「うつ病」という病気のときにできたこと、できなかったこと「もしかしたらやれたのかもしれないこと」

うつ病の最中の日記

私のうつ病は8年から9年もの間続いたのですが、もっとやっておけばと後悔していることがあります。

私のうつの期間は長く、ほとんどの記憶はあいまいとなり、空白の期間となっていました。

しかし、その期間無理をして私はやっていたことがありました。今思えば、それが没頭につながり、うつの回復の助けになったと確信するに至っています。

その無理をしてやっていたことについて今回は記載させていただきます。

目次

  • うつ状態がうつ病へと向かっていく中でおきたこと
  • うつ病になってしまうと何もできなくなってしまいがち
  • 今考えると私のうつ病が回復するきっかけとなったこと
  • うつ病のときでもやれること1つ見つけましょう「批判は恐れなくてよい」

うつ状態がうつ病へと向かっていく中でおきたこと

私がうつ病になった原因は、今となって考えると、やはり過重労働です。そして、会社組織という過剰な競争社会でしょうか、その中でどのようなことがうつ病に向かわせたのかをいくつか書いてみたいと思います。

  • 同僚が同僚ではなくなる
  • 自分の時間がなく睡眠時間は4時間程度
  • 週6朝から深夜まで働いた

同僚が同僚ではなくなる

同僚の中に出世を急ぐ人がいました。クライアントの為、最善の仕事をしている私に対して、どうにかして蹴落とせないかと、私のやった仕事に問題がないかと何かと突っかかってくるだけではなく、間違いがあれば、たいした問題でなくても、上司に大問題として強く報告するのです。

さらには、私が忙しくて困っているときに、手伝ってもらえないか頼んだところで、それはあなたの仕事でしょとばかりに、拒んだのです。

私の時間が減り、私が消耗することで、クライアントへの仕事の品質を悪くしているのは、出世を急ぐ同僚でした。

自分の時間がなく睡眠時間は4時間程度

睡眠時間が4時間で、それ以外の時間は仕事となりました。すると、やりたいことができない、忙しければ当たり前です。

さらにひどいことに、やれることが仕事だけになっていきます。それ以外のことができないのですから、当然の帰結です。

週6朝から深夜まで働いた

週に6日も働くようになると、さらにひどいことが起こります。週末に予定なんていれられません。当然、友達とも疎遠になります。

友達に「会わない?」と言われても、仕事を優先せざるを得ません。

すると、あいつは仕事を優先する人誘っても意味ないとなってしまいます。

週6日も働いたら、自宅で体力回復するだけで、休みは終わるのです。そして、友人もいなくなるのです。

さらには、家族からも仕事が忙しい人、頑張っているから仕方が無いと放置されるのです。

うつ病になってしまうと何もできなくなってしまいがち

一度、うつ病になってしまったら、その後、どんなに会社を休もうと、簡単には元気な自分に戻ることはできません。体の疲れは休めば回復しますが、心の疲れは、簡単には回復しないのです。

そして、おかしな状態が続いていきます。今まで楽しめたことが、楽しめないのです。

釣りに行かなくなった

仕事が忙しくなりうつ病になってしまった私。週末、暇になった時、釣りに行くのですが、まったく楽しくない。釣りに集中できず、ネガティブなことがずっと頭に浮かびました。

ゲームが楽しくない

オンラインゲームでフレンドができて、ゲームについてあつく語る。すごくたのしい。そんな時代がありました、うつ病になってからの私は、それがなくなりました。元気なフレンドがうらやましい。うつ病の悩みがあることを、ゲーム内ではいえるようなものではない。

なんで敵を倒して喜んでるんだろう。こんなことやってていいのか?

ゲームがまったく楽しくなくなりました。

友達からの連絡はこない

仕事が忙しくなって人と疎遠となり、同期とだってめったに連絡をとりません。順調な職場の同期に相談をのってもらうのは時間があるからできたこと、頑張ってしまった私は、友人がいませんでした。

気づいたら、仕事以外何もない仕事がない時間はうつ病で、ネガティブなことが頭の中をループしている状態の人間がそこにいたのです。

外出もしなくなりました

うつ病になってから仕事以外は家に閉じこもってしまいました。外出するのもめんどくさくなりました。週末、人に会いたくないのです。

今考えると私のうつ病が回復するきっかけとなったこと

毎日のネガティブな思考、そして、頭痛、手足のしびれが続く中で、私は寝ていることが多くなりました。

病気の原因は、疲れだろう、寝ていれば治るだろうと考えたからでもあります。

でも、1年過ぎてもあまり変わらない。出かけてもたのしくない。そんな日々が続いていました。

けれど、このままではダメだ、と葛藤する中で、私は時々ブログ記事を書くことにしていました。

何をやっても、常にネガティブです。それでも、何かをやらなければ、何かを残さなければ、そう思ってブログを書きました。

このまま自殺するかもしれない、けど、生きていた証を残したい。

今となっては、まとまりがなく、写真と少しの文しかないブログですが、自分がやったこと、生きていたこと、それをネット上に残すだけでも、もしかしたら何かのやくに立つかもしれない

そう考えて、生きた証として、ブログを書き始めたのでした。

うつ病の渦中にあるときは、何もやる気になりません。たとえ何かをやっても、そのことをディスります

  • どうせ、なんにもならない。
  • 意味がない。
  • 自分は才能がない。
  • 死んだ方がいい。

ところが、今振り返ってみると、何か作業することには意味がありました。それも、自分の意志でやることにです。

会社の仕事は、お金の為給料の為、家族のため、誰かのために、決してやりたいとは思わないことを、やりたいことにして働く行為です。自分の意志でやっていません。

ところが自分の意志でやることが一つでもできると、大きな変化をうみだすことに気づいたのです。

うつ病のときでもやれること1つ見つけましょう「批判は恐れなくてよい」

私は、自己満足のブログを書きまくっていました。

文章にまとまりもなければ、写真の取り方だって上手ではありません。

参考までに、あまりイケていなかった当時のページのリンクボタンを掲載しておきます。

自己満足なブログはこちら

しかし、そんな自己満足なブログも、私にとっては、大事な、この世界に生きていたことの証どうにか生きていたことの証として、書いていたのです。

でも、このブログをやっていたことで、気づいたことがありました。

それは、自己満足なので、批判なんて、あまりされないということです。批判があったとしても、見てくれてる人がいるんだなぁと感心する気持ちが強かった気がします。

この自己満足なブログを続けたことは、決してネガティブなことばかりではなく、よいことも導いてきてくれたのです。

やれることができると、うれしくなります。何かができたことに喜びを感じます。やったことは、やはり自分にとってプラスになります。

今日もブログ書けた。

そんなところが、病気を治すきっかけの一つになっていたのでした。そして、そのことは、たくさんの能力を引き上げてくれました。

  • 文章をまとめる能力
  • 伝える能力
  • ブログを運営する能力
  • ソーシャルを活用する能力

暗闇の中で、もがいたこと、うつ病になったことで、身についたスキルがたくさんあったのです。そして、願わくばもっとやっておけばよかったと、後悔しているのです。

約10年ももがいていたのですから・・・

うつ病というとんでもない病気の最中に、やれることは、おそらく本当に好きなことか、本当にやれることのはずです。おそらく、、皆さんにとってもそうなると思います。

病気でもできることというのは、絶対に普通にできることではなく、特別にできることになりえると最近思っています。

みなさんもそんなものが、うつ病のときに一つは見つかるのではないかと私は思っています。そして、そんなものを見つけた時には、それが、自分の本当にやりたいことだと、自信を持ってください

うつ病がいずれ治った時、それがあなたの仕事になる可能性もあるのですから!

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