内向型という5人に1人の特別な性格であることを知った

私は子供の頃から自分が異常だと思っていました。たくさんの友達と遊ぶよりも一人あるいは二人くらいの友達と遊びたい。また、できれば一人で遊びたい。そして、学校の授業中騒ぐ人の気が知れなかったし、集団行動の意味がわからなかった。私はおかしい人なんだろうなと思ってました。それが性格だったと知るまで、何十年もかかりました。

目次

  • 子供時代の私の異常な行動
  • 社会人になってぶっ壊れた
  • ある動画と一冊の本に出合った
  • うつ病を経てパワーを得た

子供時代の私の異常な行動

私には子供がいます。そして、その子供の姿を見るたびに、教えたわけではないのに、子供の頃の私と同じような行動をしていることに気づき、これが遺伝的な性質であると気づかされました。その特徴をいくつか書いてみたいと思います。

  • 宿題や作文をかいている姿を見られたなくない
  • 学校では一人で行動し休み時間も机に一人でいる
  • 誰かに会うことがないように裏道を使って出かける
  • 人が多く集まるような場所は苦手
  • 1人で学校に登校する
  • 家族でいる時に誰かと会うと無視したくなる

普通の子供というと、友達と遊ぶのは普通ですし、それが子供というものだと普通は考えると思います。でも、私の場合は、誰かと遊ぶと言うことが、あまりにも不要でした。

私が子供の頃はファミリーコンピューター、いわゆるファミコンというのが流行っていて友達の家に行くのですが、行く理由は自分の家にファミコンが無かったからというお粗末な理由もありますが、そんな友達の家にいっても、ファミコンをやるのは交代制。上手な友達が十分以上プレイしているのを待って、数分やったら交代。そんなのが、友達の家に行って遊ぶという行動でした。

これが、私には意味が分かりませんでした。学校の先生が友達とは仲よくしよう、仲良く遊ぼうというので、最初はそういうことも大事だとは思っていたのですが、どこか意味がわからないという思いを抱いていました。

社会人になってぶっ壊れた

私は中学校、高校、大学と、成長しても、他人と付き合うのがうまくできませんでした。長時間一緒にいることが苦痛でしたし、群れることが嫌い。大学生になっても飲み会などは、できれば参加したくない。

大学生時代に変わろうと思って努力もしていませんでしたが、変われませんでした。そして、そのまま社会人になったのでした。

私は定時で帰れる仕事ではなく、夜は8時以降10時、ひどい時は翌朝5時まではたらくようなブラック企業で働くことになりました。そして、限界まで頑張りましたが、自分の精神的な限界が来て、逃げ出すことになりました。

私は学生の頃から人付き合いが苦手でした、人と付き合うことに慣れていません。しかし、社会では飲み会もありますし、打合せやミーティングなどで、毎日誰かと会話をして物事を決めていかなければいけません。うまくいくこともあれば、うまくいかないこともありますが、うまくいくように最大限の努力をしても、そもそもベースとなる部分で人付き合いが、意味がわからないと、壊れてしまうという結果になるようでした。

ある動画と一冊の本に出合った

私はうつ病になりました。最大限の努力をしておきながら、それがまったくの無駄に終わった時、とんでもないネガティブをいただくことになりました。

私は独りになりたい。自分の時間が欲しい。考える時間が欲しい。

そんな心の悲鳴を聞きながら、失脚しました。そしてうつ病になります。健康なのに、自分がおかしいと思ったのは、そもそも性格です。人と上手くやっていられない、人と一緒にいるのに限界時間がある、人がいると気が散る。集中できない。

  • なんでこんな性格?
  • 私はおかしい?
  • 社会性が無い?
  • 不適合者?

そんな悩みが多いときに、時代はYouTubeが当たり前の時代。英会話の勉強をしていたある日、スーザン・ケイン氏のスピーチに出会います。

「旅行に本を持っていきたい」

私の場合は、ゲームやパソコンですが、楽しい旅行をするなら、そういったアイテムも一緒に持っていきたいと思っていますし、事実現在も、旅行に行くときはノートパソコン、スマホは必ず持ち歩いています。

スーザン・ケイン氏ののスピーチには、ものすごく惹かれ、 スーザン・ケイン氏の の著書にもすごく興味をそそられました。翌日にはアマゾンで彼女の著書を購入することになりました。

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うつ病を経てパワーを得た

私はうつ病を10年やりました。悩み悶えましたし、苦しすぎました。しかし、この内向型の性格が自分の基礎なんだということを、学んだ時から、少しづつ変わっていきました。

私が一人の時間が必要なのは、私に問題があるというよりは、性格。パーソナリティであり、異常でないということがわかったことは、大いに助かりました。

社会性が無い、欠陥を抱えた人間として、私は、私自身を攻めることしか行っていませんでしたが、自分が内向型であることを認め、そこから自分をもう一度、動かしていく勇気を得ていました。

それでも、目の前には、外向方向けに作られた世界が広がっているわけですから、簡単に変われたわけではありません。

少しづつ、少しづつ、進むことで、一歩、一歩とし、自分を理解し、自分を活用できる生き方、仕事のやり方を模索してきました。

そして、今ではこのブログを書いているように、たくさんのパワーを得ることができました。

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