フィリップ・ミル 東京 最高のクリスマスディナーは買えるわけではないが、一夜の夢は永遠である

フランス料理

ボッチ人生を歩もうと決める直前に、フィリップ・ミルでクリスマスディナーを決めたことがあった。これを記録してもしなくてもいいのであるが、私の人生の記録としてアップしておきたいので、載せることを決めた。

フィリップ・ミル 東京の場所

六本木駅からちょっと歩いたところにある、誰もが知っているミッドタウンのガーデンテラス4Fにあるのが、フィリップミルである。重厚な扉の中に、ミッドタウンの庭を眺められるスペースが広がっている。

Menu NOEL B 25000

クリスマス特別ディナー ¥ 30,250 サービス料別

今回の予約はクリスマス特別ディナー。特別な人と特別な空間を味わう機会をつくってみたのである。

アミューズ

日本の和菓子のようなきれいでかわいくエレガントは、ひとくちのお楽しみが提供された。もはやこういうものは、味だけではなく、芸術なのである。

キャビア

もはや味について語る必要はない。良いのは当たり前なのだ、そうではなく器の使い方、食材のポジショニング、トータルバランスなどで語るべき一品だと思う。

前菜

キッシュにしても、根菜にしても、エビにしても、最上にして、良好な味わいであった。

魚料理

どこかハート側に見えるソース、白身の魚、パンにソースを添えながら食べたわけであるが、まちがいなく空間に酔っていた。

肉料理

肉料理というのに、いろどりがとてもよかった。

デザート

皿への模様付けのように繊細な盛り付けは、もはや芸術。アート作品をいただく、時間であったと再認識した瞬間であった。

コーヒー・小菓子

エスプレッソに、最高のお菓子 丸みのある器に、気持も最高であった。

一夜の夢

この日は、意中の女性とここで過ごし、特別なことはなく、お別れをした。その後、理由があり、もはや会うことも、連絡をとることもない関係になっているが、人生で最高の瞬間の一つであったことは間違いなかったと思う。

そんなことはもはやどうでもよい。この夜の最高の思い出を作ってくれたフィリップミル東京のスタッフ、シェフすべての方に感謝をする夜だったと思う。

ボッチだからこそ、一期一会の出会いが、格別な思い出になることを、この日は私に再認識させてくれたと思っている。

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