ピアノの発表会は、大手であれば年に1回、個人教室であれば、毎年あるいは2年に1回というような感じで行われる、日頃のレッスンの成果を披露する演奏会です。
他に習っている生徒さんも出演するので、どうしても演奏の比較をされる会となる傾向があります。
ステージで演奏する練習である
ピアノ発表会は長期的な視点で考えると人前で演奏する練習の会です。苦手な人や、緊張してうまく演奏できない人もいるとは思いますが、どの教室でも当たり前の年間行事です。
発表や意見を伝える場合、人前に出る必要がありますので、たとえ演奏が良くなかったとしても、舞台に立つ練習になりますので、良い経験となるでしょう。
発表会で演奏する曲の傾向
コンクールに出場するお子さんとそうでない子での曲目の差がどうしてもあります。コンクールに出演する機会がある子は、どうしてもクラシックのソナチネ、ソナタを弾くことになります。
一方趣味で割り切っているお子さんであれば、ポピュラーソングからの選出となります。
コンクールに出場する場合には、どうしても次のコンクールを意識した楽曲が選ばれるため、選択肢があまりないことが多いです。
⇒ポピュラーソングとクラシックの演奏レベルの違い(後日掲載)
ピアノの発表会の衣装について
ピアノの発表会の楽しみ方は、その家庭によります。女の子などは、ピアノの演奏よりも、衣装を楽しみにしている会でもあり、ピアノの演奏だけを楽しむ会ではありません。
男の子であれば、ピアノ服と言う意見もあるかもしれませんが、あまり男の子で衣装に気合が入っている生徒さんを見かけることはありませんでした。
日頃の感謝とお礼
ピアノの発表会は、ピアノの先生への労いの会の意味合いもあり、ちょっとしたお菓子などの気持ちを添える人が多いです。
個人教室の場合は、あまりよくはないとは思いますが、義務的にお礼を求められるところもあるようですが、大手の教室ではそのようなことはありませんでした。
披露する予定がない人の意見
ピアノは自分のための趣味で、人前で演奏する予定がない人もいます。また、YouTubeのようなサイトで録音したピアノ演奏をアップする程度で、舞台での発表は予定にないという方もいらっしゃると思います。
そのため最近では、発表会は必須でない意見も出てきています。
発表会は、会場のレンタル費用を自分で負担する会でもありますので、必要のない人は不参加でいいと私は感じます。
ただし、参加を考慮して先生は会場を検討している可能性があるので、発表会に出る意志がないことを最初に伝えておく方がトラブルがなくてよいと思います。