アカヒレの飼育方法について、簡単に説明します。アカヒレはコップでも育つ魚、コッピーと言う名前で売られていた時期もあります。
- アカヒレの丈夫さについて
- アカヒレに適した水温について
- アカヒレの餌について
- アカヒレの卵について
- アカヒレとエビの混泳について
- アカヒレは30センチ水槽で何匹飼育できますか?
- アカヒレはジャンプするか?
- アカヒレは水草の中に潜ることがあります
- アカヒレの餌一覧
アカヒレの丈夫さについて
「アカヒレは丈夫な魚です」と書かれているので、適当に扱ってもいいような印象がありますが、私の印象としては、それなりにデリケートな魚であると感じています。水道水に入れるともちろん弱ってしまいますし、病気になると食事がとれず死んでしまいます。
飼育水がきちんと育っている環境では、何もしなくても丈夫に暮らしていくので、丈夫と評価されているとは思いますが、小さい魚だけにデリケートな部分があります。
他の魚に比べるとキビキビと水槽の中を泳ぐ魚なので、元気なイメージがついているのだと感じます。
アカヒレに適した水温について
水温は日本の気候であれば、ヒーター無しの環境で問題なく飼育できると言われています。
私の経験でも、ヒーター無しで十分飼育することができました。
アカヒレの餌について
アカヒレは餌をあげなくても育つという記事があったりもしますが、私は餌をあげていました。専用の餌を見たことはないのですが、メダカ用のえさや金魚用の餌を問題なく食べます。
金魚にくらべると口の大きさが小さいので、メダカ用の餌をよく食べてました。
アカヒレの卵について
アカヒレは、水温が適正な時期になるとメスが卵を産みます。メダカのように丁寧に水草や、スポンジ状のものに、つけるというようなことはなく、ばら撒く感じに近いです。
そのため、卵は底石などの隙間に入ってしまいます。もといた自然界の中では、見つからない産卵の方法だとおもいますが、水槽の中では他の魚に簡単に見つかってしまうので、卵は食べられてしまいます。
アカヒレの繁殖を行いたい場合は、サテライトのような隔離のシステムが必要ですが、それでも卵をうかさせるのが大変で、私もトライしましたが、卵からかえることはありませんでした。とても難易度が高いと思います。
アカヒレとエビの混泳について
アカヒレとエビの混泳は、アカヒレからの視点では問題ありません。ミナミヌマエビも、ヤマトヌマエビも問題なく一緒に暮らすことができます。
死んでしまったアカヒレであれば、ヌマエビに食べられることもありますが、ヌマエビが襲うことはありません。
しかし、ミナミヌマエビの視点に立つと、アカヒレは稚エビを食べる存在ですから、ミナミヌマエビを繁殖させたい場合は、混泳NGとなります。
アカヒレは30センチ水槽で何匹飼育できますか?
私はアカヒレを12匹ほど30センチ水槽で飼育していましたが、安定していた時期は8匹の時でした。外部フィルターを使って水量を確保していましたが、やはりキビキビとおよぐことができる魚なので、30センチ水槽では手狭だったきがします。
アカヒレはジャンプするか?
アカヒレは、元気に泳ぎ回る姿を見ることができるように、大きな音や、水槽を振動させるなどをすると、怖がって暴れてしまいます。一度、飛び出す瞬間に遭遇してしまいました。やむなく手を濡らしてすくったのですが、体が傷ついたようで、その後は長くもちませんでした。
アカヒレは水草の中に潜ることがあります
自分より大型の魚と混泳させたり、びっくりするような場面では、そのキビキビの動きを逃げる動きにも応用しますので、大量に生えた水槽の中にも、飛び込んでいってしまいます。
グリーンロタラの林を作っていた時に、アカヒレが入り込んで、自分では出れなくなっていたことがありました。また、フィルターとガラス面の隙間があると、その間に入り込んで出れなくなっているということもありました。
小さくて細長い魚だけに、びっくりさせると思わぬところに入り込んでしまいますので、注意が必要です。
アカヒレの餌一覧
アカヒレは自分の名前を冠するエサがいくつかあります。メダカなどの餌もよく食べますが、専用餌は、それなりの結果がでますので、元気に育てたい人には、おすすめです。