ピアノコンクールは勝つ為の練習をしないと勝てない

音楽が好きで、ピアノを毎日練習していれば、ピアノが好きな子がいい結果を残せるか?

と問われると、私は、完全にノーと言いたい。

新しいジャンルを自分を創ったり、作曲をするのであれば、時には、良い結果を残せることがあるかもしれない、けれど、コンクールは、そういう場所ではない。

そもそも、クラシック音楽というのは、数百年前に生まれた音楽であり、作曲の世界ではなく、再現の世界。

職人技の世界と言ってもいいくらいの世界だと思います。ピアニストは、ピアノの演奏職人とも言えるでしょう。入門してから結果を出すまでに、10年以上かかるのですから、間違いなく職人技の世界だと私は思います。

昨日、ヤフー知恵袋で、コンクールで勝つことだけを頑張ることが、よくないという意見がありました。たしかに私も、受験の世界や、会社の中で、そのような勝負という争いについて、疑問を持っていたこともありますが、それは渦中にいるから、感じることであり、少しはずれ客観的に見ると、争いはやはり、それでもあったほうが、私はいいと感じます。

なぜなら、客観的な評価は自分の理解を確かめる上で大事であること、次のコンクールまでは何日といった区切りも、長期にわたる練習期間を考えると、あった方がよいこと。そんなところでしょうか。

やはり、コンクールは、ないよりは、あったほうがいいと思いますね。

さて、そんなピアノコンクール。勝つ為には、練習をしなければいけません。そして、テクニックを磨くことが大事です。とあるコンクールは、お手本に忠実に再現することを目指すから、あのコンクールはダメ。という意見もありますが、どんな演奏でもできるようになるのが、職人には使命の部分があるので、私は、ある意味仕方ない気がします。

負けた理由が、再現できなかったことにあるのであれば、再現する練習をすればいいでしょうし、勝ちたいのなら、そのような練習もやればよいでしょう。

いろいろと勝ち負けにこだわるからこそ、批判も生まれるわけで、本当に、純粋にピアノが好きであれば、コンクールの結果にもそれほどこだわりを持たないのが、本来のところだと思います。批判をする時点で、勝ち負けにこだわる人になります。

さ、何よりも練習です。一生懸命練習して、コンクールに出る皆さんは、輝いています。がんばってくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です