みんな知らない音楽高校の受験の話

ピアノを5歳から習い小学校で辞めず、中学校でも続け、音楽科のある高校を受験する人というのは、ほとんどいません。実際に、高校入試を通過した今、そのことを実感しています。そんな音楽高校の受験の話について、特別に書いてみたいと思います。受験生も少ない今、このような体験のは話はレアな文章になるかと思います。

受験する人はどのくらいいるのか?

私達が受験した学校の演奏家を目指すコースは、定員が12名でした。

そこに何100人もの人が受けることになれば、狭き門となりますが、実際には現状定員割れを起こしています。10名いなかったと聞いています。

では、合格者はというと、数名でした。

公立を除くと、受験するひとは、ほとんどいないという状況があります。

これは進路、および業界的縮小など、様々な要因があります。

また、ピアノは数年ですぐに上達するような性質のものではなく、時間をかけて習得する必要がある為、ストリートピアノで人気が回復しても、すぐにピアノ人口が増えることになならない状況があります。

入学試験の内容は?

音楽科の受験の内容は、各高校の入試の案内を見ていただくとわかりますが、

実技とソルフェージュ、そして国語と英語程度が多いと感じています。

ただし、音楽科で最重要とされるのは、実技です。次に、ソルフェージュとなります。

なぜ、ここが入学試験で重要なのかというと、その後のレッスンや授業についていけるかを審査されているからです。

定員割れを起こしているからとして、カリキュラムについてこれない生徒さんの入学を許可しても、その後の進路を保証することもできませんし、精神的にもつらい状況になる可能性もあるので、基準に満たなければ、不合格にするのは、適切な対応だと感じています。

音楽科は何が違うのか?

音楽科は、楽器の実技ばかりをやる学校のイメージがあるかもしれませんが、音楽史、ソルフェージュ、週2回の教授による実技レッスン、そして、国語、英語、歴史などの一般科目があります。

物理や化学などの専門性の高い教科は学ぶことができません。

どの高校が名門なのか?

音楽学校の名門となると公立では藝大付属もしくは都立総合芸術高等学校になります。公立の学費は私立に比べると半額以下の差がありますので、応募者は増えます。

一方私立とはいえ、桐朋は誰もが知る名門ですし、特待制度もありますので、優秀な生徒が集まります。

公立

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校

東京都立総合芸術高等学校

私立

桐朋女子高等学校 音楽科(男女共学)

私達の音楽高校の選び方

私達は音楽高校の選択の際、もちろん迷いました。ただ、遠くの学校よりも近くの学校を選びました。

その理由をいくつか書いてみたいと思います。

  • 練習時間の確保のために通学時間は短い方がよい
  • 競い合う空間ではなく、共存共栄する空間が望ましいと考える
  • 中学から継続して習う藝大卒の先生があっている

同じ学校から桐朋にいく方もいましたが、私達は名門ではなく、近くの学校を選びました。これは妥協ではなく、あえて選んだものになります。

高校時代を思い出してみてください。思春期という時期で、何かと疲れる時期であり、学校で学ぶことも難易度が高くなります。

電車で1時間30分から2時間を超すまでの時間をかけて往復してしまったら、練習時間はなくなります。また、下宿生活になったとしても、身の回りのことを自分でやることになり、こちらも時間がとられてしまいます。

そのため、遠くの名門よりも、近くで同じ水準の学習機会のある学校を選んでいます。

もし、音楽高校に入学したいと思ったら、どんな入試対策をすればよいのか?

現実的な話を書いてしまうと、音楽高校を選択したいのであれば、音楽中学校に通うべきです。もしくは、音楽大学に付属の教室に通い始めることをおすすめします。

最終的に合否を判定するのは、その学校の講師陣ですし、一般のピアノ教室とは異なる学校という場所になるので、そのことを理解するためにも、実際の音楽科のある学校を訪ねることが、一番の近道になります。

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