TXIDは、受信用アドレスに担保を送金することで、発行されるIDとなっています。これはマスターノードの仕組みを持つ仮想通貨であれば、同じ動きをします。
それでは、LNPの場合のTXIDの発行手順を詳しく紹介していきます。
受信用アドレスのコピー
これまでの手順の中で作成した受信用アドレスをコピーします。アドレスの文字列を覚えている方は、手で入力することも可能ですが、手入力は不可能だと思いますので、コピーします。
受信用アドレスに担保を送金
LNPのウォレットのメニューの「Send」タブから、LNPの送金を行います。先ほどコピーした受信用アドレスを、「Pay To:」にペーストすると、「Label:」は自動的に付与されます。その後、「Amount:」に、ぴったり50000を指定します。
下図のように、ぴったり50000を指定してください。
他の項目は、通常は変更せず、下部の「Send」ボタンを押すと、送金処理が実施されます。
送金処理の完了の確認
送金を行うと、ウォレットの「Overview」タブの「Pending:」項目に、送金待ちの金額が表示されています。先ほど50000の送金を指定したので、手数料が加味された数値が入っていると思います。
送金の完了は、この「Pending:」の項目が、0.00LNPとなれば完了です。
※LNPは、ビットコインなどと違い、承認が早いことが特徴なので、かなり速いスピードで送金が完了しています。
※ウォレットのTransactionsのタブでも、送金処理の確認は行えますが、外部の開発プログラムを利用してウォレットが構築されているため、バグがあり、履歴がうまく表示されないことがあります
TXIDの取得
送金処理が完了したら、TXIDの発行を確認しましょう。「Debug console」を立ち上げます。
次のコマンドを実行します。
>masternode outputs
実行が成功すると、下記のようにTXIDが出力されます。下記は、複数のマスターノードを運営している場合の表示のため、複数のTXID(txhash)が発行されています。
このTXIDが発行できれば、後はこれを、マスターノードの設定ファイルに記述していくだけです。