日本で呼称されることとなった「仮想通貨」を英語で表記すると「cryptocurrency」となり、これは暗号通貨と直訳することができます。
しかし、新聞などのマスコミは「仮想通貨」という呼称で統一されています。
なぜでしょうか?
これには、理由があります。
日本では、2016年に成立し、2017年4月に施行された改正資金決済法第2条第5項で、「仮想通貨」に関する法律が制定されました。これにより、仮想通貨と呼ぶことが相応しいとなったわけです。
つまり、法律で定めたからということになります。
しかし、仮想通貨の対象は曖昧なままです。
ポイントカードなどのポイントと、Suicaやナナコなどの電子マネー、さらには、分散型のビットコインと、比較的中央集権なリップルのような仮想通貨と、コンピュータ制御のお金は、乱立状態にあり、どんな仕組みを持つと、仮想通貨になるのか?という定義は、あまり見えてきません。
仮想通貨として認識されているリップルには中央集権であるという特徴があり、ほかの仮想通貨とは全く状況があります。リップルは仮想通貨なのでしょうか。仮想通貨ではないのでしょうか。そんな、議論があいまいなままです。
現時点では、仮想通貨と主張することで、仮想通貨となっているような気がします。(個人的意見)
しかし、私自身の見解として、仮想通貨の仮想の意味に関して、次のような意味があると考えるようになりました。
そもそも人類史において価値があったのは、金です。そのため金は重く使い勝手の悪い通貨でした。そのため金と交換可能な兌換紙幣という紙幣が生まれ、そこから金との関係がまったくなくなった不換紙幣が生まれています。
ビットコインの価値は、マイニングに生まれる新しいビットコインです。それ以外にビットコインを増やす方法はありません。そのため、マイニングこそが、金の採掘というわけです。
仮想通貨の仮想とは、つまりは、マイニングであり、疑似的に金を採掘することを指して、仮想としている。これが、私の見解となります。
仮想通貨の仮想とは、マイニングではないか?
これはあくまでの私の印象ですので、一般的ではございませんので、主張されませんようお願いいたします。