ピアノ講師の給料は少ない、掛け持ちは当たり前
ピアノを習っているとこんな話が出ます。実際に大手のピアノ教室に勤めていたとしても、自分の生徒がいなければ給与が少ないのが実体です。
つまりは、自分の生徒は自分で集めろ=個人教室との差別化はない=大手に所属するのは一般人向けの拍
息子の場合も、習い始めた1年目の先生はすぐに自分の教室を始めてやめていきました。個人教室をやっていてたまに連絡をとっているようです。
子供の母数が減るとレベルも下がる
日本の経済のバブル期に、ピアノのバブル期もありました。
その時代は、チェルニー、チェルニー、チェルニーと誰もが指練習を当たり前のようにやらされたそうです。
今はその反動で音楽的に意味がないから、やるのは必須ではないという論を持っている先生もいますが、結局のところ向かっているのは、生徒が減らないように努力をしている先生たちの姿です。
たくさんの生徒がいれば、収入を気にせず強気の厳しい指導ができますが、厳しい指導は脱落者が多数でるので、そんなやりかたはピアノ不況の現在は通用しないということらしいです。
そして、生徒のレベルも下がっていきます。理想とはかけ離れた「ゆとり教育」ですね。通常の勉学と同じです。
今後は?
ピアノをやる子供が減り、すっかりピアノバブルの跡もなくなり、日本も没落しているのは皆さんご存知の通りです。
その一方で、正常な状態での新陳代謝は続いているので、バブルの反動の淘汰の結果、まともな状態が来るのは、ピアノも同じだと思います。
つまり、過大な広告や流行によるピアノブームが終わったあとの、ピアノの正常な、生徒の集まり、先生の需要がくる。
そして、本来のあるべき芸術のあり方に戻るのだと思います。
ピアノを金儲けの道具にしたからこそ、2000万円を超えるようなピアノがあること、そのこと自体が過去の過熱を物語っていると私は感じます。
これが良いことか、悪いことかは、受け止める側の考え方に依存しますが