ピアノ動画の撮り方

ピアノの演奏を録音し、YouTubeやニコ動などの動画サイトにアップしたい方が日々増えていると思います。最近はスマートフォンでも手軽に動画撮影が可能になっていますので、スマートフォンを使った撮影方法を解説いたします。また、音質を向上させたい場合は、外部マイクを使う必要がありますので、必要な機材をご紹介します。

ピアノの演奏動画を撮影する場合には、カメラの映像情報とともに、マイクからの音声情報が重要となってきます。ピアノの音を高音質で撮りたい場合には専用マイクを使った方が明らかに音質は良くなります。

スマートフォン編

マイクを使う場合、使わない場合に分けて、気をつけていることを書いています。

外部マイクを使用しない場合

ピアノ動画の撮影に、外部のマイクを使用しない場合は、音質はある程度諦めざるを得ません

音質は本体付属のマイクの性能以上にはよくはなりませんので、それよりも大事なことは、固定して動画を取ることになります。

ピアノ動画の撮影には三脚は必須です

手持ちでピアノ動画を撮影すると、マイクの穴を手でふさいだり、スマホを動かすことで起こる風きり音が一番のやっかいなものになりますので、それをなくすために、スマホを三脚で固定して撮影することが大事になります。

スマホを固定できる三脚を必ず使いましょう。

ピアノ演奏を撮影する位置について

外部マイク無しで、ピアノの動画を撮影する場合には、カメラの映像の撮影を優先してしまうので、音質の優先度は当然下がってしまいますが、音質を少しでも上げるために気をつけたいポイントがあります。

ピアノ動画の音質を上げるポイント

直接の音を拾う位置と跳ね返りの音を拾う位置の考慮をしましょう。

カメラをピアノに近づけ過ぎてしまいますと、ピアノの打鍵音や演奏者の呼吸の音が入ってしまいます。

そのため、ある程度演奏者から離れた位置で撮ることが望ましいです。また、壁に近すぎると壁からの反響音が大きくなってしまい、音質が悪くなる場合が多いので、ある程度、壁から離した場所に置くことが良いと思います。

部屋の状況、壁の材質など様々な条件により一番良い場所は異なってきますので、皆さまの撮影環境にて何度か録音して、ベストポジションを探しましょう

外部マイクを使用する場合

ピアノ演奏を高音質で録音したい場合は、外部のマイクを用意して利用するのが一番いいです。また、外部マイクはコンデンサーマイクという種類のマイクを使うのが一般的です。

値段は少なくとも5000円以上でないと内部マイクと変わない結果になると思います。また最高のマイクを求めると数十万円という値段にもなります。

外部マイクはケーブルが長いものを使います。動画撮影に都合のいいポジションと、音の録音にとって都合のいいポジションが異なるからです。

スマホの機種によって、接続方法が異なりますので接続方法はからなず意識して商品を選んでください。

また、マイクは楽器用であることも重要です。人間の声用のマイクですと、声の周波数帯に制限されていたり、ステレオではなくモノラル入力となっていたりします。

録音のプロは複数のマイクを使って、ミキシングして、いい音を生み出しますが、一般的にピアノ演奏は、加工しないことが多いように感じます。なので、ピアノ動画を録音するのであれば、マイク一本で、試行錯誤するものだと私は考えます。

私が利用している外部マイク

私は下記のソニーのエレクトリックコンデンサーマイクを使っています。

 

※私のスマホには、ヘッドフォンの端子があるのですが、ここに外部マイクを直接繋いでもマイクの音は拾えない設計になっていますので、下記のような、外部マイクを使えるようにする変換プラグを使って接続する必要があります。

マイク端子が無い場合

最近のスマホには、イヤホンもマイク端子も最初から用意されずUSB-Cに変換プラグを使うことが増えてきましたので、スマホによっては変換プラグが必要となります。

iPhoneの場合

iPhoneの場合も、外部マイクを使う場合は、上記のようなマイク端子の変換プラグが必要になります。

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