レア武器装備していても、マックスまで強化し、特殊能力もタスロじゃないとバカにする人々というのは、少なからずいます。
どこまで、お客さんなんだろうと私は思ってしまうんですね。可能な限りでいいんじゃないかと。
ゲームのキャラクターは作られたものであり、データベースの接続権限さえあれば、いくらでもいじれる。それだけではなく、どんどんレア武器を生産することは、運営側からすれば造作もないことなのである。
とくにオンラインゲームは、物理的なハードがあるわけではなく、ソフトウェアなのだから、すべては幻といってもいいものなのである。
そこで、ブランドに憧れ、身銭をすてて、ブランドで固めていく人を例にだして考えてみようと思う。
ゴルフブランド、カメラブランド、ファッションブランド、キャンプブランド、ホテルブランド、コーヒーブランド、いくらでも、とういか商業ベースで成り立った各業界には、トップのブランドが数多く存在している。
すべての材料は、地球から無償で手に入る素材であったのに、メーカーを通じ、お店を通じ、手に入るころには、数十万から数千万あるいは億の値段が付くのである。
それをありがたがって、人は手に入れるのである。
しかし、だ。メーカーは毎年モデルチェンジ、技術の小出し、サービスの小出しで、結局は中途半端なものを、その瞬間の最高のアイテムとして提供しているにすぎず、手に入れたものは、その瞬間にオールドアイテムとなるのである。
果たして、そんなものに価値があるのだろうか。
いくらだって、メーカーは新しいものは作れるのである。
そして、そのモノは、瞬間最高でしかなく、すべて中途半端なのだから。
さて、この前提にたつと、価値があるから手に入れたいという考えは、間違っていることになる。すべて中途半端なのだから。また、それに大抵の人は気づいているだろう。
では、なぜ、それでも最高のレア、ブランドアイテムを手に入れようとするのか?
結局は、見栄だろう。
あるいは心の劣等感を隠し、武装するための装備を集めているにすぎないと私は考える。
可哀想というか、かわいいなぁと思ってしまう。
ゲームの中であれば、一回の攻撃が7000から7500になるアイテムの違いがあったとしても、攻撃の数を増やすスキルを身につければ、アイテムに頼らずとも、問題なく的を攻略できるのである。
それでも、レアにこだわる人というのは、レア=人参をおいかける馬になっているということだと、私は感じる。
そんなものに私はなりたくない。
皆が欲しがるレアを私は一度追いかけて、手に入れた。手に入れた瞬間は、確かに嬉しい感情があった。だが、実際は、それほど究極的に、強くなるようなものではなかった。
レアを手に入れるよりも、自分のスキル、経験を磨け。結局は、そこなのだ。
防具に頼るよりも、攻撃を避けるスキルを身につけろ。
そして、スキルは数値化されないのである。
目の前にある、数値に現れないものは、見えないものには見えないのだ。
君は、レアにこだわりすぎていないだろうか?
以上 おしまい! レア奴隷にならないよう、よろしくたのんますよ!
chigyo
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