人間の集中力は30分ぐらいで切れてしまう。というのは、受験勉強をしたことのある私自身の体験からです。
もちろん、調子がいいときは、90分くらい集中して物事に取り組めます。でも、ピアノの練習のような創作ではない単純作業、例えば、チェルニーなどの練習曲をひたすら繰り返さなければいけないときは、30分も練習したら飽きてしまうものです。。
「そんなときどうしたらいいのか?」をうちの子供の様子、私の経験を踏まえ今回は書いてみようと思います。
- 他の曲を平行して練習する
- 弾きたい曲で遊ぶ
- 休憩する(寝る)
- 他の人のピアノ演奏を聴く
他の曲を平行して練習する
当たり前の答え、第一弾は、やめてほかの曲をやるです。
飽きてしまったら、もう続けられません。人というのはそういうものです。無理して続けたとしても、そうなると嫌悪感がでてきてしまいます。
嫌悪感がある中であえて練習する、無理をあえてする練習をしたいならそれもいいかもしれませんが、人は心の生き物ですから、いやとなったらほかのことをやるしかないわけです。
弾きたい曲で遊ぶ
これは嫌悪感を取り除くためのストレッチ体操です。
心はピアノを演奏することが嫌になったわけではなく、ピアノの練習曲をやることが嫌になったわけです。
だったら、気が向くまで、ストレッチ運動をして、心をもみほぐしましょう。
大好きな曲を弾いていたら、自然と心が回復するものです。
休憩する(寝る)
もう集中力切れた、ピアノ弾く気もなくなった。そんな時は、ピアノから離れるしかありません。
それでも、練習させるゾ!というスパルタ式のピアノ練習が昭和や中国ではあるわけですが、それでは、手が動いても、芸術には程遠いものになってしまうと感じます。
機械ができることは、機械がやればいい。人間がやるべきことを、人間がやるべきという発想で、考えると、心が練習するぞ!という気合が入るまでは、やはり、ある程度休憩してしまっていいと思います。
休憩をすることで、休んでいる自分にもいずれ嫌悪感が襲い掛かります。
すると、練習に戻れます。
他の人のピアノ演奏を聴く
他の人のピアノ演奏は、勉強になるだけではなく、メラメラと闘争心を掻き立てます。
自分も負けないように弾けるようになるぞ!、練習するぞ!という気持ちが、人の演奏を聴いているうちに燃え上がります。
もちろん、私なんて無理。。っていう気持ちになる可能性もありますが、もしそうなら、休憩です。
結び
何度も書きますが、人間という生き物は、心が中心にあり、そこから命令が出て、すべてのことを行っています。
ピアノの練習が続くか、続かないかも結局は、心の在り方次第のところがあります。
もう無理だと思ったら、無理の中で練習する修行にしてしまう前に、心を落ち着けるための、休憩や、場合によっては、集中するためのアロマテラピーなど、別の手段で、心を落ち着け、再開するのが、一番効率的に感じます。
ピアノ練習が、うまく続くことを、祈っております。