ひとりで食事することのメリット・デメリット

ボッチ

おひとりさま、ぼっち、孤独、様々な言い方がありますが、ひとりぼっちで食事をするという行為は、一昔前、昭和の時代では、寂しいというイメージがつきまとい、ネガティブな印象があったことを記憶しています。

悲しいボッチ食事の思い出
私の経験ですが、小学校3年生の時の担任O先生(男性)は担任なった後、すぐ結婚され数か月後の出産のタイミングで奥さんを亡くされました。結婚式に向けおめでとうのテープを作るなど、生徒というオーディエンスがいる中で、幸せから不幸への大転落。小学生ながらに悲しいできことだったことを覚えています。翌年小学校4年生のタイミングで担任は変わり、ある日、私は家族とラーメン屋にいきました。そこで、O先生が学校では見せない、ひとりぼっちで寂しそうにラーメンをすする姿を見てしまったのです。そのことを、今でも強烈に覚えています。先生がひどく可哀そうに見えたのでした。私の親が「ひと声をかけようかしら」と言ったのを、私は可哀そうすぎて、ストップさせたのを覚えています。

しかし、現代の日本、れいわの日本において、それはまったく真逆の世界となり、ボッチこそが最高という時代に来ていると言えるのではないでしょうか!?カラオケもおひとり様、旅行もボッチ旅、結婚せずに一人で生きる。

ということで、今回は、ボッチで食事をすることのメリット・デメリットを改めて、まとめていきたいと思います。

ボッチグルメ 5つのデメリット

行けない店、入りずらいお店がある

入りずらいお店が必ずあります。その筆頭は、高級レストラン、居酒屋、焼肉屋、です。

ボッチのプロの私のような存在であれば、気にならなくなりますが、私も初心者の頃(笑)は、ひとりぼっちで入るのには勇気がいりました。

誰かと一緒のお客さんがたくさんいて、チームワークで仕事をしているお店スタッフたちがいる。みんな誰かと会話しながらのお店の中で、ひとりぼっちは俺だけ・私だけ。そんな状況を耐えるのは、最初は厳しかったですね。

おそらく、どの方も、みんなが誰かといるのに、私だけがひとりという環境は辛いかと思います。

カウンターなど、おひとり様専用の座席が設けられていれば、一気に気軽に入れるお店となりますが、高級レストランは絶対にカウンターはありませんし、居酒屋さんも4人席ばかりのお店で混雑してるような状況では、かなり勇気がいるでしょう。

焼肉屋さんもおひとり様をターゲットにしていないお店で、混雑している場合は、ボッチは邪魔に思われていたりもします。

料理をシェアできない

ひとりで食事をしていたら、一度に食べられる量は決まってきます。食べたい料理がたくさんあるけど、1品しか食べきれない場合は、どうしても1品しか注文できません。

無理して2品頼んでも食べきれませんし、無理して食べきっても体に良いことはありません。

親しい人と食事をした場合であれば、自分は海鮮が食べたかったけど、友人が肉料理を食べてて、ちょっともらうということもできます。これがボッチではできません。

自分が選ばないジャンルの料理には到達できない

私の場合は、タイ料理でしたが、日本にはたくさんの店がすでにあるのに、自分が選ばないジャンルの店はそもそも、選択肢から外れていることがあります。

誰かと食事をする場合は、知らないジャンルの料理との出会いが増えていきます。そこで、苦手ではなく、大好物になるという料理もあることでしょう。

フレンズ・カップル・ファミリーの目が気になる

気にしなければ、気にならないのですが、混雑していたり、繁盛店でひとりは回転率が悪くなるなど、気にしたくなくても、どこか居心地の悪い雰囲気を、ボッチで食事をしている感じることがあります。

「あそこの4人席、一人で食べてるけど、相席にならないの?」

「ひとりだろ!?早く食えよ!!」

なんて声がどこからか聞こえてくるのです。

お店・味の感動を共有できない

ひとりを食事をしているときに、めちゃめちゃ旨い料理に遭遇することがあります!

もちろん、店員さん、シェフにおいしいです!と伝えることはできます。

ですが、家族や友人、恋人、などと食事していた時と比べると、喜びの共有ができない分、感動が半減するかもしれません。

もちろん、生涯ボッチだと、何にも感じないものではありますが、それでもSNSなどで発信などはしているでしょう。スマホからの共有だと、ストレートな反応がないですし、実際に食べての味の共有は絶対にできませんので、いまの状況では、どうしても、感動の共有は難しくなります。

ボッチグルメ 5つのメリット

好きな店に行ける

カップル、ファミリー、飲み会、宴会、接待、祝勝会、反省会、友達と食事会、誰かと食事をするときには、好きなお店にいけませんよね!?

誰かがあれ苦手、食べれないものがある、先週行ったばかり、などと言えば、そのお店は、自分が行きたくてもいけない。そんな経験ありますよね。

誰かと食事に行くときには、会話が優先されがちになり、食べることの優先度はさがってしまいますよね。

ゆっくり注文できる

誰かと食事に行くと、オーダーを一度にする形式上、決まるまで待つ。あるいは、相手が決まってそうなら、すぐに決めないといけないかな?など、相手に気をつかってのタイムリミットがどうしてもあり、料理を選ぶ時間、飲み物、デザートまでを考慮した、その日の注文をゆっくり選ぶことができないことが多いですよね。

ところが、おひとり様、ボッチでは違います。すべては自分の気のまま。注文したいものがすぐに決まれば、入ったらすぐに注文してもいいし、なかなか決まらないなら5分だって10分だって悩んで決めてもいいのです。スマホで他の人のレビューを見ててもいいくらいです。

味に集中できる

ひとりぼっちの食事では、会話がありません。来た料理を、自分のペースで、自分のタイミングで、自分の好みで、好きな角度で、好きな順番で食べることができます。

味わうことに集中することができます。

好きな時間に食事できる

12時だろうが、13時だろうが、16時だろうが、自分のペースで食事をすることができます。誰かに合せると、12時に食べる一択になりがちですが、仕事をやっていて、用事があってなど、様々な理由で、自分のペースで食事をとるのは、ボッチならではの、選択肢だと思います。

料理が到着したらすぐに食べられる

宴会、飲み会、家族の食事。料理が到着したら、到着した順で食べれる関係性もありますが、文化的に全員の料理がそろってからという方々っているかなと思います。

料理が冷めて、味が落ちる事よりも、みんなで食事を共有する、会話を優先するという団体での食事では、料理が到着しても食べ始めることができません。私も何度かそんな経験があります。

しかし、おひとり様、ボッチであれば、そんな気配りは不要です。料理が到着したら、好きなタイミングで食べ始めることができます!

ボッチグルメの極論

おひとり様で食事をすることには、メリットもデメリットもしっかりあります。

ですが、 自分の食べたい料理を、好きな時間に、自分のペースで食事をする という目的をフォーカスした場合は、ボッチで食べることが、おおいにメリットが出てくるものです。

例え、ひとりでは、いけないお店があったとしても、一時的にボッチな誰かと予定していくことだってできるのです。

人は誰かと一緒にいるようで、必ずボッチになる瞬間があります。今現在は子供で家族の食事しか金銭的にもあり得ないという人も、人生のどこかで、ボッチに必ずなります。

結婚していても、離婚したり、別れたり、死別したり、仕事で出張していたりと、かならずボッチ食事する瞬間があることでしょう。

しかし、そんなボッチな瞬間、おひとり様でいることを嘆くよりも、おひとり様だからこそできるメリットを利用して、最大限のボッチ飯を堪能することの方が、ものすごく前向きではないでしょうか。

ボッチグルメは、すべての人に共通するものだと、私は考えています。おおいに楽しもうじゃありませんか!!

これからも、ボッチグルメ ともちん旅をよろしくお願いいたします。

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