この本を昨日買いました。まだ、全部読んでいませんが、すごくいい気づきを与えてくれる文章がありました。
好きなことは、自分軸、得意なことは、他人軸
これです。
私は最初何を言っているの!?と思っていたのですが、文章を読み進め、戻るなかで、やっと理解できました。
多くの社会人は、他人の評価によって出世が決まります。自分の評価ではありません。
そして、だからこそです。
だからこそ、幸せになれないんでしょう。
たまたま、自分軸と他人軸がマッチしていたら、気分がいいかもしれません。
でも、ずっとではないんでしょう。
上司が出世の為に用意してくれた、案件、プロジェクト、ポジションが、貴方にとって、良いものかは、実際わかりません。
他人軸でよいものであっても、自分軸にしたら、良いものかは当人しかわからないのです。
そのギャップが、他人の中で埋もれる原因なのかもしれません。
おそらく多くのピアニスト候補者も、同じような環境にいるのではないかと思うのです。
・母親が、先生が喜んでくれるから、ピアノを頑張る(他人軸)
・自分の好きな曲は弾けないけど、コンクールで賞を取るためにクラシック(他人軸)
・あの曲いいな、弾いてみよう(自分軸)
・先生に頼まれたから伴奏をやる(他人軸)
・おもしろそうだからピアノやる(自分軸)
・好きなアニメの曲だからいろんなアレンジで弾こう(自分軸)
・○○ちゃんは、××くんはピアノ上手ね。うちの子は全然やらないの(他人軸)
自分軸と他人軸どちらが、前向きな話なのか、客観的に見れば一目瞭然です。
でも、
・ピアノの先生は給料が少ないから、他の仕事をする
・親がピアノは趣味にしなさいっていうから諦める
・ネットで10歳からピアノを始めても遅すぎるって言われた
と他人軸に左右されている人は多いはずです。でも、本当にそれが、前向きなのか?
人は、心の生き物です。そのことを忘れていけないと私は常々感じます。