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音楽中学校に入った今年 コンクールには出場しません

皆さん、こんばんわ。

いかがお過ごしでしょうか。

今日は近況を書いておこうと思います。

昨年は中学生と戦って、地区本選まで、いった音楽コンクール。でも、それがあったので、今音楽中学校に通っているのですが・・・

今年は、コンクールには出場しない

ということになりました。本人が自分で決めました。

先日、小学生時代のピアノの先生に中学校の演奏会にお越しいただきまして、その際に、コンクールのお誘いをいただきました。

それもあり、今年、コンクールに出場するかの判断を子供にさせていました

2週間くらい期間の猶予があったとは思うのですが、子供の結論は、出場しないということでした。

なんで!?

というところが気になります。しかし、そもそも先日の演奏会も出場したくないところ、中学校の音楽担当の先生に出ないとだめよと言われ、無理に出場していたくらいなのです。

なぜか?

気になりますよね。私も気になりました。

それは、こういうことでした。

今は、基礎からのやり直し中で、フォーム、タッチも直している最中なので、コンクールの課題曲で時間をとられたくない。また、中学校の勉強も忙しいので、コンクールをやってられない。

また、最近身長も伸び、手もピアノの講師の先生よりも既に大きくなってきたところで、これまで手が小さかったころに、小さい手で弾きこなすために無理なタッチをする癖が、ついてしまったので、その修正もあるのも認識済みなのです。

ピアニストになることだけの目標を持ち、コンクールに出場して、名前を知ってもらうという明確な目標を持っているのであれば、コンクールに出場するのは必須だと思いますが、小学校や中学校のレベルでは、結果的にはTOPになっても、それほどの価値はありません。

すでに、大人と張り合うだけの実力が身についているのであれば、コンクールに出場して、知ってもらうということも、価値がありますが、うちの子供はそのレベルにないので、今は基礎をやり直すことを重点的にやるということになりました。

また、ピアノの講師の先生のスタンスも、コンクールに関してはです。その時の自分の実力を知るということに価値があるが、だからといって、芸術の道は続きますし、練習も続けていかなければなりません。

コンクールの結果で、何かが変わるようでは、心構えが違うということでしょうね。

正直なところ、親の私たちは、コンクールに出場してもらっても構わなかったのですが、この判断にはおどろきました。

中学生となると、子供も自分の意志を持つというのは、理解していましたが、あらためて、成長してきていることを実感しました。

ちなみに、私は、まったくコンクールは否定していません。競い合うあの風景も、何年も見ていますが、やる価値はあると思っています。いろいろなドラマが各家庭であるということを考えると、絆も深まるはずだし、泣いてしまうくらい頑張っている子供達を見ると、いろいろな経験になるんだなと感じます。

ビジネスの側面も当然ありますが、それは別として、コンクールには価値はあると思いますので、出場される皆様には、良い結果がでることをお祈り申し上げます。

本日も読んでくださり、誠にありがとうございました。

今からピアノ始めるの遅いですか? 私は中学生・高校生です

皆さん、お元気していますか。

めっきり食欲の秋になり、これから紅葉と食べ物と楽しいシーズンとなってきますよねー。

楽しみだ。

さて、私中学生なんですけど、ピアノを始めるの遅いですか?という疑問。あちこちで見ます。確かにピアノ以外の楽器は、中学校で始めるとか、高校で始めたとかでも、プロになってしまうような人はいます。

しかしだ、ピアノに関しては、気づいたら幼稚園、小学校からやってきたクラスメイトなんかがいて、気づいた時には、

私なんて無理だあ。。。

遅いですかね?

と、不安になって、始められない。

この疑問についての答えを考えてみると。まぁ、80%はYESだ。

ピアノという楽器は、指を高速に動かすし、何よりもタッチが大事だ。

普段の生活でその訓練をしているかといと、していない

ということは、これが何を物語るかというと、嫌々ながらも続けてきた10年を持つクラスメイトと、まったくゼロの自分では、それなりに差が開いているということだ。

そんでもって、その10年を1年や2年で取り戻そうとすると、はっきりいって嫌になるくらい大変なのである。

もう無理って、いうのが、ほとんど。だから、80%はYES=無理と言える。

けれど、20%の枠を残しているのは、違った視点があるからだ。まわりを気にせず粛々と続けることができ、向上心があり、研究熱心で、そもそも音に対する理解がすばらしく、楽譜も学校の勉強だけで、基礎は知っているとなれば、話が変わってくる。

そもそもの素質がある人というのはいる。ただ、ピアノをやってこなかっただけ。

こんな人は、嫌々ピアノを10年とかやっている人は、数年で抜かしていく。もしかしたら、1年かもしれない。

嫌々ピアノをやる人は、嫌々ピアノをやる癖がついている。

もぉ!ピアノ楽しくてしょうがないというレベルで、毎日練習するようになったら、そんな嫌々やっている人は、気づいたら抜いちゃうだろう。

ただ、ひとつだけ現実問題の話をすると、中学校・高校からピアノを始めた人で、プロになった人の話は、現代になってはほとんどいないということだ。

最高で10歳くらいまでだ。

第二次世界大戦直後くらいの時期なら、全世界的にピアノなんてあまりなく、みんなレベルは低かった。ピアノを弾ける環境なんてないわけだから、当たり前だ。

だから、中学生や高校生から始めたって、十分仕事として、音楽をやることは可能だった。

しかしだ、現代社会においては、その嫌々ピアノをやっていた子供たちの中に、嫌々ではなく、プロのピアニストになると、子供の頃から真剣にやっている子供たちがいる。

彼女/彼たちは、とんでもないわけだ。忙しい毎日の中にピアノがあり、その練習を十年も続ける。

数年で追いつこうにも、その間に、さらに差をつけてくるのだ。それがクラシックでプロを目指すレベルなのである。

バンドでキーボードをやる、ユーチューブで演奏するなど、アマチュアで趣味の中でも、上手な演奏をしたいというのが目的となるのであれば、

ピアノを中学生や高校生で始めるのは遅くはない。

けれど、中学や高校ともなれば、学校の勉強もたいへんな時期にもなっているので、現実問題としては、時間を準備するのさえ、厳しすぎるというのが本当のところだと思う。

それでも、やるっていう人がいるなら、私は、とめない。強い意志があれば、それはやはり、可能性があるからだ。

音楽中学校の学園祭に行ってきました

皆様お久しぶりです。

先週の週末は、音楽中学校での学園際がありまして、演奏会も行われており、我々家族は、中学校の方に行ってきました。

この学園祭は、中学生・高校生が同時に学園祭をやるものでしたが、メインは高校生が主体となって活動するのが学園祭のようで、息子は中学1年生なので、今回は参加してみたという感じでした。

いくつか出し物もありましたが、良くも悪くも、まさに中学生という感じの雰囲気でした。

さて、音楽中学校で通っているからこそのイベント、演奏会がありました。息子も、強制的に出場が決まっておりました。

演奏楽曲は、ハイドンのソナタで、約1か月程度の練習期間で仕上げるしかない状態で、短期で仕上げ望みました。

その演奏を、今回はユーチューブにアップしたかったのですが・・・

学園際の撮影のOKはいただいていたのですが、残念ながら、この演奏会の撮影はNGとなっておりまして、今回は、ユーチューブなどで公開することができません。

なんといっても、親は自分の子供の演奏を保存する手段がありません。これにはショックを受けてしまいました。

本当に残念ですが、申し訳ありません。

演奏の結果については、これまでで一番ゆとり上がり、テクニックも向上した演奏となっていましたが、あまりにも綺麗に弾きすぎて、×感情が入っていかない感じになってしまったという課題が出てしまいました。

悪く言うと、×個性がない

最初から最後まで、素人にわかるレベルのミスタッチがなくなったところは、非常に成長を感じられましたが、音楽ホールのピアノの演奏方法・演奏表現に、慣れていないところが見られ、そこはマイナスでした。

本人も、そのことは、理解していたようです。「自分を出せなかった」と言っていました。まぁ、認識しているだけ、ましでしょう。期間も短かったこともあり、期限で精いっぱいというのもあったのは事実です。

よしとしましょう。

で、この演奏会ですが、学園祭のレベルと比べると雲泥の違いがありまして、音楽家のたまごによる、演奏会となっていて、音楽教室の発表会に比べると、明らかにレベルが高いものでした。

もちろん残念な演奏をしてしまう方もいますが、ある程度の水準は上回っている感じでした。

中学3年、高校生、そして、大学卒業生の演奏まで聴けましたが、学年が上がれば、上がるにつれて、明らかに演奏がよくなっていくことがわかりました。

音の出し方、音の消し方、音の粒のバランス、全員が全員できているわけではありませんが、やはりできる子は、ちがいます。

音楽大学付属の学生の演奏というのは、すばらしいものだと感じました。

 

 

ピアノの「暗譜をしてきましょう」の深い意味

皆さん、元気にお過ごしですか?

おそらく多くの方はクーラーの効いた部屋で過ごしていると思いますので、この暑い夏は、外出するときにしか体感しないとは思いますが、だからこそ、体調を崩しやすいので注意が必要です。くれぐれも、お気を付けください。

さて、今日は暗譜についてのエピソードを書いてみたいと思います。先日、ピアノの先生が私の息子に対して

「来週までに、暗譜してきてね」

と伝えレッスンを終えました。暗譜と言いますと、基本的には、楽譜を覚えてきてねということなのですが、ピアノを弾いている皆さんはできていますでしょうか?

「そんなの簡単だよ。覚えたし、弾けるし。」

たいていの方々は、そうおっしゃいますし。小学生や中学生は、そのような認識で、いるとは思うのですが、はっきりっ言って、先生によって、求められていることのレベルが違います。

初心者:音譜だけを覚えるレベル

中級者:休符までキチンと覚えるレベル

上級者:強弱記号やその他の記号、カデンツまで意識し、きちんと覚え表現できるレベル

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さらには、完全に仕上げるレベルまでもが、「暗譜してきてね」に含まれているのです。ご存知でしたでしょうか?

はっきりと申し上げると「暗譜してきてね」という言葉は、音楽に対する熱意を試される言葉なのです。

大手のピアノ教室に通っていた頃は、「音譜を覚えて、楽譜を見ないで弾ければOK」という認識があったと思いますが、「暗譜してきてね」ということがどういうことがわかっている今、これからはそれは通用しないということが、親子共々認識できたところです。

暗譜してきてね=仕上げて来てね

ということでした。それが、プロを目指すなら当たり前ということでも、あるわけでですね。

大学のレッスンに行ってきました「ソナタ以降のピアノのレッスンとは?」

私の息子は、ブログで書いている通り、音楽中学校に通っております。

当然のことではありますが、レッスンの先生は、上位に位置する大学の先生達であります。なので、タイトルに書いた大学のレッスンに行くというのは、中学校のレッスンに行っただけではありますが、今日のレッスンの直前の生徒は大学生だったりして、学年・年令問わず、専門の先生に教わっているというところですので、大学のレッスンに行ってきたという書き方にさせていただきました。

さて、そんなレッスンに本日同伴で行ってきましたので、どんなことを指摘されていたかを書いておこうかと思います。

本日は『新しい課題曲』のレッスンで、その楽曲の譜読みが宿題でした。そんな中で、指摘されたことを書いていきます。

・楽曲の構成について

速度記号の意味がわかっているか?
ソナタ形式とは?
第1主題、第2主題の違いは?
各小節の調はどうなっているか?また、意識しているか?(カデンツ)

課題曲のレッスンを受ける中で、上記のような質問が行われていましたが、言われていることを集約すると、結局は譜読みがどこまでされているか?というところです。楽曲を渡されて、すぐに弾き始めるレベルは過去のこと。まずは、楽曲の構成、テーマ、どんな演奏を求められているのかを楽曲全体を通して、眺め、理解し、読み解いていくのが、譜読みであり、場合によっては、音楽理論の理解によって、演奏者は作者以上に楽曲を理解するということなんだ、と思いました。

このような視点は、気づき始めてはいても指摘されないとまだ、気づけないのが、うちの息子のレベルです。速度記号の質問にも、的確に答えられていなかったので、意識が低いのが露呈していました。

キーワード:カデンツ

・歌うように表現する

ピアノと言う楽器は、打楽器です。そんなことはないと言う人もいるかも知れませんが、ピアノは鍵盤を叩いて音を出す楽器であり、音は押した瞬間が一番強く、あとは、音は減衰していくだけであり、人間の声のように、一度音を出した後で、音の大きさを上げるということができません。そんな欠点を持った楽器です。それができるのは、バイオリンなどの弦楽器だけです。

しかし、そんな中でも、歌のようにピアノを弾くことが、ピアニストに求められています。作曲者は人間であり、歌のハーモニーをイメージして、作られた楽曲は多々あります。そんな中で歌を歌うように演奏することを求められていました

どういうことなのかを、私の理解で書きますと、弦を叩いた後、ピアノの弦が鳴っているわけですが、その音の波形のゆらぎの中に、次の音を溶け込ませるように、滑り入れていく、そんな作業をしていくことが、歌うように弾くということのようです。

これも指摘されると気づくことですが、そもそもの楽曲の理解ができていなければ、歌うように弾かないと行けないパートかどうかすらもわかりません。改めて、譜読みの深さを求められていたのだなと気づきました。

・指番号の指摘、フォームの指摘

上記で説明した2つのポイントは、楽曲に関する指摘でしたが、ピアノの演奏技術に関しての指摘も、当然ありました。ただ、演奏技術に関しては、そもそも指練習は毎日やっていることが前提であり、弾けるようにするのは個人で行うのが前提条件のような印象があります。なので、当たり前に弾けるようになるためのレッスンを求める場合は、通常のピアノ教室で習うのが良いという印象を受けました。大学のレッスンは、弾けることが前提です。弾けるのは当たり前のことなのです。

今日あった指摘、まずは指番号ですが、これはミスを誘発するからの指摘であり、また、ばらつきがあるための指摘でした。今回の課題曲は、来月の演奏会で演奏予定であるため、ミスの軽減を目的として指摘されていました。

また、ピアノのフォームの指摘がありました。小指の使い方の指摘でした。うちの息子は、小指を伸ばした状態で手首を使い斜めに鍵盤を押す癖がついてしまっているので、その指の使い方を伸ばすのではなく、上から下の動作で、弾こうというものでした。

この指摘に関しては、小学生からピアノの練習をやってきたことの癖であることがわかります。小指を伸ばしてしまうのは、まだ子供で指が短かったころの名残だと思います。小指を伸ばし、手首を回すことで、距離のある鍵盤の音を出していたはずです。

今日のレッスンで受けた指摘というのは、上記3つでした。このような指摘が、今回に限らず、基本的には、異なる楽曲で、異なるフォームに関して、続いていくのが大学のレッスンであると思います。

気づけばできるけれど、気づけないのが、初級のピアノレッスン生ということであり、それらの意識が言われる前に、当たり前にできるようになって、中級というところでしょうか。

たかがピアノ、されどピアノということで、今回のレッスンの内容は、ピアノではなくても通じるところがあると感じました。通常の仕事も結局は同じです。

依頼があって、どんな依頼なのか、なぜ依頼されたのか、ゴールは何なのかを理解した後で、仕事を始めなければ、求められたものとはかけ離れたものになってしまいます。仕事をするための基礎能力も個人で学習していることが前提であり、それが当たり前にできた上で、仕事を遂行していくことができるのです。

ピアノを含め、人間がやらなきゃいけないことは、同じだなと思いました。

本日もブログ記事を最後まで、読んでいただありがとうございました。また、次の記事でお会いいたしましょう。

中学校の音楽のテストの結果は80点 低い!!

うちの息子は音楽中学校に通っているのですが、クラスは進学コースのようなところにいまして、普通科の進学コースの子供たちも受ける、音楽の期末テストがありました。

その結果は、80点だというのです!?

どういうことなんでしょうか?

ソルフェージュやってれば、音符や休符なんて朝飯前だし、速度記号も簡単ではないんでしょうか?

ということで、何を間違ったのかを聞くと

音楽科の名前とか、生まれた国とか、どのような気持ちで作曲家がこの曲を作曲したか?など

ということでした。

あらー、再現者失格じゃんとか、私は心の中で思いましたが、勝手にしてくれと思いまして、何も言えませんでした。今はまだ、その時じゃないんでしょうね。

練習曲や、ソナタの楽譜どまりということでしょう。その先の、楽曲の生まれた背景や、当時の流行などには、興味が湧いていないということでした。

親は心配です・・・(笑

ピアニストとしての芸術性をどうやって手に入れるのか?

小学生や中学生のピアノ演奏であれば、上手であれば評価をされますし、難易度の高いとされる曲で大人顔負けの演奏をすれば、ある程度の評価は簡単にされると思います。

けれど、それが、できたからといって、その後もピアニストとして生きれるかというと、そうではないという、現状があると私は感じています。

今日も練習、明日も練習、その次も毎日毎日ピアノの練習をすることで、ピアノを練習している人の上位5%以内くらいには入れる気がします。けど、そこから先は、練習だけではないのではないか?

もちろん、その5%に入るのは簡単ではありません。けれど、そこから先もやはり厳しいのです。

先日、音大付属中のピアノの先生が、手術をされるということで、一週間ほど入院をされていたのですが、時間が少しあったのか、メールをいただきました。その内容は・・・

〇×くんが、最近、疲れ切っている様子で、少し心配です。勉強とピアノの両立が難しいのか、いつもレッスンに疲れている様子で、担任の先生ともお話をしました。私も課題を出しすぎることもあったかもしれませんが、〇×くんの個性が、失われてしまうような気がして、心配しています。

良い音楽を作るためには、練習だけではなく、いろんな経験を通じて、表現する力を学ぶことも必要ですので、時には練習を休んで、楽な気持ちで、学んでいってもらいたいと思っています。

— 以上 —

表現は、変えていますが、上記のような内容のメールで、私達や周りが、期待しすぎて、疲れているような内容なメールをいただけました。もちろん、ピアノの先生が一番気にかけているからこそ、病院から入院中に連絡をいただけているのだとは思いますが、少し驚きました。

私も、もっと練習しないのか?勉強ばかりしていて、ピアノの練習をしないのかと、言うことはあります。けれど、子供というのは、親の言うことはあまり聞かないので、だからといって、練習を始めるということはありません。

けれど、どこかで、無理をしていたのかもしれません。ただでさえ、小学校から中学校へと生活が変わり、徒歩での通学から、満員電車での通学へと変わり、大変なのに、さらには、勉強とレッスンで、大忙しのはずなのですから、疲れるでしょう。中学一年生というタイミングなので、疲れてしまったというのは当然あるかと思います。

でも、そのような忙しさや厳しさの中で、感じることも当然あると私はあると思います。先生が気をかけてくれることもそうだし、私達とのかかわりもそう、練習をするか、しないか、今日出かけて体験したこと、学校の友達とのかかわりのなかで、感じること、すべて感じたことが、音楽性へつながっていくはずなのです。

嫌なこと、辛いことも当然、音楽につながるでしょう。

かつての偉大な作曲家たちは、国を戦争で追われたり、祖国が無くなったり、そのような中で生きていたのですから、幸せが必ずしも、良い音楽を生むわけではないと感じます。

練習をしないことは、結局は、テクニックが伸びないことに繋がりますが、音楽性、芸術性を支えるにはテクニックが必要です。一方、音楽性や芸術性を生むには、人生経験が必要です。

そのようなバランスの中で、本人が頑張ることしかないので、今回いただいたメールで感じたことは、子供が、先生にも愛されていることでした。

私の人生で、そのような特別なことは、なかった気がします。それだけ、子供に才能というか、光るものがあるんだということに、改めて気づきましたが、だからといって、練習しなければ、何にもならないのですから、本当に難しいところです。

音大付属中学校の想定外と想定内

年の4月から音楽大学付属の私立中学校に子供を通わせているのですが、早いもので、もう6月。既に2か月が経っています。その間にあった、想定外と想定内を本日は書いてみたいと思います。

想定内

学校入学前の説明会で聞いていたこととあまりギャップのなかった想定内のことを書いてみます。

・進学コースの友達と勉強の内容がほぼ一緒

中学校から音楽を学ぶと言っても、ほとんどの人が音楽家になるわけではないのが音楽の道です。ということで、音楽専門コースとは言えども、進学を前提にした勉強をしています。これは、想定内でした。

・ピアノの先生は音大の先生

これまでは、カワイ音楽教室の先生に学んできましたが、藝大出身のしっかりとした先生の下で、ピアノを習えています。基礎からのやり直しですが、想定内のことでした。

想定外

入学前に想像していたことと違った、想定外を書いてみます。

・3年間同じクラスメイトで勉強をする

音楽専門は音楽だけが別授業で後は進学コースと全く一緒でした。また、進学コースは、シャッフル制ではないことがわかり、3年間同じクラスメイトで学ぶことがわかりました。私の中学は毎年クラス替えがあったわけで、これは想定外でした。

・事業でiPadを使用する

おそらく公立中学校に通っていたらなかったと思いますが、iPadを使った授業が行われています。いろいろ制限はありますが、時代にあった勉強スタイルだと思いました。

・ピアノ一色ではない

音楽専門コースということで、ピアノを優先し、厳しい指導が毎日あるかと思いましたが、そんなことは全然ありませんでした。普通に授業が優先され、ピアノもやりますが、先生が専門の先生だけの違いです。

普通の中学校に通い、カワイ音楽教室の先生に習うよりは、専門度が高いですが、ピアノで辛い場面というのがいまのところありません。

大丈夫なのかな?と心配です。

・想定外に勉強ができた

うちの子供は、学習塾にも通わせていませんでしたし、ピアノも特別に先生を選んだわけではなかったのですが、音楽専門コースで学ぶ機会を得ることができ、また学校の成績も上位だということがわかりました。

正直、これは想定外でした。ただ、あまり勉強熱心にならないでほしいというのが、親としての本音です。何のために音楽中学校に入ったのか?

そこが、一番の想定外でした。もう中学生ですから、親があれこれ支持を出すべきではありません。

見守ることしかできませんね。

ピアノの先生に才能があると言われと・・・

皆様、いかがお過ごしでしょうか。最近、更新が滞り気味の管理人でございます。

学校に入学してからも、ピアノを続けている息子ですが、入学してからいくつかレッスントラブルがありました。

学校内での伝達ミスでのレッスン遅延、補講があるのを忘れてのレッスンスキップ。息子は、毎月、先生の貴重なレッスン時間をロストしています。

大丈夫なんでしょうか?やる気あるの?

というのが、親心というものです。小学生の頃であれば、親がレッスンに付き添うということは、低学年の頃では当たり前ですし、高学年になっても、ある程度はサポートできましたが、中学校になってからは、さすがに親はサポートできません。

というか、それくらいの時間管理能力は、本人が保持してもらいたいところです。

というところで、この間、息子に伝えました。

「先生が、あの子には、今日はあれをレッスンしなきゃね」って考えて、レッスン室に向かって、あなたを待っていて、「あれれ、いつまで経ってもこないや」ってなった時に、先生ってどう思うんだろうね?

あ!? そうか!

この瞬間に初めて自分がやったことの問題に気づいたようです。

ということがありまして、今週は、先生にお詫びのメールを差し上げました。

で、お返しの丁寧なメールですが、

あまり気にされていないこと、それよりも新しい環境で、大変でしょう

という、心遣いをいただいてしまいました。また、なんと

とても才能があるので、頑張っていただきたいです。練習時間をうまく取れないと、伸び悩んでしまうので、練習時間は必ず確保してください。

という、びっくりしてしまう内容もいただきました。おそらくセールストークもあるでしょうし、上には上がいるので、そのまま受け止められませんが、とても才能があると言われると、親というのは揺らいでしまうものです。

自分の中学生活を思い返してみれば、地元の中学に自転車で通い、普通の義務教育だったので、部活をさぼるとか、部活を辞めるとか、そういうことは、日常的に普通にあったので、ピアノもそれと同じと考えると、まぁ、しかたのないことかなぁと思うわけですが、ピアノがやりたくて通うことになった学校ですから、レッスンに参加できなかったというのは、すごく残念な気持ちになりますね。

いろんな経験が、良い演奏を生むと聞きますが、この経験も何かに繋がればいいかなぁと思います。

本日も最後まで記事をお読みいただき誠にありがとうございました。

ピアニストを目指すことは、勉強も頑張ること

ピアニストを目指す。

ピアニストを目指すのであれば、勉強はいらず、ピアノばっかりやっていればよい。

そのような思考で、ピアノをやっていることは非常に問題です。

ピアニストを職業として、目指すが、もしなれなかった場合のリスクをきちんと想像し、ピアニストになれなかったとしても、ピアノに関する仕事、あるいはピアノ以外で興味が持てる第2の目標に向かって、やれることをやっておく。

このような戦略的な思考を子供の頃から持っていないようでは、おそらくピアニストにはなれないでしょう。

なぜならば、音で何かを表現するということは、それくらい高度な知能が必要だからです。

よく売れてる芸人さんは、しゃべりの仕事だから、頭がキレると言われますが、これも同じことです、勉強は嫌いかもしれないが、人付き合いが上手い、客観的に状況を分析し、適切な発言をする。ときには、突飛な発言もするが、許容範囲。

そのようなことにも、高度な知能が必要です。

ピアノでご飯を食べるなら、ピアノ以外のことはやるべきではないという人も時にはいらっしゃいますが、スケートの羽生選手を見ても、最近の芸能界を見ても、一流とされる人となると、勉強もできることが多いです。

というところで、最近、我が家の息子ですが、ピアノの練習よりも勉強ばっかりしています。はっきりいって、心配です。というか、そうだったのなら、音楽中学校ではなく、地元の中学校でもよかったのではないか?

そう思うくらいです。

ショパコンで、上位に入ったピアノプレイヤーが、実は歯科医を目指していたり、音楽だけではなく、ほかのことでも優秀とされる人が多い印象があります。

そう考えると、まぁ、勉強している息子の姿も悪くはないのですが、ピアノは大丈夫か?という親心はあります。

ピアニストになれとは思っていないですし、なっても厳しいのが見えますから、勉強を頑張るのは、良いのですが、ただ、ピアニストになると言った言葉をみると、これがそれ?と感じてしまうのは、親だからでしょうかね。

とりあえずは、好きにさせますが、どうなるのでしょうか。といった親心で見守るしかありませんね。

最近は、何を弾いてるのかもわかりません。