真実は「うつ病は神さまが与える贈り物」である

うつ病は、なぜに存在するのか?なぜに、うつ病になるのか?なぜに、現代人は日本だけではなく、外国人もうつ病になるのか?

実際にうつ病になった私自身これについては、考えたわけではないのですが、なんとなく、気づいたことがあるんですね。

私たちの社会は、出来上がってしまいました。システムとして、生まれてから死ぬまで、どうやって生きて、どうやって死ぬかのモデルが、成立してしまいました。人間は、生まれると、母親に育てられて、幼稚園あるいは保育園に行き、小学校、中学校を経て、高校、大学、専門学校などの学校で学び、仕事をし社会貢献をします、夫婦となって子供を設ければ家庭を作り子供を育てます、老後を迎え、余生を過ごし、あの世に戻る。

私たちの体は風邪をひくと病気になります。熱が出ます、そしてウィルスをやっつけ健康な状態に戻してくれます。風邪は誰もがわかる病気なので、一例でしかありませんが、人間の体はありとあらゆる病気=攻撃に対して、なんらかの対処手段を持っており、一部医者の手をかえすことで、より効率的に体を健康に保てます。

人は、体を健康に保つ対抗手段を持っているわけです。では、心については?

人の体を守る仕組みを、自分たちがそもそも持っているとするのであれば、心を守る仕組みもなければいけません。悲しい時には泣く、辛い時には泣く人も、怒る人もいるかもしれませんが、それくらいの反応も、心を保つための仕組みなのではないか。私はそう考えました。そうなのではないかと、気づきました。

私は怒っているんだ、悲しいんだ、辛いんだ、そうアピールすることで、他人からの心のケアをしてもらえます。そう!、赤ん坊と同じように。

でも、それは子供です。社会人とはこうあるべきだ、自立した大人とはこうあるべきだと、先のモデルケースが成立してしまった社会では、子供じみた心の回復手段を使うことが、表立っては許されないのです。許されないことはないのですが、特にうつ病になってしまうような、真面目で、頑張り屋で、自分のことは後回して誰にでも平等で、悩みも自分で解決するような人。そんな人は、特に許しません。

だからこそ、他の反応が必要だった。

人は、心を健康に保つ対抗手段としてのうつ病を持っているのではないのだろうか

私はこのように考えました。実際に、私は、うつ病に5〜6年かかっていましたから、自分がうつ病にかかった後で、なんで自分はうつになったのかの原因を探る中で、このことに気づいたわけです。

なぜか?

私たちは、生まれてから死ぬまで、自我というものを持っていて、生まれてから死ぬまで、自分の信念というか、物事の考え方が身につき、その考えという指針に沿って生きて行きます。

真面目も信念であり、頑張るも信念、平等や、自分でなんでもやる、全ては、考え方の一つであり、信念でしかありません。悪い言い方をすれば自己満足な考え方でもあります。

通常、こういった生きる上での考え方というのは、変わりません。変わる可能性があるのだとすれば、その考え方で、動いた時に、失敗をしてしまい、考え方が間違いであったと心底気づいたときくらいでしょう。通常であれば、気づいたとしてもなおそうとはしません。。

感の良い方であれば、もう気づかれているかと思いますが、悩むくらいでは治せないということなのであり、絶望して落ち込むくらいではないと治せないのが、考え方なのです。

ということはです、考え方を修正する。心のあり方を見直すような場合には、病気が必要ということなのではないだろうかということなのです。

神様は、全てを与えてくれています。医者がいなくても、人の体が治す手段を持っている、そうでなければ人は病から回復できないのです。外科手術をして病気が治るのは、医者がすごいのではなく、そもそも人間の体が回復する機能を持っているからであり、それがなかったら医者ですら病気は治せないのです。

つまり、うつ病は、神さまが与えてくださった、回復機能なのです

うつ病になると何もやりたく無くなります。私は釣りが趣味でしたが、釣りに行くことが楽しく無くなりました。ゲームもやっていましたが、なんでやっているんだろうと、虚しくなりました。人と会うことも嫌になっていました。そうやって、うつ病になった後で、どんどんと何もやらなくなりました。

しかし、何もやらなくなったことで、自分と向き合う時間が必然的に増えました。このままじゃいけない、なぜこうなった、元に戻らなくちゃ、あのときこうしていればこんなことにならなかったんじゃないか、今の自分に腹がたつ、などなど、自分との戦いの日々です。

ですが、これは、うつ病にならなければ、モテない時間でもあるのです。仕事を忙しくしていたら、自分の心とは向き合うことはありません。順調に収入が増え、趣味を楽しみ、多くの友人と交友し、家庭・家族とも順調、何もないのはいいことですが、何もないと何も考えないのも人間なのです。

だとすれば、うつ病とは、必要な病気なのです。心を治すための病気、考え方を治すための病気、そして、人生を考え直すための病気なのです。

もし、うつ病になって悩んでいる方が、この文章を読まれているのであれば、このことに気づいてもらいたいのです。自分の考え方、生き方について、見直してもらいたいのです。

自分の心に嘘をついて生きていないか。本当は、やってはいけないと自分の心が言っていることに対して、嘘をついて行動をしていないか。

私の場合は、家族との時間を大切にするというのを大事にしていなかったことが、これに該当しました。また、収入=お金を何よりも優先していたことが、これに該当しました。さらには、他人を蹴落とすという悪い考えを改めないこともこれに該当していました。

今、うつ病で、悩んでいる皆さん、是非とも、自分の心の嘘。悪い考え方がないか、もう一度ひも解いてください。一つ一つ検証してみてください。何かしら悪い考え方が見つかれば、そこにヒントは必ずあります。

そして、うつ病から回復するための答えがそこにあるはずです。

下は、書きかけですが、メモとして残しておきます。

悪い考え方をして生きれば、一面では良い結果を得るかもしれませんが、どこかで悪い結果が生まれます。一度嘘をつけば、ずっと嘘をつかなければいけないように、ほんの小さな嘘が全体に影響を及ぼすということはあると思いますし、それは絶対そうだと、今なら思えます。

簡単な体の仕組み、肩がこるという場合、肩に問題があるわけではなく、目を使いすぎていたり、歩き方に問題があったり、肩以外の場所に原因があります。これについては、とてもわかりやすい例だと思います。肩に問題がないのに、肩が痛くなるのです。

私たちは、体に痛みがあると、その場所に問題があると考えます。しかし、そうではない。

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