Google Glassの改善して欲しいところ

私はGoogle Glassを初めて手にしてから3ヶ月が経ちました。

最初は興奮冷めやらぬといった感じで、すこしポジティブなプレミアムをまとってGoogle Glassを見ていましたが、そろそろ冷静にこの新しい道具について、普通に語れるようになったかなぁというところで、今回は改善してもらいたいところを書きたいと思います。

  • レンズを薄くすべき(必須)
  • 右前方の視野の改善(アームのアクリル化)
  • カメラ撮影を続けても半日は持つバッテリー(既出)
  • 痛くならない装着感(メガネレベルへ)
  • 調整不要の装着感(メガネレベルへ)
  • Blutoothヘッドフォン化(選択可能へ)
  • スマホ連動実行時の速度を早く(サクサク化)
  • 市販ヘッドフォンの利用可(ソニー等)
  • 電源のオン・オフの明確化(可能であれば)
  • カードの整理ツール

Google Glassを四六時中装着することを考えると、視界の妨げとなる場所はあってはなりません。しかし、現行のGoogle Glassではレンズが透過しているとはいえ、分厚ので歪みはありますし、アームの部分が車のフレームのように視界を妨げる部分になってしまっています。それを補助する機能があるわけではないので、このような場所があると、車のエアーバッグのように何度ものリコールの原因になったりするのではないでしょうか。

私が上げなくてもすでに有名なバッテリー問題があります。カメラを使わずほとんどスタンバイ状態で使っていれば現行機種も半日は持ちますが、動画を見ていたら数時間でバッテリー切れを起こしてしまいます。USBケーブルで電源を確保しながらというやり方もとれますが、そうすると今度はヘッドフォンが使えなくなることになるので、いずれにしてもここは改善してもらいたいところですね。また、電源のオンオフもイマイチ明確でなく、自動のオンオフ機能も、100%うまく動いているわけではないので、思わぬバッテリー食いが起こってしまっています。

私は常時メガネをかけているのですが、Google Glassが締め付ける部分はメガネとは違うので、やや痛みを感じます。ランニングを想定したのであれば、現行の強いフィット感が必要かもしれませんが、普段使うだけであれば現行のようなフィット感は入りません。完全にメガネとスポーツ用途で切り離して選べるようにする必要があると思います。既に、フレームだけでも売られるようになったので、この点はほとんど改善できたところではあると思いますが、既に持っているメガネは利用できなくなるので、追加の出費となるので、そこは残念ではあります。

次にスマホとの連動ですが、スマホとのヘッドセット化のみ対応となっているところがとても残念です。スマホを見ながらGoogle Glassを使うということは、ユーザーに想定させたくないのか、理由は定かではありませんが、ヘッドフォンにはならないのです。YouTubeをスマホで見るときにGoogle Glassのヘッドフォンから音楽がでてくれればいいのですが、そうはならないんですね。普段の生活をサポートしてくれてないじゃないですか?と思ってしまいました。

また、ヘッドフォンがmicroUSB端子を使うものとなるために市販のヘッドフォンが利用できません。市販が追いついてないのかもしれませんが、現在のGoogleにはない、優秀なインイヤーヘッドフォンが利用できないことは残念な話です。また、付属のものはオープンエアーであるために、騒がしい場所では音が聞き取れません。カラオケなどの場では骨振動でも不可能ですね。

現行のGoogle Glassの仕様だと、カードがずらーっと並んでしまいますが、30枚以上のカードがずらーっとならんでもはっきり言って探せるような状態ではありません。これは整理するようなツールか、そもそもの仕様の改善が必要かと思います。やりっぱなしの印象がどうしてもでてしまいます。洗練させるべきだと思います。

以上が、3ヶ月使っての私の気になった改善点ですが、では実際のところ、現状使えるか?といったところはみなさん気になるところだと思います。

率直に申し上げると、Google Glassは日本で現在使い物にならないと思っています。日本語化の問題だけではなく、スマホよりも洗練されているようなアプリもほとんどありませんから、スマホに比べてかなりの割高感を多くの人が感じると思います。

Google Glassを買うなら、Nexus 6を買ったほうが明らかに満足度が高いと思います。

ただ、未来を感じたいという人であればこのエクスプローラーモデルを手に取るのもありだと思います。

私は、テレビモニタの代わりのプロジェクター、その先にもGoogle Glassはあると思っています。手書きの資料だけではなく、追加の資料をプロジェクターだけではなく、Google Glassにも映し出してプレゼンをするようなことが、実際に可能になることがわかります。

昨今の技術は年を経るほどにスピード感も早くなっていきます。インターネットや、Google Glassのような新しい道具がその改善速度を速めているのも事実だと思います。もしかしたら、次のGoogle Glassで私が書いたような改善点は、すべて解決されているかもしれません。そのくらいに、技術改善のスピードが早くなっていると思っています。

Google Glassの2年間は失敗の印象で終わった感がありますが、それを超えるウェアブルがおそらく出てくると、私は期待しているし、可能だと思います。人間の目も耳も頭にあるのですから、端末だってそのそばにあるべきなのですからね。

次のバージョンを楽しみに、今回の記事は終わりにいたします。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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