昨日、上野学園中学校の説明会に参加してきました。
事前のネット情報を見る限り、学力は特に求められているわけではなく、通学できる範囲であることと音楽科があることに興味を持ち、無料なので、とりあえず参加してきたという感じでした。
息子がピアノを習っているわけですが、ピアニスト業だけ成功するような人はそもそもいないというような状況なのは、言わずもがなです。ですが、ピアノが好きという気持ちはあるので、学校の先生になる・ピアノ教室で食っていこうとの考えが続いたとしても可能性が残り、逆に数年後、音楽に関する仕事で絶対食えるわけなんてないという確信が起きたとしても、勉強が続けられることのできるようなカリキュラムの学校がいいだろうという思いがあります。
さて、その上野学園中学校の説明会ですが、テスト1ヶ月前ということで、小学校6年生向けの内容となり、「勉強お疲れ様、当日はがんばってください」というようなメッセージが語られる中、うちは小5で、参加していました。
校長のあいさつで人柄が良さそうであることや、学校の指針がよくまとめられたプレゼンを知るに、さすが私立だと思いました。基本的には、勉強中心であるが、少人数、音楽は普通科でもやるなど、音楽科を持つ学校としての色は出ていました。しかし、某中高一貫の都立中額の説明会でも教育指針については、同じような「グローバル」「プレゼン」重視の方向性の説明を受けていたこともあり、違いは設備の良さかなぁ?という個人的な印象が残りました。
生徒人数の推移を知るに、人気がなくなる傾向にあり、それが課題だと気づいているのではないか?何かしら変化をしないといけないような状況があるのでは?つまり、だからこそ最近、コースの改正がおこなわれたという気がしました。でも、これを私はデメリットとは思っていません、変化が必要なときにはその変化に対応しなくてはいけないし、そのことでの学内団結や動きが、起きるだろうと思うからですね。
実際に、構内で出会った生徒さんの雰囲気については、悪くなく、自由さを感じました。都立一貫高の生徒はエリートな雰囲気、つまり挨拶にしても言わされている?言わなくちゃいけない?ような状況で、演じている雰囲気がありました。(私はそのような演じる雰囲気を知っているから、勝手に感じただけなので、誰もが必ずしもそう感じるかはわかりませんので、あくまで参考としてください)
さて、区立、都立と上野学園とで、メリットについて考えてみたいと思います。ただし、項目や評価は、あくまで私の視点ですので、参考にしないでください。
通学時間 公:10分 上:30分 都:45分超
部活 公:必須 上:任意 都:必須
生徒数 公:多 上:少 都:多
設備 公:普通 上:良 都:普通
運動 公:普通 上:低 都:普通
音楽科 公:なし 上:良 都:なし
課外活動 公:普通 上:良 都:良
学費 公:安 上:高 都:安
・・・公→近所の区立中学、上→上野学園、都→中高一貫某都立
音楽を学べるというメリットがあるので、上野学園はそのアドバンテージがありますが、学費は圧倒的です、ただし、特待生として通えるのであれば、その部分はデメリットでなくなってきます。
一方、人気が一番高い中高一貫の都立は、なによりも通学時間が長すぎます。
個人的な意見ですが、私は高校が1時間~1時間半の圏内最高レベルの高校に通っていましたが、通学の時間は無駄にしか感じなかった記憶が残っています。また、勉強というのは、一人の勉強時間を作ることが大事なのがわかっているので、先生の指導能力で強く補えるものでもありません。
今のところの人気は無いが、上野学園中学校は、我が家にとって選択肢としてなくはないという結論に至りました。
ということで、頭が、音楽科のある中学校について、前向きになってきたので、もういちど音楽科のある中学校に通うことの必要性について、今後も調べていこうかと思いました。
まぁ、そもそも食えない、食えないってネットで言われる音楽に、ちょっと異常さを感じてますが、音楽や芸術は、標準の人はまったく食えないが、勉強は、標準の人もどうにか食えるという違いが確かにあるので、これはしかたなしと感じています。
ただ、ITとAI(人工知能)の利用の進化下では、どちらの標準でも食えなくなる未来を示唆していると思うのですが・・・