私は10年くらいうつ病に悩まされました。そんな時、自分を振り返ると保育園の頃から毎日泣いて集団行動に向かうことを嫌がるという根っからの内向型かつHSPの性格を思い出しました。集団嫌いの私が、うつ病を克服するぐらいになって、ようやく気づけたことがいくつかあります。今回は、そんなうつ病を抜け出す頃の気づきの一つである、”できない”という感情にフォーカスして記事を書いてみたいと思います。
目次
- 鬱病だとできないことはたくさんありますよね
- やってないことはできなくて当たり前 しかし…
- 誰でもやったらやれることが見つかる
- できそうなことをチャレンジして進めばよいのです
- ちっちゃな成功は次につながっていきます
鬱病だとできないことはたくさんありますよね
鬱病になってしまうと、できないことが増えると思います。うつ病になった方であれば、この感覚を共感できるかなぁと思います。
実際に、私ができなかったことをいくつかあげてみたいと思います。
- 飲み会に参加できない
- 残業が辛すぎてできない
- 過去のトラウマが蘇りうまく打合せで発言できない
- 不安で考えをまとめることができない
- 転職活動ができない
- 昇進もできない
- 勉強もできない
- ツイッターもできない
- 友達もできない
- 家からでることもできない
- 趣味もできない
- 整理もできない
- 掃除もできない
はっきり言って止まらないですね・・・( ̄д ̄)
書けば書くほど、できないが増えてきてしまいました。止まりそうになかったので、この辺で止めました。
このようにうつ病になってしまうと、できないことが増えてしまいます。
それはなぜかというと、心が病んでるから、体がうまく動かないし、やりたくないという気持ちが先に立つからなんです。
できる・できないの前に、やりたくない⇒やれない⇒やらないになり、やればできることも完全にできないになります。
これを怠けとか、甘えとか、言うわけです。健常者からはね( ˘•ω•˘ )
やってないことはできなくて当たり前 しかし…
鬱病になってしまうと、やれることすらできなくなることを書きました。でも、このことが、さらに状況を悪くしてしまっているんですね。
やれるのにやらない ⇒ できなくなる
このループが、生活の中のあらゆる場所でおき、やれるのにやらないのやれるのにが死に、できないに変換されできないが蓄積されてくのです。
もし、これを読んでいらっしゃるあなたがいま鬱病でしたら、できないことを数えてみてください。おそらく私の様に、できないことをたくさん数えられるのではないでしょうか。
でも、思い出してもらいたいんです。
それってやれたのにやってないだけだったんじゃないのか?
自分を疑ってみてください。
やれない、できないではなく、いま、うつ病でやれていないだけ。
本当は、できるんじゃないか? 病気が治ればできるんじゃないか?
今、やってないから、できないって決めつけちゃってるだけで、本当はできるんだ! できそうだ! 元気になればできるさ!
できないという感情を忘れてみましょう
でも、やっぱむり。無理ゲーです。そうも思えます。
私もそうでした。
でも、それでも、また別の日に、やってみようかなという日が現れるまで、たまには、やってみよっかなになる日をまってみましょう。
誰でもやったらやれることが見つかる ⇒行動へ
鬱病のときは、自分の能力を疑うどころか、殺してしまっていると思います。
何やったってどうせできない、やるだけ時間の無駄。挑戦なんて、元気な人がやるもの。
実際に私もそうだったので、すごくこの気持ちわかります。
しかし、やらないからやれない、やりたくないからやってなかった、ということを思い出してもらいたいんです。
こんなことを書くと、当たり前だろって、元気な人は思うのですが、うつ病のときは違います。
しっかりと思い出してください。昔は、やりたいことがたくさんあって、やれたことを。そして、やれそうだなぁと思えることを一つだけでいいので思い浮かべましょう。
- 家から出ようとする
- 本を読もうとする
- ツイッターでアカウントを作る
- 早く寝る
- 早起きする
どんなことでもいいと思います。やれないと思っていることを、やれそうと思えたものから、ひとつだけやってください。
1つでいいです。
もしかしたら、やっぱりできないかもしれません。
そしたら、できないということがわかったという新たな発見だと思ってください。
もし、できたとしたら、やれた自分を褒めてあげましょう!
これを、気が向いた時にやってみてください。
私は、床を這うように、そんなちっちゃいことを、いくつもやっていました。
情けないなーとか思うかもしれませんが、情けなくたっていいじゃないですか? (*´▽`*) 馬鹿にされたって、いいじゃん それが今の私だもん
おそらく、ゆっくりと続けるうちに、やれることが、増えていくと、私は信じています。
鬱病真っ最中のとき、最初は、『そんなの絶対無理だから』って、言うと思いますし、私が今書いたことを、否定されるとも思ってます。
でも、気が向いた時に、やってみてもいいかも!?と思えることがあったら、チャレンジしてみてください。
なにごとも、やってみる経験が大事です。
できそうなことをチャレンジして進めばよいのです
長年生きてきて、うつ病も経験して、つくづく感じるのは、やればいいってことです。動きましょうってことです!
できそうって、思えること、やってみたいと思えること、心が躍ったこと。
それって、実は、あなたや私が、やりたいってことなんです。それがあったら、そこに向かえばいいんです。
- お金がないからできない?
- 年齢制限がある?
- 自分には資格がない?
そんなルール誰が決めました?おそらく自分自身じゃないですか?
少なくとも、私の場合は、私自身が行動を止めさせていました。
どうせ、どうせ、どうせ、どうせ、どうせ
ちっちゃいことから、やりたいこと、やらなきゃいけないこと、そういうことを、やれる日にやればいいです。
それに、今やれなくたっていい。
タイミングがそんな日じゃなかっただけです。チャレンジしてもダメな日はダメってことがわかるだけで、大きく進捗しています。
さぁ、一歩だけ、足を前に出してみませんか?
何をやりたいか、自分の心に聞いてみましょう!
ちっちゃな成功は次につながっていきます
あせらず、あわてず、いそがずに、ちっちゃなことを、やっていけば、きっと実りある人生は、あるはずです。
どうせ、たいしたことない、そんな気持ちは持たずに、ちっちゃなできたことを大事にしていきましょう!
コメント