家族や親戚にうつ病を伝えることは簡単なことではないようです。私の場合は、奥さんが福祉関係の職にあり、また親戚にもメンタルを崩している方がいたので、これと言って抵抗はされませんでした。この理解してくれる人たちとの会話がうつ病の悪化には歯止めをかけてくれることがあります。
目次
- うつ病を一人で抱え込むと、悪化することを実感した3年間
- 思い切って家族に打ち明けてみたらどうなったか?
- 家族が理解してくれなくてもそれは仕方がない
- 家族が理解してくれたらラッキーです
- 今まで頑張っていたことを理解してもらえるとそれだけで楽になった
- 聞き上手な方と話をしていると心が楽になる
うつ病を一人で抱え込むと、悪化することを実感した3年間
私はうつ状態になって2年間はこれはうつ病じゃなくて、たんなるネガティブだって思っていました。気分転換したり、考え方を変えれば、また元気になるだろう、いまはいろいろと仕事も上手くいかないから、たまたま、状態がよくないだけさ、そうやって、岡山県に単身赴任していました。
はっきり言ってこれは大失敗でした。
8か月後の私は、メンタルがボロボロになっていました。
思い切って家族に打ち明けてみたらどうなったか?
私がどのくらいボロボロになったかというと。「家族の前で死にたい」と心の底からつぶやくぐらいにボロボロでした。
もう死にたい
死んだ方が楽
何のために生まれて来たのか
このループが永遠に続きます。それがリアルな姿でした。そんな人を理解できますか?理解できないですよね。
だから、極限まで行ったとき私はついに家族に伝えました。
家族が理解してくれなくてもそれは仕方がない
私の家族は理解してくれたような、理解してくれなかったような半々の状態でした。
家族が理解してくれたらラッキーです
私が時々仕事を休み、死にたいと言うことが増えた時、ついに家族も理解を示してくれるようになりました。
今まで頑張っていたことを理解してもらえるとそれだけで楽になった
人間とは否定をされたくない生き物です。元気なときは、否定されても反論というものができますが、うつ病というのは、そもそも反論もできないくらい、元気ではなくなってしまいます。
私は内向型でHSPでしたので、常に内省をしています。自分自身と反省ばかりをしていました。そしてだからこそ、常に自分を否定していました。
どんなにがんばっても、こんなことしかできなかった。
うつ病と頭痛と体調不良のなか、徹夜で仕事しても、自分を否定をしていました。おそらく仕事でも否定され続けていたから、どんなものも否定しかできていなかったのだと思います。
そんなとき、私は、遂に、家族に、
もうこれはうつ病だ、死にたいって本気で考えている
と伝えました。すると、
つらいなら仕事を辞めていいよ
という声をかけてもらいました。私は、私自身が背負っていた思い荷物が少し軽くなったことに安堵したのを覚えています。
聞き上手な方と話をしていると心が楽になる
私はメンタルクリニックではなく、英会話教室に通っていました。その時、私はうつ状態でしたが、うつ病とは認識しておらず、岡山に単身赴任をしていた時のことです。
英会話の先生と英語でたどたどしく、簡単な英語で、しごとの辛さを喋っていました。
相手は、英語を教えてくれているわけですが、私のたどたどしい英語に付き合ってくれます。
内容は、仕事で今日も夜8時まで残業してたとか、これから岡山で働かないといけなくなるとか、悲惨な内容ですが、それを聞いてくれる相手がいただけで、元気になれたのを今でも覚えています。
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