ピアノは生涯を通じて演奏し続けることに価値があるものである

ピアニストの演奏は、不変じゃない

若いころは、若い人らしい、そして野心あふれるような

元気な演奏が多い気がする

それが歳をとると

まろみのあるやさしい演奏に変わったりする

それが上達によるものというよりは、人生の経験を重ね生きるということ

無理はするものではなく、続けられるレベルで奏でるもの

そういったものを理解した、あるいは、妥協した、限界を知った

演奏をすることの意味を理解した

モノの演奏になる、と私は感じる

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受験に伴いピアノを辞める、一時的なコンクールの結果に一喜一憂して、辞める、ビジネスにならないからとピアノを辞める

いろいろ現実では続けることは難しいかもしれないけれど

続けた先にでしか見えないものがあるということに、生きていればみな気づく

それが人生である

アイドルやロック、歌謡曲、J-POP、どれも若い人達のために存在する音楽であっても、歌い手が歳を経れば、その歳を重ねただけのエネルギーが伝わってくると私は感じる

辞めてしまうことで、それが失われることは、とてももったいない

一度始めたことは、生涯続けることにも、嫌で続けることにも、意味があるが

そこに価値を生み出せるかは、人間自身に問われているのだろう

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