ショパンの「幻想即興曲」はWEB「 あるピアニストの一生 」で難易度23に設定されている高難易度の曲です。ショパン楽曲の最高難易度は28ですがそこから5ポイント下の難易度23と言えども子犬のワルツが難易度16と言うのですから「幻想即興曲」は簡単な楽曲とは言えません。今回は小学生で弾きこなす子供達を特集しました。
YouTube上にはたくさんの小学生が弾く「 幻想即興曲」がアップされているので、一つ一つ御覧ください。
目次
9歳の幻想即興曲
小学校低学年の幻想即興曲
小学校4年生の幻想即興曲 ①
小学校6年生の幻想即興曲
小学校4年生の幻想即興曲②
小学生の幻想即興曲を聴いて
いかがでしたでしょうか。正直なところ、プロの演奏を聴いた後で聴いてみると、こういうところはまだまだだな、という場所がある演奏もありますが、かなり弾きこなせている演奏が多いと感じます。
3歳からピアノを始めれば、誰もがこんなにピアノが弾けるようになる!?とは、全く思えないですが、これほどまでにアップされていると、できる子供たちは少なくないわけですね。
その子供たちが競い合ってプロを目指していくのですから、大変だなぁと私は思います。
幻想即興曲というと、すごく聴きやすくわかりやすい音楽で、私は好きな曲の一つになりますが、聴きすぎると飽きが来ます。でも、現代音楽のような世界に入ってしまうと、理解できない=聴けないという世界に入ってしまうので、私としては、このくらいの演奏が聴きやすくいいと思うのですが、小学生で弾いちゃったからと、雑に扱ってほしくはないなぁと思います。
どんな楽曲であっても、それをどこまで高められるか、そこにすべてがあるような気がします。
小学生が作った和菓子、老舗の職人が作った和菓子。見た目が同じでも、食べると違うところが多々あるように、たとえ小学生の時に弾けてしまったとしても、さらに楽曲を作り込み、極めていってもらいたいと、感じました。