ピアノ調律のこぼれ話(1)

ずぶの素人の始めての調律師選びということで、いくつかブログの記事にしてみましたが、まだまだ、調律師の方と、踏み込んだ話をしていたので、記録しておきます!

調律師業は厳しくなっている!?

いきなり聞きづらい質問ではりますが、ずばり聞いてしまったので、記録しておきます。

この点に関して言うと、ある程度の技術とコミュニケーション力を持っていれば、まだまだサラリーマンよりも希望があるとのことです。1回当たり1万5千円から2万円で、一日2時間。頑張って1日8件はまわれるという時代もあったそうです。

1日8件もまわると月収200万円にもなるとのことです。

どうです?やってみたくなりました?

ただし、丁寧な作業はどうしても厳しくなりますから、何年もその状態がキープするというのは難しそうです。

電子ピアノがどれだけ普及しようが、ピアノが上手くなれば生ピアノになるので、信頼できる調律師には固定客がついていきますから、月200万円とはいわないまでも、かなりの収入が見込める仕事であるようです。

ただ、コミュニケーション能力(営業能力)に乏しいと厳しいのはまちがいないでしょう。

調律は誰でもできる!?

これはYESのようです。先日見てもらった調律師の方は、10歳からお姉ちゃんのピアノの調律師さんの作業の前に、調律をやって覚えたと語っていました。

ピアノの練習ではなく、ピアノの調律の勉強を10歳からやるっていうのは、とてつもなくおどろきましたが、そういう子供がいるように、チューニングハンマーさえ手に入れれば、個人でもやれないものではないようです。

また、日本のように調律師があふれているというのは、この国だけらしく、他の国の音楽大学にいくような方であれば、自分で調律するということも必要とのことでした。

私もギターのチューニングの経験がありますから、だいたいのイメージはついていて、素人でもある程度はピアノの調律はできるとは思いますが、きれいな音を出すとなると、かなりの時間をかけてもなかなかな気もします。

ただ、10歳から調律をしていたら、それはそれはすごくなりそうですよね!

温度、湿度、空調を気にすべきか!?

よく聞くのはホールのステージなどは、照明の熱で音が狂うとか、暖房で音が狂うとかですが、自宅でもどうなのかを聞いてみました。

回答は、

気にしないこと

だそうです。よっぽどでないかぎり、それほど家庭で違いはないそうです。

ピアノはどのくらい使えるのか!?

ピアノは15年で使用できなくなる派と、いやいやバイオリンのようにいつまでも持つという方がいますから、今回の調律師さんがどのくらいと考えているかを聞いて見ました。

ずばり、最低で見積もっても80年以上とのことです。どうやら80年くらい経ったピアノの整備をしたことがあったようで、かなりもつようでした。

中古ショップでも、かなりもつといっていましたし、新品の扱いがあるショップ以外は、どうやら長くもつと回答している気がします。

ピアノを売る必要のない調律師、新品も中古も扱うショップは、新品でも、中古でもどっちでも商売の種になりますが、新品しか扱わないショップは、10年でも壊れてしまった方がいいわけですから、15年で使用できないと言いたいような気がします。

最近の新品ピアノについては品質が悪いと聞いたが本当か!?

これは即答YES。代替素材を使いまくっていて、壊れるのが早いということです。

新品は全然よくないと言っていました。

私の印象では、現在の状況で本物のピアノを作ろうとすると、何百万もしてしまうので、一般庶民は手を出せない価格帯になってしまうので、苦肉の策として、100万円の粗悪品を作っているような印象です。あくまで、素人印象ですが。

結局のところ良い新品のピアノを買おうとすると、最低でも200万円以上は出さないとまともな新品は手に入らないような印象があります。さもなければ、中古がましという感じのイメージです。

私も実際に新品の音を聞きましたが、中古よりも悪い印象を持っています。それもあって中古を購入しています。

ただ、もしかしたら、調律師ががんばると新品の80万円クラスも良い音がなるかもしれません。

調律の作業時間の目安は!?

今回の調律師さんの場合は、2時間~3時間ということでした。

購入店のダメダメだった調律師さんは実際に1時間で引き上げていました。

相当なスピード感で作業される調律師さんであれば、1時間で調律も可能かと思いますが、普通の速さなのであれば、2~3時間かかるような作業だと、実際に私も見て感じました。

今回調律師さんから聞けたお話は以上です。また、調律を頼む時になにかあったら情報をアップデートします。

それでは、続編をしばしお待ちください。

 

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