アユの塩焼きと言えば、炭火焼
炭を中心に置き、熱と風をよける為に、ドラム缶だったり、鉄製の容器だったりで囲い、串に刺した鮎を、じっくりと焼くのが、王道ですが、自宅でこれをやれるのは、田舎でゆとりのある家庭とか、庭が家庭くらいかなと思います。ものすごく憧れます。ですが、都内のマンションでは、炭を自宅を扱うのは無理。ということで・・・・
一般家庭が塩焼を作るときは、グリル
一般家庭で塩焼を作るときはグリルだと思いますが、ガスは水を含むのでなかなか乾燥しない、長時間のガス焼きになるので、時間がかかる。上手に焼くには工夫が必要となります。
そこで、塩焼きを、ふつうに作るのは諦めて、今回は!
ホットプレートで鮎の塩焼きに、チャレンジ
ホットプレートを使った鮎の塩焼きにチャレンジしてみました。
材料
- 生鮎
- 塩
道具
- ホットプレート
- 塩
近くのスーパーで鮎を仕入れる
夏の時期になると、お寿司のパックや、柵で魚を売ってくれる鮮魚店にいくと、鮎は置かれています。やはり、鮎は人気の食材なので、意外と近くで手に入ります。近くの鮮魚店に行くと、氷の上に敷き詰められた鮎がたくさん売られていました。お値段は1匹198円。なかなかの高級魚ですよね。サンマよりも高い感じですね。アユの塩焼きをお店で買うと700円します。食材コストは1/3におさえよ、という飲食業界の掟にしたがうと、妥当なところでしょうね。
下準備はどうする!?
今回は鮎が材料です。海の魚、フィッシュイーターのような魚ではないので、鮎はあまり匂いません。通常、海の魚は、ハラワタが臭いので、ハラワタを抜いて、さばいてから料理をしますが、簗の近くのお店のとれたてあゆは、すぐに調理をしてますから、下準備は、串に刺すことくらいかと思います。
今回の自宅鮎の塩焼きでも、何も下準備は不要という考えのもと、自宅にあった、串をテキトウに刺して、塩を振ってみました。鮎を直接触りたくなかったので、ビニール袋に入ったままの鮎に対して、串を指したら、写真のような感じになりました(笑)
あら塩をいって、水分を抜き、さらさらの状態の塩を使いたいところですが、さらさらの雪塩がなかなか使わず大量にあるので、今回は、贅沢に、雪塩をどばっと振りかけました。そもそも雪塩は、見た目のわりに、塩そのものの量はすくないので、ドバっとかけてますが、このくらいでちょうど良いです。
ホットプレートで130℃で焼く
炭火焼の際、炭近くの温度は何百度にもなっているそうですが、遠火で塩焼はやるものなので、130℃~150℃という温度ということでした。そのため、今回使うホットプレートの温度は、130℃設定で鮎を焼くことにしました。
背中から焼くか、お腹から焼くか、迷ったのですが、今回はお腹から焼いてみることにしました。
ホットプレート焼いた、鮎の塩焼きの完成
130℃で、1時間以上、ゆっくり焼いてみました。
結論から言うと、腹を下に焼くというのは、どちらでもよくて、130℃くらいでゆっくりやくのがよさそうな雰囲気でした。
熱を当てた部分から魚の水分が蒸気となり漏れ出すという状態になっていきますので、内臓から焼くと内臓が破裂しやすくなります。
ホットプレートで焼く場合は、炭火焼のようなきれいな状態を再現することは、あきらめて、美味しく焼けることに着眼すると、均一に両面焼ければよく、かつ、皮がホットプレートに引っ付かないようにすれば、大成功というところな気がします。
焼いてみた感想は、鮎というより巨大なししゃもみたいな雰囲気になりました。
ホットプレートで鮎の塩焼きの感想
炭火焼のようなホクホク感は減少していますが、それでも鮎の塩焼きは鮎の塩焼きです。見た目以上に美味しくできました。すでに死んでいた鮮魚とはいえ、臭みもなく、内臓も食べることができ。鮎からでた油で、皮の一部は揚げ焼きのような状態になっていたので、塩焼きとは違いますが、ぱりぱりとした食感になってくれていました。
長時間焼いたので、頭もバリバリ食べることができ、想定外に、ホットプレート焼きはありでした。
次にやるときは、見た目をまったく気にせずに、鮎を複数ひきならべ、塩を適当にふり、鮎から出た油で、程よく両面を揚げ蒸し焼きにする。これが、ホットプレートのアユの塩焼きの極意となりそうです。
名前は、鮎のホットプレート焼きというのがよさそうですね(笑)
次、機会があれば試してみたいと思います。