ピアノは短期学習可能か?

ピアノを短期学習をすることは可能なのか?このことについて考えてみたいと思います。

ピアノは3歳や5歳から学び始め、有名な教授に師事し、大学で学び、そして全国規模の音楽コンクールに出場成績を残し、それでいて演奏家としてプロになれるのは、あきらかに1%未満のものすごく厳しい世界です。

とりわけクラシックについては、そうです。

そうなると、ピアノの学習には10年以上の勉強が必要であることを示唆します。

しかし、現実を考えてみると、10年以上かからないような人たちもいたりします。このサイトでも紹介して、奥井 紫麻さんは、7歳から本格的にピアノを始め12歳ではプロデビューをされました。つまり本格的にやったのは5年です。また、5歳で幻想即興曲を弾いてしまう神童も最近では珍しくありません。

どうしてそのような人たちがいるかについて考えるのですが、私の経験でいくつか、その可能性を感じるエピソードがあります。

私は学生時代軽音楽、つまりロックバンドをやっていたのですが、大学のサークルなどで、当時初心者で入ってくる人たちがたくさんいました。そんな中に、軽い遊びの人もいれば、音楽が大好きで、どうしてもこれを弾きたいという強い思いをもって入ってくる人たちもいたのです。

話は、ここからです、そのどうしても弾きたいという人たちは、努力の量が違ってきます。実際に楽器を手にし、練習を始めるのですが、毎日確実に練習しますし、初めてやる耳コピもどうにかして習得したいという強い思いがあるからなのか、やりのけます。そして、1週間でなんとなく、ギターは弾けるようになり、1か月後には、それなりにバンドで合わせ、3か月後には、ライブハウスで演奏をしているという人達がいました。

正直、私は経験者として、大学のサークルに入っていましたから、この猛烈な追い上げには、焦りがありました。そんなことから、楽器の習得については、個人差があるかと思います。

ピアノの話に戻りますが、5歳や6歳などの小さいころからピアノを習い始める子供はたくさんいますが、その中で、ピアノを猛烈にやりたい子供は、それほど多くないののが実際です。奥井 紫麻さんのように7歳、反田恭平さんのように12歳で本格的にやろうとなって、初めて学習スピードが上がってくるのだと思います。

ピアノの習得10年のうち、嫌々・なんとなくの期間5年と本気の5年で10年だという説です。

だとすると、ピアノの習得に必要な期間というのは、集中的に猛烈にやれば「5年」というのはありえる気がします。

さて、そんなピアノですが、基本的には、ピアノ教室に通うことが早道なのは当然です。一方で、ギターのような楽器は独学で3か月で、人前で弾けるようになったりもします。

このことは、ピアノでも言えると思います。本気でやれば、1か月でマスターすることが、できる。実際に、そのような講座もDVDで販売されています。


こちらのような商品は、本当に猛烈にピアノを弾きたいという意思と、毎日練習する時間が十分にある人でないとうまくいかないと思いますが、猛烈にピアノを弾きたくなり、毎日練習したいとなれば、ギターの場合は、3か月でライブハウスデビューした人たちがいるように、短期で上達することは当然可能だと私は考えます。

私の方では、その保証はできませんが、そのようなことは可能にした人を知っています。また、毎日忙しくてなかなかできないけれど、という人たちにとっては、ピアノ教室に通う時間もないでしょうから、上記のような講座で学ぶというのもありだと思います。

実際に、私は、中学生のころ、ギターは通信講座で学んでいました。ギター教室は田舎にはありませんでしたし、当時毎月1万円程度を払い続けることも可能な状況ではありませんでしたから、このような講座はありがたい存在だとおもいます。



ピアノにまつわる情報サイト