子供のころは、まったく食べなかったのに、大人になったら、この上なくおいしくなった食べ物が、ナスである。
子供の頃は、ピーマンの肉詰めとか、ナスの炒め物とか、ナスのおろしポン酢とか、どれもかれも、野菜が嫌いで、食べなかったのだけど、家庭を持ってからはむしろ、むしょうに、これらの野菜を食べたくなるのである。。
ということで、今回紹介したのは、ナスの素焼きだ。素焼きと言っても、油を多めに入れたフライパンに、ナスを入れて焼くのだから、素揚げと言った方が、しっくりくる感じだ。
はっきり言うと、この素焼きの時に使う油が非常に重要で、ナスを食べてるというより、油を食べている感覚に近い。
材料:
- ナス
- 塩コショウ
- お好みでしょうゆ
作り方:
ナスのへたをとり、真っ二つに切って、油が通りやすいように切り込みを入れる。そして、焼く。これだけである。
油たっぷりのフライパンに入れれば、油が勝手にナスを最上の状態にしてくれる。
焼き上がりは、ナスがもういいよっててかりだすので、それでおしまい。
さらによそって、塩コショウ。今回は、柚子胡椒の塩風味をかけてみた。
御飯がすすむ料理は、これだけで完成だ。
「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉は、いろんな意味があるとされるが、今や安くてうまいナス。いくらでも食べてくださいといったところだろう。