アルティメットの難易度低下対応を考える

PSO2のアルティメットは、究極を冠したレベル帯のクエストであがが、難易度が高すぎるということで、実体として調整が入りました

具体的には、星12武器の購入と星11防具の購入を可能にしたということであるが・・・(防具に関しては、クラフトすれば星11じゃなくても防具は問題ない気もするが・・・たいていのユーザーがそれを知らないだけ?というのは置いといて)

また、星13武器のチケット配布もある意味、難易度低下の対策だろう

ガチ勢からの視点で考えれば、防具を固め、武器を固めれば、そんなことないだろうに?という意見もあると思うのだけれども、実体として調整が入ったということである

もちろんこれは、収益も考慮した運用判断ということなのだろう

では、アルティメットは、何を意味するのだろうか?と私は考えてしまう

この難易度低下対策を深堀して考えてみると、ガチ勢よりも、一般的なユーザーを中心に考えて運営する方が、上位層を考慮して運営するよりも収益があがる、と判断しているという気がしてならない

無料ゲームとうたってはいるが、実体の収益は、プレミアムの月額制というよりも、アイテム課金が中心となっているのは、ユーザーなら誰もが感じているとこだと思う

人気コスチュームをお金を払ってガチャで手に入れて、既存ユーザーに買ってもらい、アイテムを介する間接リアルマネートレードという収益を運営側が得ているのは、このゲームの実体だ

大量のメセタを保有する、ガチ勢、長時間プレイヤーは、この仕組みがあるから、アイテム保持上限を強化したりマグ追加の初期投資はあったにせよ、上位層になったあたりからリアルマネーをあまり使わずに済むという状況が実体としてある

となると、スクラッチをしない=お金を使わない上位層ではなく、お金を使ってくれる中盤層の意見を聞き入れるという判断になるのもうなづけるのである

課金ユーザーが中盤層だから、難易度は低下してもらいたいと考えるのも、まぁ、納得がいくところだろう

別視点として、長時間ゲームをやれる層というのは、働いていないニート族にどうしても、よってくるという実体もあるだろう

つまり、お金を出してくれないという層になるのだ

アルバイトや仕事を持っているユーザーは、おのずとプレイ時間の制約、また攻略情報収集時間の確保の難しさを伴うから、中盤プレイヤーに位置してしまうだろう

また、ゲームの他にもリアルの人付き合いなど優先的にやることも多々あるだろうから、どうしても長時間のプレイ時間は確保できないだろう

つまりはゲームを優先しない、普通の人がお金を払っている=働いているからこそ、中盤ユーザーはお金を出せる、ということになっているだろう

となると社会の構成も踏まえて考えれば、一部のガチ勢にあわせて、アイテム課金のゲームを運営することは実体として不可能であり、長時間プレイヤー向けの高い難易度のゲームを作ることは、収益を考えると不可能になっているという実体が見えてくる

私はこのことからアイテム課金をとりいれると、ゲーム難易度が低下するという悪循環が見えてきている気がした

難易度の高いゴルフコースをプロプレイヤーが競うゴルフのようなプロスポーツの視点から、オンラインゲームの実体をみると、まだまだ、システムの不完全さが見えてしまうのである

つまり業界が熟成しているとは思えないのである

プロゲーマーがそれなりの収益を上げ、観戦も楽しめる、プロ化を夢見たりするのだけれども、実際の所、現在のプロゲーマーは実況による広告収入に偏ってしまって、プレイスキルよりも、みんなに楽しんでもらう演出ができる能力のある人たちという実体になってしまっている

難易度が上がるとクエストの失敗が増え、ゲームの雰囲気が悪くなるのは避けられないという、ユーザーの質の問題もあり、ここら辺をクリアーできないと、どうしても、オンラインゲームは社会的底辺のものという位置付けがなかなか抜け出さないだろう

実体として、今のオンラインゲームは、パチンコやスロットのような娯楽の位置付けであり、セガの親会社も実際そのような業界となっている

アメリカではゲーマーのプロ化も聞くが、PSO2に関しては、少なくとも皆が羨むような世界に、向かえていないということが見えるのである

漫画がアニメーションとして開花し、世界に発信できるものとなったが、残念ながらPSO2は少なくともそのようなものにはなっていないし、次回作でもそのようなものになり得るか疑問なのは、国際化の対応を見ていても、明らかだ

英語版はあるが、日本語版に比べれば、劣勢であるのだから

Warframeと比較するのが妥当かどうか疑問もあるだろうが、実際に長期に私はプレイしていたので比較すると

既存コンテンツの改善により、クエストが陳腐化しないWarframeに比べ、PSO2は既存コンテンツを放置しクエストが陳腐化していると感じるのである

未来を見据えて運営しているとは、まったく思えないのである

PSO2は確かに楽しいが、この楽しさは今だけであり、未来永劫というようなゲームではないということである

日本のガラパゴス化したゲームに感じてしまった

日本人ユーザーは少ないが、Warframeの方が進化するスピード感が断然はやいことに、最近特にびっくりした

以上 最近思うところであーる

PSO2は楽しいが、まだまだ改善の余地はあるだろうと、世界には立ち向かえないぞと、私は最近不安に思っているのである

逆に言えば、私はPSO2が好きだからこそ、この批判を書いているわけである

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました

 

 

 

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chigyo

2000年頃からオンライゲームをやってきているちょっとコアなゲーマーです。PSO2をプレイするようになったころから、パソコンに標準でないプレイ環境を作るようになったり、最近ではスマホゲームをエミュレーターでやるなど、ちょっとコアなプレイヤーになっているので、そんなコアでレアな情報を提供しています。 最近やってるゲームは、ファンタジーアースジェネシスです。 自由人編隊:発起人でもあります。

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