音楽中学校を受験するにあたって、気になっていることが私にはある。
それは、音楽の道は、ものすごく厳しい。
本当に厳しいことである。
なんといっても、音楽大学に入学した人全員がピアニストになれない。
そんな現実を超えていかなければならない。
そのくらい厳しい。
だとすると、そもそも、学校にお金を払って通うような生徒には見込みがないのではないだろうかという疑問が、私には浮かんでくる。
学校や先生側は、そんなことはありませんよと言うかもしれない。けれど、それはビジネスのためじゃないのだろうか。
ということは、特待生になれないようなら通ってもしかたがないという結論だ。
私はそう考えている。
うちの息子は、塾に通わずとも、筆記試験については、模試の結果で8割を超えてくれた。塾に通えば、それなりに勉強はできるんだと思う。
けれども、音楽科においては、筆記試験の結果ではなく、音楽の実技のテストの結果で決まる。
才能があっても需要がないために、ほとんどの人がなれないピアニストを目指すよりも、しっかり勉強して、需要のある仕事をやるほうが、明らかに楽な人生になるだろう。
ただ、やりたいこと、を止めることはできないのも事実である。
挑戦せずにあきらめる、そんな人生に価値はない。
ただ、目指すなら、一番であり、だめなら、早めにあきらめるべきだ。
ということは、音楽中学に通いたいなら、音楽特待で合格しろということなん
と私は、考えている。