うつ病になったことが無い人に、うつ病の話をしても、99%以上の確率で理解されることはないのが、まだ現状だと思います。そんな中で、うつ病を理解してもらうためには、やっぱり可視化しかないと私は感じました。そこで、今回から、うつ病の可視化を試みるシリーズを書いていきたいと思います。
シリーズ予告
現時点で書こうと思っているテーマです。一気に書いてしまうと理解しにくい文章のかたまりになるので、いくつかテーマをわけて連載的に書いていきたいと思います。
①うつ病の時の私の働き方
- うつ病の人の1日
- うつ病の人の一週間
- うつ病の人の評価制度
- うつ病の人の限界点
うつ病の人の1日
うつ病の時の私の1日を思い出して書いていこうと思います。(長編傾向なので、少しづつ更新していきます。)
- 起きるけど会社に行きたくないので限界まで寝ようとする
- 時間になったので、しかたなく支度をして自宅をでる
- 体調の不調を感じながらも駅の道を歩く
- 絶望の中満員電車に乗る
- 頭痛が辛い毎日
- 最寄駅から会社に向かう
- 仕事をしながらもネガティブな出来事が起きる
起きるけど会社に行きたくないので限界まで寝ようとする

私はうつ病時代、月曜日の朝はもちろん、日曜日の夜も憂鬱でした。
夜21時を過ぎると仕事に行くことが嫌でたまらなくなり、布団にもぐり込み、寝れなくてもスマホをいじりながら気を紛らせていつしか寝る。
⇒寝るというのは、ネガティブ思考をストップさせるという行為です うつ病はネガティブな思考がループする状態ですから、寝ることは一定の効果があります
そうやって不安な気持ち、嫌な気持ちをごまかしていました。
朝5時くらいに目が覚めてまだ2時間は寝れると寝る、1時間後目覚めてまだ寝れると寝る 。
そうやって、無理に寝ることで現実を誤魔化して、ぎりぎりまで現実逃避をしていました。
時間になったので、しかたなく支度をして自宅を出る

おそらくはHSPかなにかの性格のせいですが、規則正しくないと嫌な性格が、 うつ病だというのに朝7時になると起こさせます。
仕事に行く支度を始め、頑張って会社に行こうとしますが、やはり気分は載ってませんでした。
嫌いな場所に行くのですから、気分が乗るわけは決してないのです。
⇒朝仕事に行く習慣は、習慣化しているので、一時的に作業に没頭でき、ネガティブ思考が薄らいでいます そのため支度は問題なくできる気がします
体調の不調を感じながらも駅までの道を歩く

私はうつ病の末期は、体の痺れと毎日の頭痛が伴っていました。なぜか、健康診断でも悪い結果は出ず、その健康診断の結果を持って病院に行き、調べてもらっても問題が出ないという状況でした。
⇒うつ病は健康診断ではわからない メンタルクリニックにいかない限り、うつ病だと認められることはないでしょう 精神科にいきましょう
これは仕事の疲れのせいだ、うつ病であまり深く眠れないからだという思いはありましたが、原因不明の体調不良は、私の鬱をより酷いものにしていました。
月曜日の朝、駅に向かう途中、ネガティブな思考が生まれます。あの人がいなければ、自分はこんな人生になっていなかったであろう。どうして、こんなつらい人生を歩んでいるんだろう。
何故、私だけ、どうして、こんなにつらいんだ。
⇒鬱病になったことが無い人は、絶対に理解してくれません 理解している振りをしても、わかってない人は、ぼろを出します そして、結局傷づけられますので、結果的に孤独になっていきます
絶望の中満員電車に乗る

月曜日の朝の電車は最悪です、平日は直行の人もいるからか、それなりに空いていることもありますが、月曜日は乗車率が酷いことが多いのです。
その中に私はうつ病状態で入って行くのです。精神的に不安定になると体がしびれだすという経験を中学の頃に経験をした私が入って行くのです。
⇒うつ病の時は、不安がより強くなってしまいます
満員電車の中では、やることはありません。満員電車の状態では、スマホすら見ることができません。すると、ネガティブ思考がループしやすくなります。
自分の過去、そして、今の現状。混雑の雰囲気、そういうものに飲まれていました。
頭痛が辛い毎日

私がうつ病のときは、頭痛が毎日だったんで、ロキソニンがかかせなくなりました。やはり異常だったなぁと思います。
最寄駅から会社に向かう

鬱病の時に、一番足が重くなったのは、もちろん最寄駅から会社に向かう瞬間です。何かと理由をつけて自宅に帰る理由を作ろうとしています。一方で、真面目な性格があるので、それを拒否る私がいました。
足取りは軽くありません、でも、重すぎることもありません。遅刻してしまいますから。
行きたくない、でも生きたい。けど、辛い。もう時間がない。
誰か助けて・・・
そんな瞬間が、この時間にはありました。
つづく…
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