「親子のかかわり」カテゴリーアーカイブ

中学進学に伴うピアノの先生との別れと新たな出会い

私の息子の私立中学校の入試の話を先週書きましたが、入試が終わり中学校の入学のことを考えるとき、同時にやってくるのは別れです。

小学校の友達との別れ、担任の先生たちとの別れ、子供にとっては様々な別れがありますが、このブログではピアノのことを書いていますから、ピアノの先生との別れについて書いてみたいと思います。

今習っているピアノの先生との縁は6年前、小学校1年生の時からの縁となります。ピアノを始めた5歳の頃は、桐朋学園出身の先生に習っていたわけですが、先生のステップアップで退職され、小学校に入ってからはずっと今の先生に習ってきました。

私たちも最初の頃は、たんなる趣味でやっていたピアノだったわけですが、絶対音感があり、コンクールでも毎年結果を更新した息子だったので、おそらく新卒で就職し、うちの子供を始めて担当した先生にとっても、この6年は貴重な体験になっていただろうと思います。

先生には、私たちのお願いで参加させてもらった関係ない外部のコンクールにも自らすすんで付き添っていただいたり、小学校の合唱コンクールにも来て頂いたり、思い返せば、いろんな思い出があります。

そんな大変お世話になった先生とも、今年の4月でお別れとなることが確定してしまいました。昨年12月のコンクールの予選の結果発表後ですが、どちらが切り出したわけでもなく、お互い時期が来たことを認識していました。

後任は、藝大出身の先生となりますが、正直なところ名残惜しい気持ちもあります。でも、現在の先生自身が教えられることが少なくなってきたと自身で言っている状況もありましたので、巣立ちの時がきたことは先生もわかっていたのだと思います。

もちろん今後一切の関係が切れるわけではなく、子供にとっては毎週顔を会わせていたものが、年に数回だったりと減っていくだけですが、やはり段々疎遠になるのは間違いありません。

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わが子は男の子で、比較的ドライな部分もあり、先生が深いところで心の支えになっていたかといえば、そうでもありませんが、6年間、毎週顔を会わせレッスンいただいた先生とのお別れというのには、それなりに感慨深いものがあるだろうと思います。

思い返せば昨年、コンクールの東京地区本選の帰りに高校受験に伴ってピアノを辞めることを決断したある中学2年生の生徒さんと会話することがあり、それを受けて、私たちの子供がどうしたいのかを確認した日があったのを覚えています。

辞めるのか、趣味として続けるのか

この2択が基本だったのですが、結果的にはどちらにもならず、第3の選択肢が普通科にもスイッチできる音楽中学校への入学でした。

当時は、特待枠なら音楽科のある中学校を考えてもいいと言っていたのですが、今年の頑張りを見た後で、最後はいずれにしても入学させてもいい、と私たち両親は思っていました。

しかし、結果は、自らの力で音楽科の特待枠で入学を決めました。課した課題を見事に突破した息子には、正直尊敬の思いがあります。

こんなことを書いてたら涙が出そうになりました。

新たな先生の指導で、プラスのこともあれば、マイナスのこともあるかもしれません。ですが、それを選んだのも、息子ですから、彼の人生を彼なりに進んでいってもらえたらと、今は思っています。

このブログが将来、とあるピアニストの成長記録のブログとして、参考資料になったら面白いなぁという、アホな妄想を持って書いている私自身ですが、そんなうちの子供がどうなるかを見守る感じで、今後ともこのブログを読んでいただければ、幸いと考えています。

最後まで、閲覧ありがとうございました。

ピアノ曲の難易度 と 現在のポジション

ピアノ曲の難易度

ピアノ曲の難易度表を改めて眺めてみましたが、導入から上級まであって、実際のところ中学生になる前に上級に到達していないと、いけないくらいの状況があるのですから、改めて大変な世界だなぁと思います

うちの子供もどうにか上級に手が届くところですが、YouTubeではもっと先のポジションに小学生で到達していた子供たちがたくさんいますから、本当にびっくりします

全日本学生音楽コンクールに出場している子供たちなどは、本当にすごすぎます

これまでは特別な先生の指導を受けることなく、普通の大手教室でピアノを学んでいましたが、おそらくそんな特別ではないところだからこそ、伸び伸びと好きなようにやれてこれたんだと思いますが、これからはピアノが勉強になるので、本当に続くのか、親としては心配です

学校の先生には、クラーマー=ビューローをやってますか?と問われ、???の私たち。チェルニーくらいしか知らなかったのですが、当たり前の課題のようで、言われた昨年の夏。先生が変わることでの期待もありつつ、本当に続くかの不安が今はあります

難易度Fに位置する「幻想即興曲」を高い品質で、中学生で弾けるようになっていれば、今の私としては満足ですね

特待枠で音楽中学校に入学できることになりました

音楽中学校の話題が連続して申し訳ないのですが、今日も続編を書きたいと思います。

私の子供は、大手のブランドのヤマハではなく、カワイ音楽教室で週30分のピアノの練習を幼稚園の頃から、普通の習い事として続けてきました。

ところが昨年のことです。

小学校6年生のタイミングで音楽を中学校から本格的にやってみたいかも?と子供が言うので、音楽中学校の進学について、私はいくつかの条件を出しました。

・もちろん入試で合格すること
・一般レベルの入学ではなく特待枠で合格すること
・上級のクラスで勉強も頑張ること
・毎年やっているカワイピアノコンクールの中2までのコースで予選を突破すること
・忙しい中でも音楽の演奏機会があれば、積極的に参加すること

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ピアノなんて茨の道です。合格したから、ハイどうぞなんて選んで良い道ではありません。

入試では聴音と視唱があります。これまでソルフェージュに関しては、まったくやってきませんでしたので、ピアノのレッスンは週1時間のダブルレッスンに変え、ソルフェージュ30分、ピアノ30分で、この1年だけソルフェージュ学習をやらせました。

正直、どれも簡単にはできることではないと予想していたので、全部突破するとはおもっていませんでしたが、結果的には想定外に全部突破して、親はまったく否定できない状態です。

ソルフェージュに関して言えば、これまで、聴音も視唱もまったくやっていなかったのによくぞ突破できたという感じです。絶対音感があったからというのが勝負の決め手だったのかもしれませんが、たった1年でここまでできたのは、それまでのレッスンだったり、ソナタレベルの譜面の理解力で当然というものなのでしょうか。

11月の音楽の試験のタイミングでは、個人のピアノの先生の発表会に出演し、かつ先生の歌の伴奏を務めるなど、ただでさえ忙しい中で、別の曲を平行でやりながら、試験をやりとげていました。

勉強に関しては、まったく学習塾には通っていませんでしたが、ピアノの練習の合間に、自分で勉強して、9割の点数はとれていたらしいです。自己採点なので、もしかしたら8割程度だったのかもしれません。

いずれにしても、今回の音楽中学校入試においては、小学生ながらもかなりのがんばりを見せていたということで、親としては私立中学の進学を許可せざるを得ない状況となりました。

うれしい悲鳴です。

親は強制的にピアノせいとか勉強せいとか、言わず、むしろ、本気なら、やらないといけないもんだと言っていたくらいで、後は子供の頑張りでここまでやってきました。両親は二人とも働いているわけで、監視はまったくできていませんでした。

子供には、これから、たくさんのたいへんなことが起きて、なかなかうまくいかないこと、壁がたくさん立ちはだかるとは思いますが、この1年の頑張りを見る限りは、自分の力でどうにか乗り越えられるのではないかと、思わせるくらいの成長に、びっくりしました。

まったく関係ない世界だと思っていた、音楽大学に、このままだと行く可能性が見えてきた、その入り口に子供が立つことになります。

今年見せてくれた、子供の頑張りの様子を見る限り、仮に音楽が仕事にならなかったとしても、自力でどうにかするんじゃないかと、思わせるくらいの状況でしたから、私は、いろいろな不安がすっとびました。

もう後戻りはできませんので、思う存分ピアノを練習して、いけるところまで、言ってくれればよいと考えています。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

音楽中学校の入試 今日は受験日当日ですね お金の心配をしないと(笑

ついにやってきました、中学校受験の朝当日です。

残念ながらこのブログを書いている本人は子供の様子を見れません。。。というのも新幹線の中だからですね。

がんばってこい!

昨日の夜の声かけと、Lineで終わりです。といっても私は付き添いませんが、母親が付き添いますので、メンタル的には大丈夫でしょう。

ちなみに私の高校受験については、だれも付き添いがいなかった気がします。もちろん小学生は必要でしょうね。

さて、なぜかいろんな音楽中学校の受験が2/1というこの日に重なるのは、中学校の受験日が集中しているこの時期だからなんでしょうね。音楽科、普通科とわず、入試の時期になってます。

が、音楽中学校の私立受験に関しては、おもしろいことになっています。2/1以外にも3日程、別の受験日が設けられています。

定員割れするという状況もあるので、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、私にとっての受験は、ぜんぶ一発です。当日調子が悪ければ終わりです。

そう思うとなんと楽なんだろうと思います。

しかし、よくよく考えると音楽科コースなんていうのは、これからもコンクールなどへの参加もばんばん控えるという人達になるわけですから、一回勝負ばかりの世界。まあ、まったく甘くはないでしょうね。

受かっても、受からなくても、やりたいことをやりたいようにやるって言うのはそれなりに苦労というのはあるわけですね。でも、それを苦労とせず、楽しめる状況に変えられるのなら、それは、天職になる可能性を秘めていますよね。

今日は、そんな人生の越えなければいけない壁の、最初。ひとつめの壁です。超えたって超えなくたって、人生はつながっていることに気づいてもらえれば、私的にはいいのですが、子供はどんな結果になるのか楽しみでもあります。

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さて、わすれちゃいけないのは、合格の後です。親たちにとってはこれが一番の気になるところです。

どのくらいの額を入金しないといけないの!? あ、それです、入学金ですよね。一週間以内に振り込めというのは、今も昔も変わらない・・・

あー、そこが実は一番気になっちゃうのは、私が親だからでしょうか。

そんなことは、まぁおいといて。

受験生の皆さん、今日を乗り越えてください。結果は、どうなろうと人生は続いていくものです。受験が思うようにいかなくても、勝負はこれからも続くものですから、受かったって、受からなくたって同じです。あくまでも「今日の結果」でしかないです。

昨日までの自分にお疲れ様の気分で、今日を楽しんできてください。