Google Glassの方向性と可能性

私はGoogle Glassを最近着用しない日々が続いています。(まぁ寒くて自宅にいるから、着用する機会もないからっていうのが本当のところですが)

さて、「Google Glassはスマホの代わりにはならん」というようなことを、もう一人のスティーブ、アップルの共同設立者であるスティーブ・ウォズニアックは言ったらしいですが、まぁ今のところ実務的な道具としての方向性にしか光は当たっていたので、その通りかもしれません。

ただし、生きるうえでの情報検出および情報提供的な使い方ができる道具というのは未だかつて存在していなかったように思うので、正しい設計思想で進んでいるのではないかと、私は感じています。

Google Glassが提案したものは、右上の視界に映像情報を表示するというものでした。

我々が生きているうえで情報を検出し表示してくれているものといえば、車のメーター、飛行機のメーター、温度計などなど、つまりは計器類の情報であるわけです。

グーグルグラスというのは、そのようなセンサー情報をまとめて表示してくれているような道具として進化する方向が正しいと私は理解してきました。

娯楽としてのメガネは、明らかにHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が正しい方向だと思います。ただし、これはリアルに真似たものを作る装置であり、背景や登場人物を描き出す道具だと思います。

つまりは、映画用途に向くわけですね。だからこそ、ソニーもリードしています。

一方で、Google Glassは、字幕だと私は思うわけですな。

まぁ、字幕といっても、超高性能で、リアルタイム翻訳や、登場人物の歴史的背景や男優・女優の情報へも瞬時にアクセスできるような使い方が、できるようになるわけです。

一見すごく地味に見えますが、情報の根源になるわけですから、インターネットで情報を得て生活するようになった我々にとっては、まさにこれからの未来の道具として、スマートグラスは発展していく道具なわけです。

ヘッドマウントディスプレイは、テレビの代替手段として進化していきそうですが、スマートグラスは、字幕や計器類の代わりとして終わってしまうのか、本当に新しい情報提供装置として進化していくのか、どちらを望むのかは、我々の選択次第であることは間違いないと思います。

私は、好きですから後者を望んでいる一人であります。

 

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