先週のある回転寿司店での出来事。
店員さんの「願い事を書いてみる?」と息子は七夕飾りの短冊を見せられた。
数秒考えた後、息子は
「うん、やってみます」
ということで、私には「絶対見ないでね」と言いつつ、短冊の内容が見えないように隠しながら、長男が書いた短冊には、なんと
「ピアニストになって、よい演奏をして、たくさん拍手をもらいたい」
と書いてありました。
まじで・・・
本当ですか?
マジですか?
ものすごく茨の道ですよ・・・お前さん
という言葉が、もうそこまで出かかっていましたが、息子は、まだ小学生ですから、現実なんて気にせずにやりたいことをやった方がよいと思い、
「じゃあ、真剣に頑張れよ」と応援しました。
さて、こんな風に、なぜ、なってしまったんでしょうか?
私のピアノに関して、子供にいつも言っていってきたことは
「人に負けるのはしかたがない、でも自分には負けるな」
「ミスタッチは恐れず、やりきったと思える演奏をやろう」
「どうせやるなら真剣にやろう」
このくらいです。真剣に=ピアニストでは、ありませんでした。
習い事はしっかりやりましょう、という意味です。同じくやっているスイミングも、休まず通いましょうという意味で、伝えているわけですね。
ですが、ピアニスト。まぁ、基本無理。それをやるんですか?
まぁ、何事も、やってみなきゃ、なんにも進まない、やるのは自由です。
特に小学生や中学生くらいの頃なら、まだまだ、やりたいことを真剣にやってたって、まだまだ、大丈夫。
私自身は、まぁ、何歳になったって大丈夫だと思ってますが、世間的には、どうかなぁ。
けれど、やるなら真剣に、目指すなら、日々の練習も妥協せずで頑張らなきゃ、そもそも一流にはなれません。
本当に、ピアニストになりたいのか、これからの日々で、確認していくのが、私の役割ですね。
厳しくあたっていきたいと思います。