ピアニストの道は、とても険しいですね

近、ピアノの記事は書いておりませんでしたが、ピアノの楽曲には触れておりました。そんな中で、最近思っていること、ピアニストの道について感じるところを、日記程度に書いておこうと思います。

ピアニストになろうとした場合、小学校以前から音楽教育が始まり、中学生になるころには、8年~10年くらいのピアノキャリア積んでいることになります。また、コンクールも何度も出場して、それなりの成績を収めていた方が、モチベーションの向上につながりますので、当然経験しているのが普通です。

でも、そのような子供たちは、ゴロゴロいます。軽音楽やピアノ以外の楽器の場合は、13歳から始めても、プロになる人という方がいますが、ピアノに限定して考えると、13歳から始めてプロになるというのは、きわめて稀な状況になっています。

なんと、厳しい世界なんでしょうか。

私は、これは非常に厳しいと思います。仕事についての意識を13歳で持つことも、なかなか普通ではないというのに、13歳頃から、これを仕事にするということを意識しても、やりたいことを仕事にするのは厳しいのですから、ピアニストになることが、どれほど難しいことなのかよくわかります。

また、コンクールで全国1位になったところで、それは日本国内の話。また、コンクールには、グレードがありますから、そこで一位をとったところで、通過点でしかありません。

大学受験の模試で、東大への合格判定が出た程度なのが、コンクール一位と考えてもいいかもしれない、それがコンクールだと私は感じています。

そんな中で、モチベーションを維持し、ピアノの練習を続けなければ、ピアニストにはなれない。そんな世界なのです。

安易にピアニストになりたいと言うとき、お金持ちじゃないとピアニストにはなれないよと、かなりの人がいいますが、実態は、お金よりも練習が足りなくて、ピアニストに慣れない人の方が多いと私は感じます。

それくらい、とんでもなく技術を要求されるのがピアノだと、常々感じています。

音楽大学を首席で卒業して、安易に、私はピアニストだ、ということは決してなく。やはり演奏の質、技術力、表現力、そして、演奏を超えた、人間力、が大事になってくると思います。

もし、ピアニストになりたいという方が、この記事を読んでおりましたら、軽い気持ちでは慣れないことを感じ取ってもらえると幸いです。

本日もブログを読んでいただきありがとうございました。また、別の記事でお会いいたしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です