ピアノの才能を気にしている人にどうしても伝えたいこと

ピアノの才能を気にして、このサイトに訪問される方がとても多いため、その人たちにどうしても伝えておきたい、才能に関するメッセージがありますので、お読みいただければと思い、このページをご用意しました。

伝えたいこと

ピアノの才能があっても練習をしなければ上手くはならない

「ピアノの才能があれば、練習なんてあまりしなくてもいいのに?」

そんな思いをお持ちだったりしますか?

そんなことは決してありません。

ピアノの才能があっても、練習をしなければ、ピアノは絶対上達しません

ピアノを演奏することが大好きで、ピアノを仕事にしたい人たちはたくさんいて、ピアノの才能を伸ばすべく、毎日のようにライバルは練習しています。

ライバルは今日も練習しているのです。

ピアノの才能があり、毎日欠かさず練習を続ける強い意志がある人のほんの一握りだけが、輝くのがピアニストの世界です。

一時的に、コンクールでトップになったとしても、やめてしまえばただの人になってしまいます。

ピアノが上手いだけでは仕事にならない

コンクールでトップになって仕事があるかと言えば、ショパンコンクールなどの国際コンクールでは、そういう一面はあるでしょう

しかし、日本国内のコンクールでトップになったとしても、仕事になるのは、最初の1年間だけ、そこから先は、本当の実力が問われることになります。

そういう話をよく聴いています。

「コンクールで1位になったと聞いたので、聴きに来たけれど、たいしたことないな。」

売れる演奏ができなければ、そのような評価がお客さんからこぼれます。

また、次の年には新しい人がトップが生まれることになります。結局、上手いだけでは、人は聴いてはくれないのです。

伝えたい思いを、演奏に載せて、人々に何らかの価値を与えることができなければ、仕事にはなりません

ピアニストはピアニストになってからも練習を続けなければならない

ピアニストで、練習をしない人はいません。毎日のように練習を続けることになります。

練習が嫌な人は、ピアニストにもなることができませんが、才能があり嫌々練習をやり続けてピアニストになった人も、結局は続きません

仕事と言うのは、心のどこかにやりたいという思いが無ければ、継続できません。喜びが無ければできません。

練習が嫌だな、今日はピアノ弾きたくないな、という思いがある場合は、才能以前に、その心が問題になりえます。

たまたま、ひどく疲れて体が動かず今日は寝てたい。

そのようなものであれば、問題はありませんが、あまり疲れてもいないのに、もう嫌だという思いが生まれたとしたら、それは疑問を持つべきです。

ピアノへの強い思いがなければ続けられない

同じ演奏をしていたら、人は飽きます。

手を抜いたら、手を抜いたことに、人は気づきます。

常に向上する意思がなければ、ピアノの演奏を評価されることはありません。

どんなに才能があろうが、意志がない人は、人に見抜かれます

本当はピアノが嫌いなのに、「ピアノの才能があって、たまたま人より上手だったので続けた。

というような人は、本当に地獄です。

自分が本当にやりたいことを見つけたとき、それに気づくことになるでしょう。

才能があっても幸せとは限りません

ピアノに限らず才能がある人、一流の教育を受けた人というのを私は見てきました。

才能があっても何かトラブルがあり、それをうまくいかせない人もいるし、収入が多くても、仕事が忙しくてプライベートの時間が取れないという人もたくさんいます。

幸せの形は人それぞれであり、たまには無理をしてもいいですが、継続できないことは、やはり継続不可能なのです

ピアノの才能があり、練習を続ける環境があり、またそれを続ける強い意志があり、それをやることが心地よいレベルの刺激で、心からやれることであれば、それはやるべきことです。

しかし、不快な思いがあったり、ネガティブな嫌な思いがあるのに続けていたら、才能があっても、それでは自分の心が幸せにはなれません。

悩む時間よりも、好きで練習をすることが、何よりも大切なことだと常々感じます。

今日の練習で取り組むべきテーマはなんですか?

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