音楽中学校の学内の演奏会に出場できるか、できないかで、演奏家への道の可能性が測られる

音楽中学校に通う息子が学内の演奏会に出場することが決まりました。これについて私達親子は特に大きな話とは捉えていなかったのですが、どうやらこの演奏会に出場することが演奏家を目指すことができるかの可能性を判断する第一関門だったらしく、それを通過したことはおめでとうという話だったのです。

中二が始まったばかりの5月で、そんな話があるとは知らなかったのですが・・・

中学1年の終わりに演奏会推薦の話を聞く

私達親子は音楽学校のルールをまったく知らない一般人です。しかしながら、その門をくぐってしまったからには、一般人と言い続けることは難しいわけですが、それでも、知らないことばかりです。

昨年度末に、息子から演奏会に出演することが決まったと聞いたのですが、生徒が多いとは言えない現状での出演の話なので、誰でも出場できるものだと思っていたのです。

しかし、現実は、そういうものではなかったのです。

新入生で入学するお母さんのとんでもない話を聞く

ところが、お母さんの交友関係を気づく中で知り合った、新入生で入学するお母さんからとんでもない話を3月の終わりごろに聞いたのである。

中学校2年生の5月にある演奏会に出場できるか、できないかで、演奏家に進めるかどうかの判断が下されているというのだ。

現在音楽中学校に通う息子であるが、将来演奏家になれるかなんて、簡単に実現できないことはわかっている。しかしながら、手探りで進んでいる私達家族は、そんな判断が既に行われていたことを知る由もありませんでした。

結果的には、既にその演奏会に出演が決まっていたので、演奏家の道が絶たれたわけわけではないことを知ることができましたが、もし推薦されておらず、この話をきいていたとしたらショックだったはずです。

演奏会当日の雰囲気

演奏会の出演について、先生と話をすると、まずは、「演奏会出場おめでとうございます」という挨拶ではじまるのだ。

私達は、この出演の意味を、うっすらと聞いていたわけですが、おめでとうございますと言われたことで、リアルに演奏家の道の有無が判断されていることが実感できたのです。

どこで、どのように音楽家へ進めるかの道が判断されるのか、まったくもって私たちはわかっていなかったのですが、中学校1年に通っている間に、この演奏会の出演に関する推薦可否が決まったわけで、後で気づくととんでもなく厳しいことがわかりました。

軽い気持ちで中学校1年を通過してしまった、私達親子でしたが、結果ギリギリセーフで、演奏家への通過を果たしました。

演奏後の先生たちの様子

実は、今回の演奏会の直前、私達は親子で話し合いをしていました。

ピアノを本気で続けるのか、練習は今後どうするのか?

息子に練習ができない理由を聞くと、やりたいことへの欲求を抑えることができないという残念な結論がでていました。

そのため、制御できない息子なら、それを取り上げるという強硬策をとりました。

中学1年生とは言っても、去年までは小学生どこか甘えがあったのです。

それを乗り越えての今回の本番でした。そのため、十二分に今回は練習と楽曲の研究ができた状態で、演奏会に臨むことができていました。

そのため、これまでで一番の演奏を息子ができていました。

その結果、演奏後には、各先生からのこれまでにない、高評価の声掛けをもらうことができたのです。

結果的には良い方向に進んだけれど。。。

今回は、まったく演奏会の重要性をしらずに、たまたま、親子の話し合いで、気合が入っての演奏会でしたが、演奏家への判断が下されることの、分岐点だとは、全く知らずに望んでました。

結果的には、演奏家への可能性が残ったまま、通過できましたが、アワや皮一枚のぎりぎりの通過。

今後、どうなっていくかも不安です。

ちなみに、高校2年生の演奏を聴く機会に恵まれましたが、とんでもなく上手で、すでに一般的なピアノ教室の先生の演奏レベルは、超えている演奏をしていました。

ピアニストになる人とは、このような人たちのことを言うのだなと改めて、実感させられました。

あと3年以内に同じようにならなければ、息子の演奏家の道はないわけです。改めて厳しさを実感した、演奏会でした。

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