けてきたのですから(苦笑
となると、気になるのは、なぜ、コンクールにでないのか!?というあたりなんですね。まったく余計なお世話なんですが、理由を聞きたくなるのは、人間の当然の心理です。
あんなに上手にピアノが弾けるのに、いつも発表会の最後に弾くくらいの神童が、なぜ、出ないのか!?
その理由を直接聞くまでもなく、漏れ出ていることがあります
私の息子は、その神童と同じピアノの先生に習っています
先生は、言います。もっと、あの子(神童)も練習してきてくれたらいいのに・・・
お母さんは、言います。最近は、30分も練習しないんですよ・・・
神童がどうやらピアノの練習をしないというのです・・・
30分も練習をしないということは、これまでは自分から進んでピアノを練習していたということでもあるんでしょう
ところが練習をしなくなっているということのようです
つまり、いまのところ、ピアノの興味がなくなったらしいんですね
それもそのはず、実は、私達はそのことを、演奏から少しずつ感じ取っていたのです
それは2年前からのことでした
彼女の演奏が楽しくなくなったんですね
フォルテッシモも、ピアニッシモも区別無く、ただ、指を均一に動かす
子供とは思えない指の動きなのですが、演奏が、まるで機械のような演奏になりはじめていたんです
今だって、並みのピアノを習っている子供とは思えない指の動きと、絶対に間違えない指の動きが彼女にはあるんです
ところが演奏に感動がないんです
私達は気づいていたことが、ありました
彼女はあまり感情を外に出すタイプではないんです
挨拶をしても、どこかそっけなく、発表会の衣装も地味、演奏の後の礼も、表情がない
ちょっと、子供らしくない・・・
それが多くの人達の感じるところだと思います
でも、指は神童なのですから、今回のスランプが必要だったのかもしれません
彼女は、感情を外に発するということが、苦手なのだと私達は考えています
しかし、やりたくない、練習をしたくないという、意思を彼女は発しました
先生を困らせるほどの、意思です
これは、いい傾向じゃないでしょうか?
必ず彼女は復活すると思います、それまでに私の息子も、彼女の演奏に負けないほどに伸びていれば、いいのになぁ
なーんて、他人のスランプを見て思うのでした
スランプは意味があるものですから、あせらず進めばいいと私は思います