ピアニストや音楽家を悩ませる病気【局所性ジストニア】

局所性ジストニアというのは、音楽家向けにひらたく言うと、指が思うように動かなくなるような病気です。ピアニストを断念したり、音楽演奏に問題を起こしたり、思うような音楽活動ができなくなる、やっかいな病気です。これについて、今回は書いてみたいと思います。

目次

  • 局所性ジストニアって?
  • 局所性ジストニアの原因は何?
  • 局所性ジストニアになったピアニスト
  • ピアニストになる人は局所性ジストニアについてどう考えた方がいいか?

局所性ジストニアって?

スマホでネットのニュースを読んでいた時に突如でてきた、局所性ジストニアのピアニストの演奏会のニュース。

局所性ジストニアってなにか?ということで、Wikipediaを読んで学んでみました。

不随意で持続的な筋肉収縮を引き起こす神経疾患

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%80%E6%89%80%E6%80%A7%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2

つまり、神経的な病気でありながら、指が思うように動かなくなる病気とのこと。これは、音楽家にとってはやっかいですね。

局所性ジストニアの原因は何?

世間一般的な、原因については、ネットを頼っていただくとして、ここでは私が理解する、ピアニストがなる局所性ジストニアの原因です。

ピアニストがやっていることは、ほとんどの場合鍵盤をたたき続けることです。

規則的な運動ですね。まさ、局所性ジストニアの原因に当てはまる行為です。

  • 小指と薬指が屈曲し指を早く動かせなくなる
  • 鍵盤から指を持ち上げる動作に時間がかかりリズムが不正確になる

ピアニストにとっては致命的ですが、一方、ピアノを弾く時にだけ症状が現れるということもあるようで、精神的な拒否の可能性も高いです。

  • 子供の時からピアノの練習を強制される
  • パワハラ的な指導を受ける
  • 精神が安定できない状態で練習を続ける

コンクールというプレッシャーと戦いながら、神経をすり減らしてピアノを習っていたら、なる確率が高まるような病気でしょうね。

局所性ジストニアになったピアニスト

  • ゲイリー・グラフマン
  • 児嶋顕一郎
  • レオン・フライシャー

有名ではなくても、ピアノ学習者のうちに、局所性ジストニアを発症して、断念したケースをいれると、かなりの数のこの病気の患者がいるのではないでしょうか?

ピアニストになる人は局所性ジストニアについてどう考えた方がいいか?

ピアニストには毎日4時間の練習が必要とされています。

しかし、繰り返しのピアノ練習をやっていると、この病気になる可能性は当然高くなりますよね。

特に、小指と薬指が、思い通りに動かないなんて、プレッシャーを与えながら練習をしていると、よくない気がします。

大丈夫、焦らないで、ゆっくりでいいんだよ

そんな感じで、練習すればいいのかもしれませんが。

早く上達した、すぐに演奏を完璧にしたい、誰よりもすごい演奏がしたい

そんな気持ちにゆとりが無い状態を続けると、よくない気がします。

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